お仕事から帰って、イングランドvsアルゼンチンの試合を見ました。
やはりアルゼンチンの選手は気持ちは入っているのに、中身が空回りで、ついついラフプレーみたいな形になっていて、レッドカードで1人少なくなるし、どんなに頑張ってもいい結果がだせない雰囲気でした。イングランドが3勝してCグループの1位になりそうです。まだまだ余力はあるし、使っていないプレーもあるということでした。いろんな引き出しを持っているそうです。
そのあと、日本vsサモアを見ました。コツコツとペナルティキックで点差が開いたと思ったら、すぐにサモアも取り返してくるし、不屈の魂みたいなものを見せていました。
後半の時間が終わり、ロスタイムというのか、プレーが切れたら試合終了という場面でも、最後までトライを自陣から狙う正々堂々とした、一歩も引かない、最後まで自分たちのプレーを続けるというところを見せてもらいました。
その流れの中で、日本チームはもうひとつトライを挙げて、ボーナスポイントもゲットしてAグループの首位になりました。あとはスコットランドを粉砕するだけです。
スコットランドはキックを多用する抜け目のない試合巧者だから、相手のスキをついたり、くたびれさせたり、走り回ったり、とにかく運動量で勝ちぬけてもらいたいと思います。
何しろホームでやっているのだから、日程的にも有利だし、このまま1位で決勝トーナメントに上がったら、準々決勝はフランスになるかもしれない。そうしたら、すごくチャンスで、ベスト4にも入れる可能性が出てきました。
ぜひ13日も見なくてはと思います。
それで、いつも通り試合が終わってから、ノーサイドでお互いをたたえ合う場面を見ていたら、サモアにも知り合いがいるのか、親しそうにハグなんかしていて、
「ああ、やはり、みんなアジアの中にいる人たちなんだ」と、うれしくなりました。
ポリネシアや南洋の国々は、そんなになじみがあるわけではありません。でも、小さな島国から、東アジアの小さな島国に来てくれている人たちもたくさんいて、普段はそんなに意識はしないのだけれど、実はみんな仲間だし、近い国だし、ほんの少しで心が通じ合うものがあるんだと思いました。
それはやはり、私はガコシマ系の縄文人風だからかな。いや、そうでなくても、お互いをたたえ合うなんて、なかなかできない場面でした。
その点、野球やサッカーは違います。すごく勝利にこだわるし、相手へのリスペクトは表明してはいけないスポーツみたいになっている。そこがアメリカ的というのかな。勝者だけが栄誉があって、敗者は屈辱まみれになる、みたいなところがあります。
アルゼンチンは、相手へのリスペクトが足らなくて、自分を失ってしまった。
私も、相手へのリスペクトを普通に表明できるオッサンになりたいです。これは今からでも実践できる生きるすべかもしれないな。
阪神も大逆転という話だけど、また、いつものバカ騒ぎしていないだろうか。それが心配です。もっと真摯に相手に向き合わなくちゃ!