熊本レポート

文字の裏に事件あり

今こそ、くまモン県行政に謝ろう ! 第1回

2017-08-03 | ブログ

 今こそ、くまモン県行政に謝ろう・・・!
 熊本が先祖代々において守って来た美しい大自然の環境にあることをごめんなさい。
 そんな山々が採石に適していたことをごめんなさい。
 そこを一部の先人が国立公園に加えた(阿蘇・天草)ことをごめんなさい。
 国立公園化して採石が自然公園法で規制されたことをごめんなさい。
 そのために南阿蘇村立野の終掘で1億円の生業補償を執らせた気配りと、7千万円の緑地化整備を随契発注までもさせたつもりが、そこに情実で産廃施設を許可させてしまったことにごめんなさい。
 採石場の跡地整備は自己責任として採石が許可されたにも拘わらず、それを立て替え払い整備で執らせる配慮にごめんなさい。
 住民が懸念する40万立法メートルの貯水池崩壊という防災が、ここで後回しになることをごめんなさい。
 これが県議会経済常任委員会で発表されたのに「初耳」とする野党県議の存在にごめんなさい。
 与えられる森友、加計問題という国政の情報には声高にオウム返ししても、地域社会問題にはからっきし不認識、また取り組む意欲すらなく、地方行政に関わりの薄いそうした野党地方議員を選出してごめんなさい。
 そして少なからず義務は果たせても権利主張には堪える多くの県民でごめんなさい。
 阿蘇山の自然を可能な限り残して欲しいと、見事に形状変更をされた直壁に「環境省の指導通りラス張工して」と阿蘇山の独り言を代弁してごめんなさい。本当に、ごめんなさい・・・。
 園児でもルールに従ってゲームに興じているわけで、公務員が法律や条例とは異なる行政を執行することなど常識上は有り得ないことである。
 だが熊本県行政には、結果的に法律の上に県議会に目配りしながらの配慮、忖度という情実が存在する。それが県議会内部で牽制し合う状況なら「許容範囲」ということもあろうが、色々な経過で県議会2強時代に突入した現在、健全な行政への進路はかなり困難ではなかろうか、と結論し始めた。
 そう想定する背景が、地方公務員法など端っから放り投げている地方公務員の増加。その資質から警視正など国家公務員への昇格などはもちろんないが、それは一部職員の栄転、異動に見られる議会2強の予算権を持っての人事的な介入である。その恩恵に授かった者、それに期待する者は常に議会の2強に配慮しての不当行政にまで尽くすことになるが一方、そうした特定の同僚らの名簿が大方の彼らの脳裏にインプットされている以上、彼ら「肥後モッコス」が肝心な場面では『馬鹿ばかしい』と、入庁以来から持ち続けてきた公僕の放棄がそこには想定される。
 それでは、こうした状況、構造を生んだのは誰かというと、チェック機能の全く働かない野党地方議員の選出もその一例で、その責任が存在するのは我々県民。
 そういう結論から「今こそ、くまモン県行政に謝ろう」に至ったが、先ずは採石場跡地整備に関しての「ごめんなさい」である。