カフェ

地方を旅するときは別だが、車でないほうが時間を気にすることなくゆっくり楽しむことができる。それに、アルコールも楽しめる…って、「小江戸ビール」を飲んでくればよかった…

で、蔵通りにある「カフェエレバート」という店が気になった。前回来た時にはなかったと思うので、最近できた店なのだろう。雰囲気に誘われて入ってみた。「お２階へどうぞ」と言われ、素直に２階に行くと、通りに面してカウンターがあった。先客の器がまだ残っていたが、一人で４人テーブルを占領するのも申し訳なく、また窓の外を眺めていたかったので、こちらの席を選んだ。
メニューの中におススメとして「さつまいもプリン」なるものがあり、興味をそそられコーヒーとともに注文した。
果たして、出てきたそれは「プリン」とは違うと思ったが、ほんのりした甘さがトッピングされたアイスクリームに合い、おいしかった。
店内の雰囲気も落ち着いていて、思わずうとうとしてしまった…

さて、もう一つやりたかったことは、花を撮ることだった。ならば、神代植物公園にでも行けば簡単なのはわかっていたが、別のところにもあるのでは…と期待して行った。けれどもその考えは甘かった。梅や椿ではダメだったので、しかたがない。

「たまには、喫茶店でゆっくりとした時間を過ごそう」っていう気持ちが目覚めたのは、収穫かな？

通過待ち

東上線に乗ると、今だにニス塗りの床の匂いを思い出す…などと書くと、また年齢が察せられる。まあ、ほんの微かな記憶が増幅されているということで…

親子連れがいたので、席を譲ろうとさりげなく降りて、次の各駅停車に乗ったら、途中駅で２本の列車を通過待ちすると言っている。
乗り慣れていればもう１本待ったところだが、ゆっくり座っていけるからよしとしよう。

木漏れ日

駅へ向かう道すがら、中学校の生け垣から洩れる夕日が気になった。
近づいてみると、光を浴びた葉とそうでない葉とが微妙なコントラストを作っていた。それを見て、うまく切り取れないかとレンズを向けてみたが、なかなか難しい。

夕暮れが少し遅くなったので、暮れていく空を眺めながらゆっくり帰ろう。

ぶらり、

結局、川越まで来てしまった。まあ、電車に乗ってしまえばそれほどでもない…というか、いつもは車で来ていたので、こんなに近いということがちょっとした驚きだ。

連休最後の日を楽しもうと、多くの人たちが集まっている。その笑顔を見ていると、何もしなかった昨日をもったいなく思う。まさに「後悔先に立たず」だ…

さて、少し休んでから、現実に戻ろう…と、その前にもう一つやりたいことがあった。

凧

午後の予定がなくなったが、とりあえず出かけることにした。とはいうものの、行くあてはない…
路線図を見ても、これといって行きたい場所はない。このまま乗り続けていても良かったが、何となく乗り換えてしまった。

糸が切れた凧のように、しばし漂ってみよう。

進む

久しぶりに散歩に出かけた。もうずいぶんとサボってしまっていたが、歩くと気持ちがいい。ただ、正月の不摂生はすぐには解消できない…

途中、線路を渡ろうとしてふと立ち止まってみた。先の方でなだらかに曲がっていく線路を見ていたら、今年の自分はどこに行くのだろうか…と、考えてしまった。
とりあえず、このままの道を進んで行こう。でもその先にある分岐点ではどうするか…　その答えは年末に用意してあった。

さあ、また歩き出そう。