東日本震災で被災された方にも今回の地震はつらいものです。
※以下は、重篤な被災地向けの情報ではありません。
<不安は、心の弱さではありません。>
今の状態に不安を感じるのは「アタリマエ」のことです。
恥ずかしいことではありません。
けれども、それに呑み込まれてはいけませんね。
それよりも、
不安感を別の何かに転じることがとてもだいじ!
<不安なときの心身の症状>
足許がふわふわする
胃が痛む
食欲がない
肩こりがひどい
背中が痛い
寝つきが悪い/眠りが浅い
疲れを感じない
呼吸が浅い
じっとしていられない
音に敏感になる
目がちかちかする
感情が動かない
顔がこわばる
イライラする
怒りっぽくなる
テンションが高い
そわそわする
やる気が出ない
何かしようとしても何をしていいかわからない
集中力がない
などなど。
(個人差があります)
アタマでなんとかねじふせようとするより、
下記の中でできる方法を試してみて下さい。
<ストレス反応軽減のためのシンプルにできること>
まずは、
・テレビやウェブでの報道を見過ぎない
(まずここから行いましょう。目が離せなくなっていたら
それはストレス反応の黄色信号と思ってやめましょう!)
・被災地に対して罪悪感を持たない
(あまりに罪悪感が強いとその思いでより不調が増します)
・心配しすぎない
(先のことは今考えても始まりません。心配とは「予期不安」のことです。
不必要な不安を自ら呼び寄せないこと。)
いずれも、気づいたら「ストップ!」と自分に声かけしましょう。
・いつも通りできることを丁寧に行ってみる
(掃除、買い物、食事、お風呂など日常的に行っていることに
意識を向けてなるべく丁寧に行う)
自分が落ち着いていること。それがほかの人のためにもなるのです。
1.深呼吸
あぐらをかいて、あるいは椅子に深く腰掛けて、仰臥位で。
どれでも楽な方法で良いです。
口から吐く→鼻から吸う
吐く息を先に、吸うときは自然に吸えるだけでいいのです。
吸ったら横隔膜でちょっと止めます。
それから吐くほうがやりやすいのです。
吐く時に口をすぼめて音を立てて出すようにすると
より効果的です。
吐くときに上半身の緊張を緩めて、
下半身に重心を下ろす意識を持つのがポイント。
仰臥位の場合は力を抜いて、体重を床に預ける感じで。
2.セルフマッサージ
手の届くところどこでもOKです。
呼吸を意識しながら
ゆっくりと(ここがポイント)
手をこすり合わせて温めます。
温まってきたら、冷たい部分(足の先など)から
ゆっくり撫でていきます。
大切に、丁寧に、ゆっくり、というのがとても大事です。
動きがゆっくりになると呼吸もゆっくりできます。
そして深くなります。
目が疲れていたら手をかぶせてじわりと温めましょう。
足の裏と甲も手で包んであげるだけで温まり
ほっとします。
胸は感情のエネルギーポイントです。
ゆっくりと時計回りに撫でてあげます。
気持ちが落ち着きます。
他、脇腹に手を当てるのもとても気持ちが良いものです。
3.誰かと「手当て」「さする/撫でる」
誰かお友達やご家族といる場合は
お互いに触れ合うのが一番落ち着きます。
自律神経の安定となります。
「さする」という行為は比較的侵襲度が少なく
暖かさとゆったりした動きで落ち着いてきます。
呼吸が浅くなっている方にもよいです。
・背中
手のひらの力を抜き、背中をゆっくりと大きく
さまざまな円を描くように撫でます。
強すぎず、弱すぎず、色を塗るような感じで。
凝っているなあと感じる箇所へは、じっと動かさない手当てを。
・手と足
手のひらと足の裏を撫でたりさすったり、揉んだりしてみます。
ただ、じっと手を当てているだけでも暖かくなり
眠気やあくびが出てくることもあります。
・背中合わせで座る
床に足を投げ出して背中合わせで座ります。
お互いに体重を掛け合い、ゆらゆら横揺れをしてみます。
(音楽がかけられるならば、歌詞のないゆっくりしたものをかけます)
背中が温まるのは本当にホッとします。
このとき声を出したり、笑ったり、歌を歌うと
背中から相手の声の響きが伝わってきて
これもまた音の波動のマッサージ効果をもたらします。
4.歌う/笑う/泣く
しんどくなってきたときに誰かと(ひとりでも)このような行為ができるのは
とてもいいです。
どれも呼吸を促し、言葉にならないことでも吐き出すことができます。
誰かに自分の気持ちを話せるならば、電話で話すだけでもうんと違います。
吐き出せることが、明らかにストレスを軽減します。
5.ほかいろいろ(インドア編)
・粘土をいじる
・部屋で音楽をかけて軽く動いてみる
・アロマオイルやお香を焚く
・お風呂に塩とアロマオイルを入れゆっくり浸かる
・食事のときに集中して味を確かめる/咀嚼を丁寧に行う
などなど。
できることからちょっとでもやってみよう。
そして少しでも鋭気を養い、
今後、被災地のためにお金をつかったり
できることをほそぼそと(ここ重要と私は思っています)やりましょう。
細く長く。
生き延びながらね。