あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

守られてる…

2007-02-28 23:56:28 | つれづれ
今朝通勤電車の中で、2人の女子高生が瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」という本を読んでいた。そう、今日は忘れずにあの映画の前売券をカバンに入れた…

夜、映画「幸福な食卓」を観た。

突然「父さんをやめる」と言い出した父と、一人暮らしをしながら食事を作りに来る母、エリートの道を降りた兄。それぞれ心に傷を負いながらも生きている家族とともに暮らす中原佐和子。
佐和子の前に現れた青年、大浦勉学は、持ち前の明るさで時に彼女を励まし、そっと後押ししてくれる。2人の距離は次第に縮まっていくが、待ちに待った日に、彼女は彼を失ってしまう。


やさしさが自分を追い込み、また人を追いつめていくことがある。
それでも、そのやさしさを捨て去って生きていくことは出来ない。
そして、ますます自分を追い込んでいく…

僕も子どもの頃から、期待された役割を演じようと無理をしていたように思う。期待に応えようと努力して成長するときもあれば、無理をしすぎて息切れしてしまうときもある。僕の場合は、自分が本当にやりたいことも見えなくなってしまっている… そして、失うことや傷付くことを恐れ、人とのつながりを避けている。

つながらなければそのままだけれど、人は互いにつながっていたいと思うのが自然だし、一人では寂しい。そう、一人では支えもない。

「気付かないところで、いろいろと守られている…」

深く傷付いた佐和子を支えたのは、父や母、兄であった。
彼女は、家族や大浦勉学に支えられていることを感じながら再び立ち上がり、歩き始める。少しずつ、笑顔を取り戻しながら…

僕も今の思いを大事に、明日へ向けて一歩づつ進んでいこうと思う。

空を見上げたら、月がきれいに輝いていた…