初瀬街道 榛原～松阪

　栗の花はもう終わりかけです。先週見に行った菖蒲も、もう終わりみたいな感じです。代わりにあじさいが元気になってきました。ハスがあったら、ハスだって元気でしょう。


初瀬街道　榛原～松阪


　どちらかというと、初瀬街道の方が歩きやすいのではないかと思います。歩いたことはないですけど、こちらは近鉄が沿うように走っているので、だいたいの雰囲気はわかります。クルマでも何回か通ったことはあります。何とか歩けそうな感じです。

　一方、伊勢本街道というのは、ここからさらに山側に入っていくので、私が旅人なら、何だかいやだなと思うと思います。途中で挫折するかもしれない。

　けれども、こちらは神代からの道で、ひょっとして高貴なお方が通ったかもしれない道で、どうしてこんな厳しい方を歩いたんだろう、と今の私なら思いますが、当時の人々は、これも神様にゆかりの道だとこちらを通ったのかもしれません。

　昔の峠は、いろんなところに開けていたんですね。今のように高速道路ができたら、そればっかりという、ワンパターンではない。と考えると、昔の旅はどこへ転がるかわからない、偶発性の高いものだったのかなぁ。