楽しむ

遅刻はしてしまったものの、今日は参加したイベントを楽しむことができた。
「参加した」と言っても、何をどうしたというほどのことでもなく、ただ手伝いをしたという程度だろうか。

今回は、過去３回とは違って、受付という作業を担当した。だが、過去３回も出店者さんに備品を貸し出す際の受付をしていたので、相手がお客さんに代わっただけとも言える。
実は僕は、接客やサービス業の方が向いていると以前思ったことがあった。就職の際も、その選択肢はあったものの、お客さんに媚を売るような仕事はしたくないという、今考えればおかしな理由で別の道を歩んできた。まあ、今の仕事も社内的なサービス業であることを考えれば、自分の選択に間違いないというか、それとも、本当にサービス業を選ぶべきだったと後悔するというか・・・

明日も引き続き開催されるが、昨年参加したイベントの後始末…ではなくて、まとめ的なものを作りこむために、このイベントの手伝いはできない。少し肩の力が抜けると、逆に意識が強まっていくような、そんな気付きがあって、嬉しかった。

門番

朝起きて、時計を見ながら暫く考えて、今日参加するイベントに遅刻することが決定したという事実に気付いた。
出発するための最低限の支度を済ませ、先方に連絡を入れ、今は電車の中にいる。車内でできることは限られている。その一つは、降りる駅の階段に近い車両に移ること…
で、貫通路の手前で左右の座席から伸びる２本の足が、僕の行く手を阻もうとしているようだが、何も見ていない門番はそれ以上あしを伸ばすでもなく、僕はその先に進んだ。

振り返って見ても、その間隔は変わっていなかった。

と、もうすぐ下車駅だ。