甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

音楽の力 ファンファーレ!

2021年07月06日 04時29分41秒 | スポーツいろいろ

 昨日、ハイボールみたいなの三杯呑んで、それでもフラフラで散歩して、お風呂入って、いつもならブログを書くところが、「もう、このまま寝てしまおう」と確信犯的にサボリました。まあ、酔って書いても変換ミスがいっぱいのフラフラ日記になったことでしょう(というんで、今朝は4時起きです!)。

 昨日、書こうと思ったのは、音楽の力でした。今も少し頭の中では鳴っています。それはロサンジェルス・オリンピックのファンファーレでした。

 ほんの一瞬、お仕事先に着く直前に、FMで聞かせてもらいました。もう何度も聴いた一節で、三分くらいの曲でしょうか。

 ジョン・ウイリアムスさんの曲で、グラミー賞も取ったそうです。1984年の作品でした。そうでしたか、J・ウイリアムスさんは、80年代、スター・ウォーズ、未知との遭遇、インディ・ジョーンズ、スーパーマン、そしてETなど、いろんな映画音楽のテーマ曲を作ってくれた方でした。

 そして、1984年のオリンピックの公式テーマ曲としてファンファーレを作り、それを聞かせてもらったら、簡単に私たちは当時に戻れるだなんて、すごいなあと思ったんです。

 「もう、どうでもいいや」とか、「中止する決断力もないんだろ」とか、「利権ばかりを優先する、自分たちだけで利益取り込み政治なんだから」とか、私の気分としては、文句ばかりが先に立つけれど、始まったら、選手たちはそれぞれ自分の与えられた場所で力を出そうとするでしょう。それが人間というものだし、そしてその中で挫折したり、栄光があったり、いろんなドラマがあるのだと思われます。

 でも、もうボクは、そういう選手たちとかけ離れていて、選手たちに自分を重ねることもできないし、オリンピック周辺のダメさが強すぎて、無関心を装うと思ってました。たぶん、興味も何も起きないのは確かなんですけど、それでも、オリンピックにはドラマはあるのだと思われます。

 マスコミが作りあげるドラマもあるかもしれないけど、画面から感じられる無言のドラマは、言葉の必要のない、貴重な瞬間を与えてくれるんでしょうね。

 そういうことを、思い出させてくれたファンファーレでした。1984年、前にも書いたかもしれないけど、結局オリンピックは何も残りはしないんです。ただ開催年度が記憶に刻まれ、何も印象が残らないまま歴史とお金だけがどんどんつぎ込まれていきます。もうそれは私とは関係のない世界でした。

 それでも、忘れていたけど、確かに何度も何度もJ・ウイリアムスさんのファンファーレを耳にしていました。いい加減に聞く時があり、しみじみと聞く時があり、心を鼓舞されて聞く時があり、もういろんな形で聞いてきました。

 オリンピックと切り離されて、もう私の一つの体験にはなっていました。それを昨日の朝、呼び戻されてしまった。そして、それは1日中、誰にも言えないけど、頭の中で鳴り響いていました。

 youtubeで検索したら、すぐに聞けるんでしょう。でも、それはもう私の音楽ではなくて、ただの動画です。それは鳴り響かないんです。そういう風に私はできているみたい。youtubeで心が連動することって、私はあまりなかったみたい。これから、あるのかどうか、それはわかりませんけど……。

 考えてみれば、1984年は、その前の西側がボイコットしたモスクワオリンピックの次の大会でした。モスクワでは何が行われたのか、全く記憶にありません。1984年も記憶になかったけれど、柔道の山下さんが足をケガしながらも、エジプトのラシュワン選手はその足を攻撃せず、山下さんが金メダルを取った美談がありました。まあ、私でも相手のケガしているところは攻めないと思うけど、自分の生活のためなら、攻めて金メダルを奪う選手だっているはずです。

 マラソンは、関東の街頭テレビ、どこだったかな。大きなデパートだったか、シッョピングセンターで見ていた記憶があります。ああ、瀬古選手が先頭集団から離されていく! という声にならない悲鳴を上げてた気がします。

 ああ、そうなのかと思い、残念だと思い、それもまた人生かと、自分を重ねてみたり、あれこれの思いで見てたはずです。

 他には? ファンファーレ、ラシュワン、瀬古選手くらいしか記憶はありません。

 たくさんのお金を使って、壮大なムダを見せてくれてたわけか。

 今回も、たくさんの犠牲とお金を費やし、オリンピックは行われます。でも、それを支える音楽、それはないですね。1964年には古関裕而さんの音楽がありましたよ。オリンピックマーチが。でも、今回はありません。

 ここでも無策でしたか。ああ、さらに残念な気持ちです。音楽のないオリンピックだったのか……。そんなとこにはお金は使わなかったんですね。それにみんながオリンピックどころではなかったから、音楽も生まれなかったはずです。いろいろ重なる残念さです。

 たぶん、日本にもジョン・ウイリアムスさんみいな人、いるはずなんだけど、それは探さなかったんですね。ああ、ザンネン!




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