4月25日(月曜日)。🌤🌥☁。4月最後の週。ワタシの誕生日。めでたく74歳ってことだけど、何だか今ひとつピンと来ないなあ。身体的には年だなあと感じることが人並みに多々あるけど、精神的にはワタシっていったいいくつになったの?という感じ。まだ成長が足りないのか、それとも成長し過ぎてヘンに悟りを開いちゃったのか、どっちにしてもアップビートであの夢、この夢と追い回していられるうちは、脳内元気いっぱいでいられるんだからいいんじゃないかな。年相応にすべきなんて他人にお説教するのは自分の人生を年を数えてため息をつきながら生きている人なのかもしれない。ハッピーバースデイトゥミ―!
朝ご飯の後でのんびりメールをチェックしていたら、あら、会計事務所から所得税の確定申告の用意ができたと言うメッセージ。申告(納税の)期限まであと1週間だもんね。世帯としての合計納税額が最小になるように2人の年金の一部を振り分けたら、振り分けをしない場合より2万円ちょっとの節税になったそうだけど、添付ファイルのサマリーを見たら、納税額は2人合計して67万円で、ぎょぎょぎょっ。かなり大きいだろうとは予想はしていたんだけど、いや、でっかいなあ。ワタシの納税額はカレシのほぼ4倍で、おひとり様稼業で荒稼ぎしていた昔を思い出しちゃった。もっとも、カレシの年金は公務員年金の源泉徴収があるから、確定申告ではその分差し引きされるけど、源泉徴収がほぼゼロのワタシは弾き出された納税額をそっくりまとめて払うので、いつもワタシの方が多め。共同名義の口座から払うから関係ないけど、納税額の合計は課税所得の合計額に対して6.5%なので、現役時代にはなかった高齢者対象の控除がかなりあるからだとしても、税率としてはずいぶん低い感じがするなあ。税金だから文句は言わないけど。
ランチの支度を始めようとしたら、Arts Clubのキャシーから電話で「ハッピーバースデイ」。資金開拓部門の部長だったキャシーは、コロナパンデミックで公演活動が停滞していた2年間に政府や企業、一般の後援者に働きかけて劇団の存続を守って来た功績を認められて常務理事に抜擢されたばかり。専務理事のピーターと二人三脚で劇団を切り盛りして行くポストには彼女以上の適任者はいないと思う。そのキャシーが「来週の金曜日にみんなであなたの誕生日のランチをしたいの」。彼女のいう「みんな」は資金開拓部門のスタッフのことで、日ごろからファンドレイジングイベントの企画をしたり、ADCのメンバーや企業の世話を焼いたりしている女の子たち。ほとんどがワタシには孫みたいな年の子なんだけど、仲良しになるのに年なんか関係なぁ~い。うわぁ、何てすばらしいプレゼント。うれしいなあ。
4時ごろにはトロントの弟デイヴィッドから電話。年は2つ違いだけど、奇しくも誕生日が同じ。ハッピーバースデイを交わしたら、後は着替えをする時間までカレシといつもの長電話。特急で支度をして、午後6時、いざ、2年ぶりのバースデイディナーに出発。ラッシュの終わりで目的地に着くまではすいすいだったけど、近頃のバンクーバーは車の締め出しをやっているのかと思うくらい路上駐車難のようで、ブロードウェイは両側とも地下鉄工事で駐車禁止。幸いそれほど遠くないところにスポットが見つかって、レストランには10分早く到着。前にTojo’sに来たのはカレシの喜寿のお祝いだったから、実に2年ぶり。お酒はハウスブランドの小瓶にして、揃って「季節のおまかせ」を注文。まぐろのたたき、えびと野菜の天ぷら、刺身3種の柚子マヨ和え、ギンダラの酒蒸し、握り寿司と出て来て、どれもたまらなくおいしかった。最後にろうそくを1本立てたデザートと一緒にサーバーのお兄さんが店中に響き渡る大きな声でハッピーバースデイを歌ってくれて、ろうそくをぷっとひと吹き。お酒の空き瓶とお寿司のお皿に敷いてあった竹の葉のロブスター(東條シェフが作った芸術品!)を誕生日の記念にもらって来て、うん、久しぶりに楽しい誕生日だった。これからまた1年、アップビートで楽しく生きて行くぞ。





