図書館で本を選ぶとき、前に一度読んだ本を忘れてしまって借りることが多々有ります。
で、2013年から簡単な読書ノートをつけることにしました。
作品と作者 簡単な感想文を書くことにしています。
読書録をつけると同時に「年間100冊読む」を一年の計としています。
でも、100冊は簡単なようでなかなかで、毎年70冊から80冊の所を推移しています。
昨年、コロナで巣ごもりが多かったことも有って、110冊を読むことが出来ました。
最後に読んだのは2021本屋大賞受賞の「町田そのこ著 52ヘルツのクジラ」でした。
52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。
たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。(帯封の紹介分より)
それぞれ、助けの周波数を上げながら、救われることのなかった孤独な女性と少年が出会うことによって
展開する物語に、ホッと救われる心地でした。
(誰も届かない歌声を上げているクジラは存在こそ発見されているけれど、実際の姿は今も確認されていない。)
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