甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

松阪城跡の夕陽 鯉のぼりの阪内川!

2014年04月18日 22時19分09秒 | 松阪探検メモ

 近ごろ、欲望のままに生きています。というか、相変わらずケチくさいだけなのかもしれません。

 夕飯には、焼酎のお湯割りを飲んでいます。1杯でほろ酔いになり、そのあとコップに4分の1入れて、お湯を同じ量だけ入れて飲むと、すぐにできあがってしまいます。いい気分なので、片付けをしている奥さんを抱きしめたり、ヨタヨタしながらお風呂に入ったりします。風呂から上がると、わりと正気にもどって、日記でも書こうと、パソコンを開くという夜を過ごしています。

 なぜケチくさいかというと、増税前に買ったワインがなくなるのがもったいないからです。いずれなくなるのだし、なくなったらまた買えばいいのです。でも、増税前に買った焼酎を全然飲んでいなかったので、しばらく焼酎で酔っぱらうことにして、これがなくなったら、最後のワインを飲み干して、そしたら仕方なくワインを買うことにします。もっとたくさん買っておけばよかったけれど、あと紙パック1つしかなくて……、そういう状況なので貧乏根性がニョキニョキと出てきますね。
 


  さて、個人のよっぱらい事情は置いといて、松阪城跡です。ここを訪れたのは、10年ぶりくらいです。普段、よく見上げる城跡で、桜や紅葉のシーズンなら、それなりにキレイだと思います。でも、わざわざ行くほどではなくて、それよりは他の町をめぐる方が楽しいと言い訳して、ずっと、この町の中核にある公園には寄りつかないでいました。

 宣長記念館には、去年も行きました。そこまで行っているのに、天守閣跡を見てみようとしなかったのです。確かに、何もなくて、木と石垣と、飯南郡の役場であった建物が歴史資料館になっていて、それらがあるだけです。昔は、お猿さんのオリがあったりしましたが、それは別のところへ移転しました。コンクリートでできた恐竜(よくあるティラノザウルスとプロントザウルスだったかな?)が二十数年前にはありましたが、これは撤去されました。何か意図があって公園整備をしているようです。でも、観光客はあまり来ません。



 公園としては、桜が終われば何も見るものがなくて、ただ四方八方の松阪市が見渡せます。だからどうなんだということがなくて、観光客には魅力がないでしょう。むしろ地元民の方が「ああ、自分たちは、この平野の、人口十数万の町で、毎日を過ごしているのだ。どこか遠くへ行きたいけれど、とにかく自分の生活はここにあるのだから、とにかくここで生きていかなくては……」と思うくらいです。

 特に、生粋の松阪人ではない私は、時折「どうして自分はここに住んでいるのだろう」と思うことがあります。でも、そんなつまらない疑問を抱くよりも、「とにかくここで生きていかなくては」と思うことにしています。将来はどうなるのかわかりませんが、とにかく今はここで生きていく、というだけです。



 どうして松阪城跡に行こうと思ったのか? これが欲望のままということです。昨日はだんだん天気が悪くなりつつありましたが、春の夕陽が城跡を照らす風景が、クルマに乗りながら見えたのです。薄い雲を透かして太陽が傾いていき、その頼りない光がぼんやりと石垣を照らす。木々はその薄日を浴びている、ぼんやりとした春の夕方の風景、それが昨日見えたような気がしました。そして、時間があれば、いつか見てやろうと思ったのです。そして、今日見に行きました。

 そして、まさに昨日のイメージ通りに、城跡をめぐりましたが、お城が三段階になっていて、1段階目の展望、2段階目の展望、最上階の展望と、それぞれに味わいがあって、見える方角が違っていて、角度が変わる度に見えるものが違っていて、松阪市民には、その度に思い出すことがいろいろ変化していくので、市民が自分の生活を見直すにはいいスポットかもしれないと思いました。



 松阪駅の方角は、すき焼きで有名なお店、近鉄・JRの車両が小さく見える。何度か、通った松阪市役所の建物、近ごろ建物も何か変わろうとしているようで、なかなかカラが破れない。図書館の方角、自分の住んでる地域、ぐるりと遠巻きにしている伊勢三山など、クルマから見ているだけではただの日常の風景なのに、いざ町のど真ん中の城跡から見下ろすと、違って見えたのです。そうです。自分の暮らしを、違う角度から見るって、すごく大切だと思いました。





  最後は、阪内川に降りて、川の上を泳ぐはずの鯉のぼりさんたちを見に行きましたが、雨上がりの回復しつつある天気で、風も吹かず、トローンと静かにしていました。残念でしたが、リタイヤした鯉のぼりさんたちだから、ゆっくりしているのもいいのかなあ。


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