本当は午前中からここでワークの予定でしたが
天候の経過を見て午後からここに。
前日のレクチャーのとき、
わたしがしている「巡礼ダンス」について
少し話をさせていただきました。
災害になって痛みを持つのは
人だけではなく海も山も傷つきます。
見えない何かの計らいもあるかもしれないけれど
自分が何かできるとしたら
踊りを通してでしかないこと。
大雑把な「自然」という括りではなく
我々の感知し得ない「レイヤー」があることを
巡礼ダンスを通して
わたしは何度も感じてきました。
まずは我々が自然の一部になってみること。
感覚を取り戻すというのはその第一歩でもあります。
そして、それぞれ自由にこの広場で
からだを通してのさまざまなアプローチをしていきました。
ひとりとして同じ動きも同じ気持ちもなく。
大地とハグし、湿った草の匂いを嗅ぎ、
木肌を眺め、てんとう虫を見つけ、
ブランコに乗り、足の下に深い深い根を生やし。
泥のたまりを見つけ、そこを楽しみ。
ボディパーカッションで踊り。
外で踊るということは
その場にあるすべてのものと「交感」するということ。
最後、もう少し上の高台のところから
森すみれさんのボイスと共に
南西に向けて巡礼ダンスを踊りました。
下には神戸の街並みと海があります。
静かな、よき時間でした。
この半年ほど、
じわじわと自分の内外で変化してきたものが
はっきりと自覚できた二日間でした。
人間や人間相手という枠にとどまらず
さらなる層へと深く入っていくことになるのがわかりました。
今回のWSを企画してくださった
一般社団法人アーツコミュニケーションラボの森すみれさん、
スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
次回の神戸でのWSは10/29~30の
「タッチアーツプロジェクト」の予定です。
Thanks !