甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

「田園」交響曲 1974

2022年05月29日 22時04分06秒 | 中学生までのこと

 先生、ボクの書いた詩みたいなものでした。片付けをしていて、突然袋の中から出てきました。恐ろしいことです。何が入っているんだか、タカラ物(お金になるもの)は絶対にないんですけど、怖いものはたくさんあるようです。

   「田園」交響曲

四階の音楽室で音楽の先生が、
「えーっと、ベートーベンはね……」
なのだそうだ。

まあとりあえず鳴らされた第六番『田園』。
すると、ベートーベンは陽気におどる、おどる、
広くはるかな屋根ばかりの田園の上で。

いくらきれいに洗っても白くならず黒いままの大根と
ひんまがった野菜のとれる田園の上で。
そして、「いなかに着いたときの楽しい気分。
小川のほとりの光景。いなかの人々の楽しいつどい。
雷雨、あらし。あらしのあとの喜びと感謝。」

でも、みんな下向いて、目をつむって、
音と手が握手してリズムを楽しむ。
それにつられて足までも楽しむ。
いつのまにか窓ごしに外を見る。
またいつのまにか、となりの人と話をする。
先生は「しーっ」っておっしゃいました。

ベートーベンはいっこうにそんな小さなことなど気にしない。
自分ひとりで本当の田園を見つめて、
おどり、つぶやき、そして愛す。
田園をいつまでも変わらずに。[1974.12.14 音楽室にて]


 そんな詩みたいなものを書いてたようです。

 恐ろしい、ベートーベンもびっくりです。でもまあ、これも怖いもの見たさで貼り付けておきます。もう今では絶対にこんなことを書きませんよ。田園も嵐のあたりから翌朝にかけては聞きますけど、前半は耳が悪くなったのか、ボリュームをすごく上げなくてはいけなくて、何だかもどかしいからクルマでは飛ばして聞いています。

 落ち着いてフルに聞くとか、ホールの片隅で聞くとか、そんなことかできたらいいけど、まあ、私なんかにゃ無理です。

 でも、せいぜいイメージしてみます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。