熊本レポート

文字の裏に事件あり

お客様の大切な想いをいちばん遠くで支える日本生命

2019-12-26 | ブログ
かんぽ生命問題は総務省事務次官、そして関連三人の社長を辞任まで追い込んだ。表現は悪いが「人の不幸を脅しに掛けた商い」(故ビックバンク頭取談)、そんな見解も保険会社にはあって、真面目なビジネスが行われているとは限らない。
全ての保険レディが、そうした異常性にあるとは言わないが、例の毒入りカレーの被告が勤めていた会社で、また香港の有力ファンドが三井生命買収で告発した日本生命相互(筒井義信社長・大阪市)にも問題が浮上。


「父がガンで入院したのだが、その父がガン保険料を10年以上も支払って来た状態で、支払い請求から一ヶ月も経つのに日本生命は未だ支払いを出し渋っている」
該当者の息子である彼は、昼休みの役所の中で食事も摂らずに怒りだした。
手続きに不備があったから調査、検討中なのでは、と聞き直すと、
「診断書をもって支払い請求しているので有って、診断は悪性の……。なぜ不可解かと言うと、S 生命は一週間後に入院費用を支払ってくれたのに、何んで日本生命は対応が遅いのか、それに怒っている…」
まァ、別の保険会社の例まで出されると、確かに彼の憤慨しているのも理解される。
ところで保険会社は何によって利益を得ているかというと、それは契約側の市民が常識としている通り、掛け金の運用によって莫大な利益を生ませている。「人の褌で相撲取ってる(飯を喰ってる)」と酷評する者もあるが、確かにその通りだ。その人の褌は、何千万単位ではなく、何百億円単位ごとの運用取引である。
ちなみに日本生命の場合、契約の顧客数は約1170万名で、その運用資金の膨大さが想定される。
中には2つ、3つの商品別に契約している顧客もある。
次は逆の支払い顧客の話になるが、その中の1%で試算しても、これまた膨大な金額。
仮に支払い予定の何百億円について、S 保険会社のように直ぐに支払わず、それを1、2ヶ月遅らせて稼げば、さらに膨大な利益を生むことになる。万札で必至に計算して生活を営んでいる市民には、想定出来ない運用金額のからくりである。
日本生命が、そうした商法にあると決して断定しての話ではないが、成せば成るというのは確か…。



025年の開通を目指して夜も発破の竹中土木 ?

2019-12-14 | ブログ
「そりゃ、最初は地震かと飛び起きたよ。ガラス窓はガタガタ音を立てて揺れるし、それが毎晩」
熊本市西区谷尾崎地域の住民が揃って語った。
「せめて昼間ならともかく、それが工期遅れなのか毎晩、真夜中」
工事案内の挨拶は現場周辺に徹底させたが(熊本市土木部道路整備課)、そこに漏れが生じたのか、その住民らは不満の言葉を止めることなく語った。






熊本西環状線工事現場は、南区砂原町と北区下硯川町とを結ぶ延長12キロメートル。6ヵ所のインターチェンジから出入りを行う自動車専用道路で、都心部へ集中する自動車交通を分散させ、都市活動の活性化を図ろうとするのが目的。
施工代表の株式会社竹中土木(松本和豊九州支店長)に替わって、想定的に弁明すると、
「本州のトンネル工事によりドリルジャンボの掘削機は作業中で、大きな揺れまで経験の熊本市民なら発破の振動くらいは大丈夫と、そう勝手に判断」
というのは、どうだろうか。
「発注側の熊本市側から工期遅れが一番に問題と、厳しく言われており、そこで夜に発破作業となった。働き方改革というか、夜に発破させる作業員は、昼間に休養が必要で、また夜より昼間が安全な岩石の運搬作業となると、どうしても発破は夜となる」



ほぼ70%は事実と想定するが、これとは異なり熊本市側に理由と、いう場合もある。
設計、作業仕様書での発破指示。
「巨大な岩石が多く、その硬度からダイヤモンドドリルには無理があると、そう判断しての発破作業」
そして続けて、
「2025年には時速80キロの熊本西環状線という高規格道路が開通して九州縦貫自動車道、熊本空港が西区住民にも、より近くなる」
だが熊本西環状線には、一部反対住民によるコース変更の経由がある。
果たして、竹中土木の代弁で理解を得られるかどうか…。


自民党熊本県連の圧勝で知事初四選 !

2019-12-13 | ブログ
これは令和2年3月30日の朝刊一面トップ見出しである。勿論、これは予想、仮定の報道だが、仮に現実的な結果が出たとしても、報道各社がこうした見解を字にすることはないと推察、確信しての予想見出し。
政局は一寸先は闇とか、また選挙は蓋を開けて見なければ判らないとかいうが、必要な材料が生板の上に出され、その検証の結果では直ぐ結論が出て来る場合もある。
そうした予想での明けて3月29日の熊本県知事選挙だが、上記の予想は「残された震災復興には蒲島郁夫県政が欠かせない」とか、「幸山政史元熊本市長の行政立案能力、その実行能力は蒲島氏に比べて劣る」とかいうものではなく、前回に続いて今回の知事選挙も「自民党県連VS 幸山」という背景に尽きる。

即ち、自民党県連による表向き(県民向け)の「蒲島県政の継続」には納得させられる理由もあるが、幸山氏の「対蒲島」となると、自治区行政プランがどれ程の違いを見せ、仮にそれが優れていたとしても県民には理解、納得しずらいという点だ。
「前回は知名度不足」
幸山陣営の1人は敗戦理由を語ったが、そうでない事は熊本市選挙区での低かった得票率でも明らか。前回の敗戦分析も終わってないとなると、再挑戦の戦術どころではない。
ところで熊本県知事選挙は「三選」までが常識とされて来た。知事選を前に県出納長が逮捕されたり、自民党支持候補を巡って、記者会見の場で副知事が辞職したり、また自民党本部のどんでん返しで公認候補の切り替えがあったり、自民党県連会長が反旗を翻したことまで熊本県の知事選挙史にはある。偏に「長期政権は権力、利権という弊害」としての「四選阻止」にあったわけだが、良くいえば「チェック機能が働いた」で、悪くいえば「利権争い」であり、それが熊本県知事選の『四選阻止』を後押しした。


それが変わったのは「小選挙区制度」にある。政権与党の権限が一極一強化し、中央も地方も派閥や執行部側に強く反論出来なくなり、権力闘争に意地を通せなくなった事だ。
それが今回の知事選挙。幸山陣営は、「今回が惜敗でもポスト蒲島は幸山以外に存在しない」と、再々挑戦に託す意見もあるが、二度も戦った相手を担ぐくらいなら、「新たな新人を立てる」と推察され、淡い希望には失礼ながら県政の道は限界で断たれると、そう言っても過言ではない。
ところが権力、利権の一極化を生んだ小選挙区制度において、それに立ち向かった政治家が居た。1人は「自民党をぶっ潰す」と叫んで、総理まで駆け上がった小泉純一郎氏で、もう1人は「仕組みを変える」と公約し、官労組も排除しながら自民党候補を打ち破った橋下徹元大阪府知事。何れも国民、府民受けする公約で、それが権力者を替えた。
幸山候補の行政能力に疑問があるとか、また批判するつもりはなく、明日の熊本県のために期待している面もある。しかし、そうした県民の意識を動かすだけのスタンスになく、パワーに欠けると、残念ながら政治生命までも結論とした。
「不満の県民も多い。だけど彼には、それを吸い上げるだけの覇気、意地がない」
今や自民党県連に何ら気がね不要の元国会議員2人の見解だが、それも参考にしての揺るぎない熊本県知事選挙に向けた早出し、予想見出しである…。