甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

南三陸フカヒレラーメン

2022年12月18日 10時22分15秒 | 空を見上げて
 2011年の東日本大震災のあと、個人的にはずっと暗い気持ちで過ごした。半年ほど気持ちも変わらず、暗い日々の中で、突然にのん気な番組に出会う。NHKのBSの「こころ旅」という、俳優の火野正平さんが自転車をこいで、手紙の主のこころのふるさとを訪ねる30分の紀行番組だった。2011年の前半にもやっていたそうだが、そんなことを知る余裕のないほど、気持ちにゆとりのない毎日を過ごしていたのかと思う。 初めて . . . 本文を読む

ひとりで行くこと、誰かといること

2022年11月17日 21時05分44秒 | 空を見上げて
 もし私が、ブラックホールを近くで取材する宇宙船に乗っていたとしたら、小さな窓から外を眺めて、なんと広大で、怖ろしくて、すべてを呑み込んでしまう果てしない無の存在がそこにある、だなんて、のん気なコメントをするでしょうか。それよりも、早くそこから離れて、もう少し穏やかな空気感のところに行きたいと思うはずです。 少し運転ミスでもして、呑み込まれる気流の中に入ってしまったら、どうしてそんなミスをしたんだ . . . 本文を読む

カレンダーの季節

2022年11月08日 21時09分26秒 | 空を見上げて
 まだ11月になったばかりですけど、心はもう来年に向かっています。なんて飽きっぽいんだろう。もう今年というのに慣れてしまったんですね。落ち着きないオッサンです。せっかちすぎる気がする。そんなに焦ることはないのに、でも、自分の内部の中でも昨年末のソワソワがもう過ぎ去っているのです。 昨年末、奮発して杉浦非水さんの竹紙カレンダーというのを買いました。普通のカレンダーの3倍くらいの値段で、去年の今ごろ県 . . . 本文を読む

鳳凰のとぶ空の下で

2022年11月07日 08時32分43秒 | 空を見上げて
 大学駅伝がありました。名古屋の熱田神宮から三重の伊勢神宮・内宮までを予選で勝ち上がったチームがたすきをつないで走り続ける競技でした。朝早くからずっと走り続け、お昼過ぎにやっとゴールにたどり着くのです。 考えてみればものすごいことです。名古屋から伊勢までをすべて一人で全速力で走るのは無理だけれども、いくつかの区間に分ければ、とりあえず人の力で走りつなげられるだなんて! 人の力で朝から昼までずっと全 . . . 本文を読む

スーパーマンの空

2022年10月12日 21時02分38秒 | 空を見上げて
(これは大洞山から見た高見山でしょうか。突出していて孤高です!) 月曜日、実家から家に帰ってみたら、なんと「スーパーマン」(1981)をBSでやっていました。最後の方だけ少し見させてもらいました。 レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)がカリフォルニアの断層めがけてミサイルを発射して、目論見通りに断層が大きく動き、大地震が起きました。けれども、スーパーマンの活躍で地震源は抑えつけられ、小さな被害 . . . 本文を読む

ウエヲムフイテアルコオホホホ(上を向いて歩こう)

2022年09月30日 05時43分26秒 | 空を見上げて
 八月十二日、鳥取の皆生温泉近くのブックオフで買った本、「坂本九ものがたり 六・八・九の九」(1986中央公論で単行本、2017ちくま文庫)を今も読み続けています。 たしか、単行本を買って読んだはずですが、もう処分してしまって、手元にありませんでした。それであらためて文庫本で買い直したようなところでした。 内容は、読んだはずだから、知ってるはずなんだけど、こんな手紙形式でいちいち呼びかけながら、時 . . . 本文を読む

この秋のお相撲は終わった!

2022年09月28日 20時46分03秒 | 空を見上げて
 平幕の玉鷲が優勝した。誰も文句がなかったと思う。最高齢で地道に頑張っているし、シンプルにツッパリだけしか持たないというのも、本当に潔いし、変に四つ相撲だなんて、そういう型を持たずにひたむきに攻めていく姿、改めて感心しました。 私に、そういう割り切り方できるでしょうか。 たぶん、いろいろと色気が出て、足技を! 筋力を! うっちゃりのできるバネを! あれこれとないものねだりをするでしょう。 どうして . . . 本文を読む

夕暮れから朝焼け、24時間の中で

2022年09月17日 07時20分56秒 | 空を見上げて
 昨日の夕方、やっと3回目のワクチンをうってもらいました。夜に寝るときは何ともありませんでした。このまま、何ともなく明日を迎えられたら、それはそれでいいけれど、前日にうってた妻の様子を見ると、翌日の夕方から熱が出たり、寝込んでしまったり、自分もそうなるのかもしれない、そういう怖さを抱えていました。 夜中に三度ほどトイレに行って、少しずつ自分の体がおかしくなるのが感じられました。体の末端からシワシワ . . . 本文を読む

2014年の夏の空

2022年09月11日 05時54分21秒 | 空を見上げて
 何となく昔は、ホイホイと写真を載せていました。撮るものがないから、だったら、空でも撮ってみようと、空の変化を追いかけました。 そういえば、昨夜のお月さん、ここ何日かの曇り空を振り払うような晴れた空の月でしたね。前には土星、後ろに木星を従えて、しずしずと空を歩いておられた。何となく水戸黄門主従のようにも見えました。6月に96歳で亡くなられた佐野浅夫さん黄門みたいな感じだったでしょうか。何だかこじつ . . . 本文を読む

諦観と他人任せからの脱却

2022年09月08日 21時10分33秒 | 空を見上げて
 まさか、総理を経験して、戦後最長の記録も打ち立てた方が暗殺されるなんて、私たちは何を考えていたんでしよう。どうしてこんな国になったのでしょう。 平和ボケした日本においては、誰も簡単には暗殺・テロ行為はできないし、そんなことで世の中が変わるなんて思っていないのです。今回の犯人もそういう意図はなく、ただ恨みを晴らしたいだけ、苦しさを訴える手段としての暗殺でした。もしかすると、アベさん以外でも,恨みが . . . 本文を読む

見えない夕焼けをさがして

2022年08月25日 18時43分40秒 | 空を見上げて
 夕方、ほんの一時間ほど雷雨がありました。そんなに近くはなかったけれど、広範囲に雨と雷を鳴らしたようです。ピンポイントではなくて、浅く広く、わりと静かに水を届けてくれたんですね。用水路のような、細い川は水が満たされているようで、キラキラ光っていました。 しばらくしたら雷雲もどこかへ抜けて行って、少しぼんやりとした夕暮れになりました。光はあるのですが、本来の差すような夕陽ではなかった。 たそがれの街 . . . 本文を読む

昭和史、長崎原爆の日に

2022年08月09日 22時07分06秒 | 空を見上げて
 1959年に出た『昭和史』遠山茂樹・今井清一・藤原彰著 岩波新書をやっと読み終えました。四十年ほどかけてやっと読み終えました。もっと早く読むつもりだったんだけど、時間がかかりました。 チビチビ読んでい、読んだそばから内容を忘れます。そんなことなら、読まなくても同じではないの? と思ったりしますが、何かにはなるのだろうと続けて、今に入りました。何か月かかけて読んだんですね。そりゃ、四十年を一気に読 . . . 本文を読む

いのち

2022年07月29日 06時16分42秒 | 空を見上げて
 特撮友だちがいるんですけど、「TAROMAN」のこと、伝えてませんでしたね。見てるかな。一度訊いてみなくちゃ。それで、感想を聞かせてもらいたいです。 先々週の深夜から始まったNHKの岡本太郎式特撮活劇「TAROMAN」は今日で終わりです。全10回でした。大阪の友人は、実際に中之島美術館に出かけて、岡本太郎展を見てきたそうで、TAROMANの撮影スポットもあったということでした。 岡本太郎さんの作 . . . 本文を読む

夏の光、どれだけ生きて来られただろう

2022年07月25日 17時32分37秒 | 空を見上げて
 夕方になりました。少しだけ太陽光線が斜めになりました。でも、外に私は出られていません。 ついさっきまで、書棚から見つけた岡本太郎さんの発言集を読んでいました。 特に、どれというわけではありませんが、TAROさんは言葉においても立ち向かっていました。 有名な「芸術は爆発だ」というのもありますけど、「芸術は破壊だ」ではないのだと改めて思います。 古い概念、古い考え方・発想、そういうものを壊して新しい . . . 本文を読む

なにも目に入らないナツ

2022年06月29日 21時35分34秒 | 空を見上げて
 ただの思いつきかもしれませんし、もっといい写真でもあればいいんですけど、それを探すのもしんどいくらいに猛暑になりました。今も30度くらいはあるのかもしれません。 ゴハンを食べてから、近所の散歩に出かけましたけど、近所の気になるネムの木を見あげることもしませんでした。 花はかなり落ちたけれど、まだ咲いてたはずです。何日か前には、ネムの木って、「こんな匂いがするんだね」なんて、発見した気持ちになって . . . 本文を読む