ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

思い出のブイヤベース

2006-11-19 | 日々のこと。


ようやく、サフランの花が咲きました。
これは、土に埋めずにガラスのお皿にのっけておいたもの。
お日さまの光があれば、水も、肥料も、土さえなくても咲くのです。

プランターに植えたほうは、やはりナメクジのせいか、なかなか咲いてくれません(手をかけた方が咲いてくれないなんて、なんだかフクザツ・・・)
このあと、すぐにめしべを摘みました。
来月は結婚記念日もあることだし、ブイヤベースでもつくれたらいいな、と楽しみにしているのですが・・・。
こんなんで、足りるのかいな~

ブイヤベースは、結婚式を挙げるためふたりでハワイに行ったとき、最初の夜に食べた思い出の料理なんです
なかなかの珍道中(?)で、ハワイで式だけ挙げてその後タヒチへ、というスケジュールだったのですが、今思い出すとスリル満点でしたね~
普通、結婚式&新婚旅行で、こんなめんどくさい予定を立てませんからね。
日本語の全く通じないところで(まず日本人がいないし、おまけにタヒチってフランス語なんですよ~)、この程度の会話力で(おとーさんは全くダメ)、よくぞ、無事行って帰ってこれたというか・・・。

まあ、そんな思い出のつまった料理を、がんばってこしらえてみようかな、と思っているわけです。
できるかどうかは、今後のサフランしだい。
がんばれ、サフラン!
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『チャーリーとチョコレート工場』

2006-11-15 | 観ること。



週末に『ナルニア国物語』のDVDを借りてきたおとーさんが、この『チャーリーとチョコレート工場』も一緒に借りてくれました(DVDが全品半額だったらしい)。
長女も私もジョニー・デップ、大好きですからね~ と言っても、このジョニデはちょっとビミョーかもしれませんが・・・。

ストーリーは原作『チョコレート工場の秘密』(ロアルド・ダール作)にほとんど忠実でした。
実はこの原作、読みかけのまま図書館の返却日が来て返してしまったことがあって、私が覚えているのはチャーリーのおじいちゃんとおばあちゃんたちが、貧しくて一つのベッドに4人で寝てたことだけ
ちょうど前日に図書館で子どもがこの本を借りていたので、DVDを観たあと早速読んでみました。

今から40年ほど前に、ダールがこんな夢のような工場を考え出していたことにまずびっくりし、それをまた忠実に再現した映画にも感心してしまいました(原作を読むまでは、かなり現代風にアレンジしてあるのかな、と思っていたのです)。
映画のほうが、よりブラック&シニカルのように感じましたが。
チャーリー以外の4人の子どもの個性が強烈すぎて(親も)、私なんか「この子どもたちって、CGと違う?」と言い続け顰蹙を買ったくらい(ガムを噛んでる顔がどうしてもCGに見えた)

見終わったあとの感想は、なんだかTDLで遊んできたあとみたい
観ているときは楽しかったけど、ちょっと疲れてしまいました。
それに、見終わったあとで「チョコレート食べたい」という気分にはなれなかったです・・・。どっちかというと、お腹いっぱい。
『ショコラ』のときは、すご~く食べたくなったのに(まあ、内容が違いますけどね。ジョニー・デップも)。

それと、ウンパ・ルンパの顔が焼きついてしまって、当分忘れそうにないかも・・・
アクの強い映画だったので、好き嫌いが分かれるかもしれません。

原作の方はとてもおもしろいです。原作を読んでから観ていたら、どう感じていたでしょうね。
ダールは他に、『魔女がいっぱい』や『マチルダはちいさな大天才』など、子どもが楽しめそうなおもしろい作品がたくさんあります。
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『ナルニア国物語 ライオンと魔女』

2006-11-13 | 観ること。



週末はお天気がわるく(北風がびゅーびゅーと吹き荒れました)、家族でDVDでも見ようか、ということになりました。そういえば最近全く見ていなかったので、見たいDVDがたくさん!
そんな中、めずらしくおとーさんが「ナルニア見たい」と言って借りてきてくれました(ハリ・ポタ見て途中で寝てしまった人なんですが・・・)。

お昼ごはんを食べたあと、家族4人こたつに入り(ちょっと窮屈でしたが)、窓のブラインドをおろし、ポテトチップスを用意して(おとーさんは昼間っからビール)、始まり、始まり~


『ナルニア国物語』は、『指輪物語』や『ゲド戦記』に比べたらなんとなく子ども向き・・・と思っていたので、空爆のシーンから始まってドキリとしました。戦争という現実を生きている子どもたち。お父さんはいなくて、空爆に怯える日々。とうとうお母さんとも離れて子どもたち4人は疎開地へと向かいます。
そう、そしてそこで物語は始まるのです・・・。

原作は以前2巻の途中までしか読んでいなくて、それでなんとなく映画を見るのをためらっていたのでした。私だけでなく長女も2巻まで、次女は時代順(?)という変則的な読み方をしていましたが、これも読みかけのまま(らしい)。つまり、我が家では誰一人としてナルニアを読破していないのです
そういう事情もあって、映画化されたときもハリ・ポタやゲドのように盛り上がることはありませんでした(ゲドで盛り上がったのは私だけ。だから見終わって盛り下がったのも私だけ)。

しかし。
映画が始まると、みんな食い入るように画面を見入っています。
途中寝てしまわないか心配してたおとーさんもおとなしく(質問もせず)、ビーバーやオオカミを見て「あれ、本物?」と聞いただけ。私がポテトチップスをバリバリと食べたら、子どもに睨まれてしまいました

子供向け、なんかではありませんでした。
と言うか、洋服ダンスを抜け出たときから魔法にかかったみたいに、大人も子どもに戻ってしまって、自分がピーターやルーシーになってナルニアで戦ってる、そんな気持ちになってしまうのです。

とにかくルーシーがかわいくて、おまけに表情とかちょっとしたしぐさがすごくうまい。子どもたち4人とも、原作の雰囲気がとてもよく出てたように思います。
私はどちらかと言うと、動物がしゃべったりすることに違和感を感じるほうなのですが(だから動物映画はほとんど見ない)、ナルニアではわりとすんなり受け入れることができました。キツネの声は素敵だったし、ビーバー夫妻は微笑ましく、なによりアスランが威風堂々としていました
白い魔女との戦いのシーンは、『ロード・オブ・ザ・リング』を思い出し(オークみたいな悪者が出てくるので)、雰囲気は似てるけど迫力の点ではやはり今ひとつ、というところ。でも、この場合子どもであるピーターやエドマンドも戦うわけだし(ピーターが先頭に立ったら危ないよ~)、そのほうがよかったんだと思います。

それにしても、イギリスって4人きょうだいが多いのでしょうか。ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』の4人きょうだいと、性格なんかもついかぶってしまいますね。S.クーパーの『闇との戦い』は3人だったけど、きょうだいで協力し合って困難に立ち向かう、というお話が多いような気がします。

小さな子どもでもわかりやすい物語で、大人から子どもまで充分楽しめる映画でした。
続きを見るためにも、原作をなんとか読破したいものです
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心のサプリメント

2006-11-11 | 日々のこと。
最近疲れ気味で、週末がきたらやれやれです。
金曜日は夕方に寝込んでしまいました
薬を飲むほどでもなくて、夜は9時半ごろベッドに入ったものの、さすがに寝るには早いなあと、ずっと読みかけのまま置いてた須賀敦子さんのエッセイ『ミラノ 霧の風景』に手をのばしました。

以前読んだときは、あまり馴染みのないイタリア人の作家の作品のこととか、どうも読みづらくて、『ヴェネツィアの宿』ほどおもしろいと思えなかったのですが、今回は文章がすーっと心に沁み入ってきました。
須賀さんが初めてイタリアへ渡ったとき知り合ったイタリア女性のエピソードで、そんなふうには見えなかったのに実は波乱万丈の人生を送っていた、というその女性の半生に惹きこまれて読んでいたのです。

その章を読み終え本を閉じると、・・・あれ?
さっきまで感じていた胸の重苦しさがない・・・?

我ながらげんきんなもので、心がしんどいと思っていたら身体もしんどくなるし、心が何かに夢中になるとしんどさもどこかに吹っ飛んでしまうようですね
本は私にとっては心を元気にしてくれるサプリメントのような存在です。

まだ若かったころ、何かにつまづいたり、悩んだりしたとき、もちろん友達に話を聞いてもらったりもしたけれど、結局自分で自分の心を決着させるためにはずいぶん本に助けてもらっていました。
それが人によっては音楽であったり、絵画であったり、映画であったりすると思うのですが、私の場合は本でした。
必ずしも答えが出るというわけではないのですが、本の世界に浸ることで気が紛れたり、違うことに興味がいって悩みをいっとき忘れられたり、あるいは思わぬところで胸を衝かれる文章に出会ったり。
慰めも、励ましも、自分のちっぽけさも、世界の広さも、ほとんど本から得たように思います。

それは結婚した今でも変わらなくて、子どもたちが大好きなハリー・ポッターとの出会いも、実は私がイライラしているときにストレス解消のため本屋で衝動買いしたのがきっかけだったのです


今、子どもたちのいじめによる自殺が大きな問題となっていますが、この子どもたちにはそんな心の逃げ場がなかったんだろうか、と思うとやりきれなくなります。
それとも、逃げ場も見失うほど追い詰められていたのでしょうか。

高校生くらいのときだったか、落合恵子さんの(レモンたんと言われていたころの、ってみなさんご存知でしょうか)エッセイを読んだことがあります。
その中に、ほんのちょっぴりでも明日への希望があれば人は生きていける、みたいなことが書いてありました(正確には忘れましたが)。
ウィスキーが瓶の底にまだちょっぴり残ってるとか、読みかけの本があるとか、って、そんなふうに書いてあったかなあ・・・。
今でもなんとなく覚えているくらいなので、当時はきっとなるほど!って思ったんでしょうね。

でも、確かに人はそんなささいな幸せで、けっこう生きていけるもんなのですよ。
このドラマの続きを見たい、大好物のチョコレート明日に半分とっておこう、今日の夕飯はお鍋に熱燗、なんてね。それで、よし、もうちょっとがんばろう、って気になりません?
私の場合、朝起きたら焼きたてのトーストに熱いミルクティーが飲める どのジャムつけようかな~ って、それだけで明日の朝の楽しみができるんですから(いや、これはあまりに単純な例ですが・・・)。

一番いいのは好きなコでもできて、明日はあのコに会えるかな、どきどき・・・ なんて楽しみがあることですよね~。
これぞ特効薬!
しかし劇薬につき、中高年になると注意ですよ~
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花、あれこれ

2006-11-07 | 日々のこと。
今年の秋はなんとなく慌ただしくて、なかなか来年の春のことまで考えられませんでした。
暖かい日が続いて伸ばし伸ばしになっていましたが、ようやくアネモネとチューリップの球根と、ヴィオラとパンジーの苗を植えました(ほっ・・・)。
白いシクラメンとゼラニュームしかなくて、地味~だった我が家に少し彩りができたようです。
いつも気がつくと、薄紫、淡いピンク、白の花ばかりになってしまうので、今回は黄色のヴィオラに加えて、黄色と紫のパンジーも植えてみました。
これで来年の春は賑やかになってくれることでしょう。

9月に球根を植えたサフランが、初めて花をつけました(これも薄紫でしたね)。





ほとんど病害虫の心配はないと書いてあるのに、毎朝芽が倒れてて、これは一体どうしたことだろう、と不思議に思っていたら、ナメクジの仕業でした。
夜見ると、まるまる太ったナメクジが4匹!
腹が立つやら、悔しいやら。

花が咲いたらすぐに赤いめいべを摘んで乾燥させると、パエリヤに使えます。
以前、パエリヤをつくろうとスーパーで買ったらけっこう高かったんですよ。
少ししか採れないので、せめてパエリヤが作れるまで、がんばって咲いてね~




これは実家の父からもらったバラです。
挿し木したのをもらったのですが、ずっと元気がなくて、この夏の暑さにやられてしまうかな、とあきらめていたのですが、きれいに咲いてくれました(ちょっとわかりにくのですが、黄色から花びらの先に向けて淡いオレンジ色に変化しています)。
父のところは暑さで全部枯れてしまったそうです。
こんなふうに弱ってダメかも・・・とあきらめかけてた花が咲いてくれると、本当に嬉しくて、愛おしく感じますね

ときどき人間にうんざりすると、こうやって花に癒してもらいます。
私が高校生のとき、どんなに飲んで夜遅く帰ってきても、父は植木に水やりをしてました。
植木はしゃべらへんから、と言ってたけど、父も癒されていたのでしょうね。

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