昨日から、朝起きたら、家の木のてっぺんを切ろうと決めていました。
貴重な木かげを作ってくれる木なのに、てっぺんだけ新しい枝がいくつも出ていました。
うちで一番大きな木のウラジロガシ、その次に大きいウメの木、ローリエなどを切る強い覚悟で庭に出ました。まだ朝も早かったから太陽光も差さなくてスイスイ作業は進みました。
危ないのは私で、昔は高いところでいい気になることもあったのに、脚立の上り下りが不安定です。よたよたオジイになってしまっています。ある程度済んだあと、下りようとしたら、階段を踏み外して尻もちをついてしまった。こんなところで尻もちをついてる自分に驚き、よたよた立ち上がリましたが、どうなっているんだろうって思いました。尻もちをつく自分が理解できなかったんです。
ほらね、何もかも不確かで、あやふやで生きているんですよ。そして、ものすごく刹那的なんです。スイッチがすぐ入り、すぐに切れてしまう。
ウメの木もてっぺんだけ切りました。ローリエは諦めて、切った枝の処理をして、1日は終わってしまいました。朝だったのに!
それからの十数時間は、何をしたのか、何もしなかったのか、とてもいい加減な一日になってしまいました。それが残念でなりません。
昨日の「光る君へ」は、いよいよまひろさんが『源氏物語』に向かっていくお話でした。道長さんとまひろさんがあんなに仲良しで、あんなにつながっているなんて、それはドラマだからだろう! と思うけれど、ドラマだからこそ、私たちは当時の人々の世界を引き寄せることができる。これで何だかいい気になって『源氏物語』に手を出したら、大変なことになってしまう。なかなか本というものが読めないオッサンになってるんですから、無理な世界に手を出してはいけない。先日も、『カラマーゾフの兄弟』を読みたいとブックオフで取り出してはみました。でも、これは我慢しなきゃ、とあきらめたんでした。