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万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

国際社会の”無法者”となった北朝鮮

2009年05月25日 17時13分08秒 | 国際政治
北朝鮮、短距離ミサイルも発射(朝日新聞) - goo ニュース
 北朝鮮は、本日、ついに二回目の核実験に踏み切り、懸念されていた事態が現実となってしましました。この行為は、北朝鮮自らが、国際社会に対して自国が”無法者”であることを宣言したようなものではないかと思うのです。

 曲がりなりにも六カ国協議の北朝鮮を除く参加国は、北朝鮮を”話し合い”の席に着くに足る相手と見なしていました。つまり、理性が働く余地のある国と考えていたのであり、融和政策に対する厳しい非難を受けながらも対話路線を選択したのも、北朝鮮に対する期待があったからです。しかしながら、核実験に加えて短距離ミサイルの発射を行ったとなりますと、これが幻想であったことは否定のしようもありません。北朝鮮は、国際社会のルールを一切守るつもりはないと言っているのですから、まさしく”無法者”となってしまったのです。

 北朝鮮への期待が裏切られたとなりますと、取るべき措置は、より厳しいものとならざるを得ません。かの国の体制崩壊を真剣に考える時期に来ているように思うのです。

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コメント (4)
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