高級魚

昼間書いた記事が原因で、鯖で生計を立てている方々にご迷惑をお掛けしてしまったのでは・・・と、ずっと気になっていたが、それほどの影響力があるわけでなし。ただ、実際にはそんな甘いことを言っていられないことも世の中にはたくさんある。そう、何かしらの縁でつながっているのだから。

さて、鯖を庇う訳ではないが、正直鯖は好きな魚である。生臭さを取り損ねた味噌煮はだめだが、焼き鯖、しめ鯖、あと何があるか…　さば節は料理じゃないし。まあ、あの油の乗り具合や身のホックリしたところは絶品だと思う。

まあ、ふぐなどの高級魚を食する機会がほとんどないのだが、それはそれで、懐の暖かい人たちに任せるとしよう。

と、ほんのりと桜色が残る、やわらかく酢〆された鯖を、握りでいただきたくなった。

留まる

日曜日から体調が悪い。土曜の晩に食べたしめ鯖のせいだったら、今ごろ地獄へと向かう道中を陽気に楽しんでいることだろうが、いまのところまだこの世に留まっている。

食事も受け付けないほどなので、ベンチでホットレモンを飲んでお腹を少し温める。心も、ほんの少し暖まる。

ざわざわ

木の枝が風に揺れ、葉っぱがざわざわと音を立てている。今日の風も冷たい。

今は、心がざわめくことはない。まあ、映画やテレビに涙したり、仕事がうまくいかないことにイライラしたりはするが、それ以外は、なるべく平穏にと思うようになった。
それよりも、僕の周りには全く風など吹いていない。その場所は、僕自身が選んだ場所なのだから、今はこのままでいい。

暖かくなって、頬を撫でる風に優しさを感じたら、風上に向かってゆっくり歩いて行こう。