朝はひんやりと感じられた空気は、昼になると湿気を帯び、暑さが加わり汗を誘発する。こんな時は木陰に避難するに限るが、誰しも考えは同じで、特等席のベンチは空きがない。
空席待ちならぬ空席探しをしていると、木陰の中で一匹のネコが佇んでいた。ちょうどその場所に木漏れ日が差し、さながら「百獣の王」といった様子だ。
動物園に行くことなどないので、せめて妄想で楽しもう。
空席待ちならぬ空席探しをしていると、木陰の中で一匹のネコが佇んでいた。ちょうどその場所に木漏れ日が差し、さながら「百獣の王」といった様子だ。
動物園に行くことなどないので、せめて妄想で楽しもう。