一般常識からしますと、敢えて中国の属国となる道を選ぼうとする韓国の選択は、他の諸国には理解しがたいものです。”何と愚かなこと!”と呆れられがちですが、この理解不能な韓国の行動には、”ナンバー2戦略”が潜んでいるのではないかと推測するのです。昨日の記事で指摘した女性大統領という弱点の他にも、韓国において全般的に属国化に対する抵抗が弱い理由はありそうです。
”ナンバー2戦略”とは、位階秩序が存在する場合、ナンバー1になる実力が備わっていない国が採用する戦略であり、序列においてできる限り上位、すなわち、第2位の座を占めようとする戦略です。歴史の大半を中国の歴代王朝に従属してきた韓国は、ことの他、序列に対して敏感であることは想像に難くありません。清朝時代には、李氏朝鮮は冊封体制の最下位に置かれ、冊封使に対して屈辱的な三跪九叩頭の礼を強いられてきました(最下位の悲運を経験…)。その一方で、日本国による統治時代には、自らを日本人に次ぐ”ナンバー2”と自認し、満州などでは”格下”と見なした満州人や漢人に対して横柄な態度で接していました。”ナンバー2”の地位にあれば、”ナンバー1”に諂ってさえいれば、ナンバー3以下を苛めたり、中間搾取することができるため、”ナンバー2”には、それなりの”甘味”があるのです(言葉は悪いのですが…)。今般、軍事力を増強させた中国は、アジアに華夷秩序を再建する野心を露わにしております。この動きに本能的に反応したのが韓国であり、将来的に位階秩序が構築されるならば、何としても”ナンバー2”を地位を手に入れようと考えたのかもしれません。しかも、中国を頂点とする序列において日本国がナンバー3以下となれば、格上国として永遠に日本国を苛め抜くこともできるのですから。背後に、中国の”ナンバー1戦略”と韓国の”ナンバー2戦略”の思惑の一致があったと仮定すれば、中韓の急速な接近の理由が説明できるように思えるのです。
しかしながら、両国が思い描く位階秩序は、今日の国際体系の基本原則である主権平等や内政不干渉などの諸原則や国際法を踏みにじらない限り、実現することはありません。そして21世紀における華夷秩序の復活は、他の諸国にとりましては過去の悪夢の蘇り以外の何ものでもないのです。自国中心主義に傾斜し、人類の発展と良き未来に対する責任を忘れた中韓は、むしろ、国際社会から置き去りにされるのではないかと思うのです。
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”ナンバー2戦略”とは、位階秩序が存在する場合、ナンバー1になる実力が備わっていない国が採用する戦略であり、序列においてできる限り上位、すなわち、第2位の座を占めようとする戦略です。歴史の大半を中国の歴代王朝に従属してきた韓国は、ことの他、序列に対して敏感であることは想像に難くありません。清朝時代には、李氏朝鮮は冊封体制の最下位に置かれ、冊封使に対して屈辱的な三跪九叩頭の礼を強いられてきました(最下位の悲運を経験…)。その一方で、日本国による統治時代には、自らを日本人に次ぐ”ナンバー2”と自認し、満州などでは”格下”と見なした満州人や漢人に対して横柄な態度で接していました。”ナンバー2”の地位にあれば、”ナンバー1”に諂ってさえいれば、ナンバー3以下を苛めたり、中間搾取することができるため、”ナンバー2”には、それなりの”甘味”があるのです(言葉は悪いのですが…)。今般、軍事力を増強させた中国は、アジアに華夷秩序を再建する野心を露わにしております。この動きに本能的に反応したのが韓国であり、将来的に位階秩序が構築されるならば、何としても”ナンバー2”を地位を手に入れようと考えたのかもしれません。しかも、中国を頂点とする序列において日本国がナンバー3以下となれば、格上国として永遠に日本国を苛め抜くこともできるのですから。背後に、中国の”ナンバー1戦略”と韓国の”ナンバー2戦略”の思惑の一致があったと仮定すれば、中韓の急速な接近の理由が説明できるように思えるのです。
しかしながら、両国が思い描く位階秩序は、今日の国際体系の基本原則である主権平等や内政不干渉などの諸原則や国際法を踏みにじらない限り、実現することはありません。そして21世紀における華夷秩序の復活は、他の諸国にとりましては過去の悪夢の蘇り以外の何ものでもないのです。自国中心主義に傾斜し、人類の発展と良き未来に対する責任を忘れた中韓は、むしろ、国際社会から置き去りにされるのではないかと思うのです。
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