私は金閣にあこがれていました。だから、京都の絵はがきはいくつも持っていました。実際に自分のカメラで撮ることができるようになっても、金閣の魅力を引き出すことはできなくて、イメージの中の金閣の方がはるかにステキではあるのだけれど、そのイメージを確かめに何年かに1回は訪ねてみるのです。
そして、金閣は私の期待を裏切らず、イメージ通りではないのだけれど、その度に何らかの啓示を与えてくれて、私は、その度に、うれしいような、悲しいような、何ともできないような、もどかしさと喜びを感じるわけであります。
もう、長い間行っていませんね。
銀閣は、今までに数回しか行っていないはずだから、十年に1回という程度でしょうか。金閣ほどのあこがれはなくて、ああ、十代のころに切手の「国宝シリーズ」であこがれて、そのまんまです。あんまり感動するわけではなく、淡々と見てしまいます。
たぶん、奥さんとデートで秋に行った時が最高で、それからは見たいという気持ちがそんなに起こらないのです。
そして、3つ目、西本願寺の飛雲閣、写真で見ることはありますが、実際に見たことはありません。先日、西本願寺さんをお参りして、塀越しにウラから見ることはできましたが、それは見たウチには入らないのですね。同じ空間にいるのに、建物を上から下までじっくり見ることができないなんて!
まあ、世の中はそんなものですね。実際に同じ空間にいるのに、心が通わないことって、いっぱいあるわけだから、今回もそれと同じです。これから、チャンスがあれば、一度見に行きたいです。たぶん、1回見たら満足すると思うので、いつか近いうちに行きたいです。
鉄道博物館から北へ上がり、東へてくてく歩いていました。信号を渡り、それらしい建物があって、大学の校内かもしれないと思い、しかもそれなりの古めかしさもあって、ホイホイ歩いていたら、龍谷大学の本館らしき建物です。用事はないし、入っていいのか(たぶんいいのだと思われますが)よくわからないので、門の外から写真を撮りました。
塀に両側から囲われた細長い道を歩いてみると、唐突に国宝があって、なんと本願寺さんの唐門で、国宝と書いてあるではありませんか。確かに、日光の陽明門ほどの装飾ではないけれど、かなり凝った彫刻が施され、色づけもまあまあ鮮やかでした。
お獅子さんだって、たくさんあって、一つ一つがすごいのだと思われます。でも、あまりにたくさんの彫刻があると言うことは、どれもまともに見なくていいということになってしまい、結局適当に見つけたモノを1つだけ取り上げただけでした。どれか1つがすごいエピソードでもあれば、眠りネコとか、三猿とか、あれば、必死になって見るのに、感心はするけど、ポイントが見つからない。
それから、阿弥陀堂・御影堂などにもお参りして、それなりの気分で、お寺を出て、そのまま東に向かいました。
モスクなんだろうか、それとも銀行なんだろうかと、建物の立派さに引かれて近づいてみると、なんと西本願寺さんの関連施設でした。ここを南にさがると、龍谷大学の博物館もあったみたいですが、やみくも歩きの私は、もう博物館を見るどころではなくて、野次馬スケベー心が満開で、とにかく何か珍しいものはないかと歩きました。
でも、もうすっかり元気を失っていたせいか、何も見つからないで、そのまんま京都駅にたどりついてしまいます。
石像はみつけましたが、イマイチのフォルムで、形にこだわる私の好みから少し遠かった。でも、これをスタイリッシュに仕立てても、かっこよけりゃいいというものでもないので、この武骨さでここはこれでよかったのかもしれない。
とにかく、ゾウなのか、ドラゴンなのか、ヒンズーり神なのか、とにかくそれらしいものだから、この武骨さで、それをお寺さんが借りてきたキャラですから、まあ、仕方がないのかもしれません。
そして、金閣は私の期待を裏切らず、イメージ通りではないのだけれど、その度に何らかの啓示を与えてくれて、私は、その度に、うれしいような、悲しいような、何ともできないような、もどかしさと喜びを感じるわけであります。
もう、長い間行っていませんね。
銀閣は、今までに数回しか行っていないはずだから、十年に1回という程度でしょうか。金閣ほどのあこがれはなくて、ああ、十代のころに切手の「国宝シリーズ」であこがれて、そのまんまです。あんまり感動するわけではなく、淡々と見てしまいます。
たぶん、奥さんとデートで秋に行った時が最高で、それからは見たいという気持ちがそんなに起こらないのです。
そして、3つ目、西本願寺の飛雲閣、写真で見ることはありますが、実際に見たことはありません。先日、西本願寺さんをお参りして、塀越しにウラから見ることはできましたが、それは見たウチには入らないのですね。同じ空間にいるのに、建物を上から下までじっくり見ることができないなんて!
まあ、世の中はそんなものですね。実際に同じ空間にいるのに、心が通わないことって、いっぱいあるわけだから、今回もそれと同じです。これから、チャンスがあれば、一度見に行きたいです。たぶん、1回見たら満足すると思うので、いつか近いうちに行きたいです。
鉄道博物館から北へ上がり、東へてくてく歩いていました。信号を渡り、それらしい建物があって、大学の校内かもしれないと思い、しかもそれなりの古めかしさもあって、ホイホイ歩いていたら、龍谷大学の本館らしき建物です。用事はないし、入っていいのか(たぶんいいのだと思われますが)よくわからないので、門の外から写真を撮りました。
塀に両側から囲われた細長い道を歩いてみると、唐突に国宝があって、なんと本願寺さんの唐門で、国宝と書いてあるではありませんか。確かに、日光の陽明門ほどの装飾ではないけれど、かなり凝った彫刻が施され、色づけもまあまあ鮮やかでした。
お獅子さんだって、たくさんあって、一つ一つがすごいのだと思われます。でも、あまりにたくさんの彫刻があると言うことは、どれもまともに見なくていいということになってしまい、結局適当に見つけたモノを1つだけ取り上げただけでした。どれか1つがすごいエピソードでもあれば、眠りネコとか、三猿とか、あれば、必死になって見るのに、感心はするけど、ポイントが見つからない。
それから、阿弥陀堂・御影堂などにもお参りして、それなりの気分で、お寺を出て、そのまま東に向かいました。
モスクなんだろうか、それとも銀行なんだろうかと、建物の立派さに引かれて近づいてみると、なんと西本願寺さんの関連施設でした。ここを南にさがると、龍谷大学の博物館もあったみたいですが、やみくも歩きの私は、もう博物館を見るどころではなくて、野次馬スケベー心が満開で、とにかく何か珍しいものはないかと歩きました。
でも、もうすっかり元気を失っていたせいか、何も見つからないで、そのまんま京都駅にたどりついてしまいます。
石像はみつけましたが、イマイチのフォルムで、形にこだわる私の好みから少し遠かった。でも、これをスタイリッシュに仕立てても、かっこよけりゃいいというものでもないので、この武骨さでここはこれでよかったのかもしれない。
とにかく、ゾウなのか、ドラゴンなのか、ヒンズーり神なのか、とにかくそれらしいものだから、この武骨さで、それをお寺さんが借りてきたキャラですから、まあ、仕方がないのかもしれません。