リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

政治も人生も折り合いをつければ長持ちする

2024年10月30日 | 日々の風の吹くまま
10月28日(月曜日)。⛅☁⛅☁🌧。あぁ~あ、もう10月最後の週。何かいっつもそう言っているような気がするけど、ほんっとに時間の足は年と共に早くなるばかり。急ぎたいときにちっとも速くならなくて、急ぎたいときや急がなくてもいい時にやたらと速いのが人間感覚の時間の足と言うものなのかな。じゃあワタシは今急ぎたい時なのか、急ぎたくない時なのか、急がなくてもいい時なのか。やりたいことが進まないと感じると急ぎたくなるけど、自分の年を考えると急ぎたくないという気持になるし、リタイアして自分の時間ができてみると急がなくたっていいじゃないのという気持にもなるから、要はどこかで折り合いをつけながら行かないと時間に取り残されるよってことかな。

時間はどんどん過ぎるのに、互いに折り合いを付けられないでいるのが今どきの政治の世界。選挙で市民の投票によって代表として選ばれた人たちが集まって、それぞれに主張や方針をぶつけ合って、そこで折り合いを付けられるものがあれば話し合い(議論)を通じて歩み寄り、どうしても折り合いがつかないことは市民に問うというのがそもそも民主主義というものだと思うんだけど、今どきはどこもみんな自分以外の声は聞こえないコチコチの頑固者が跋扈していて、アメリカの大統領選挙は個人攻撃に熱中して、これが世界情勢を左右する大国の民主主義かと呆れるばかりだし、日本では与党が大負けしたのに野党はその穴を埋める能力がなさそうだしで、何だか公園の砂場で口喧嘩をしている子供みたい。

投票から10日も経ってやっと結果が発表されたBC州議会の総選挙は、与党の新民主党(左派)がちょうど過半数ぴったりの47議席を取って政権を維持したものの、最後まで競り合った野党の保守党(右派)は44議席とほとんど五分五分で、さらには与党が一時は協力を求めた(もっと左の)緑の党は2議席で党首本人は落選。保守党に3議席の差をつけた与党にとってはご機嫌を取る必要がもうなくなったかもしれない。まあ、落選した党首は政権がどっちに転ぶかわからない段階で保守党の党首をこっぴどくこき下ろしたもので、前党首が「両方と交渉で優遇や譲歩を引き出すチャンスを吹っ飛ばしてしまった」と怒っていたっけ。ワタシは自己主張におぼれて猪突猛進が過ぎる活動家は支持しかねるので、それみたことかと思ったな。でも、保守党が僅差で負けたのは残念だと思う一方で、新民主党政権の継続がBC州にとっては良かったんじゃないかと思うな。なぜって、泡沫並みの存在から政権を争う存在に急成長して少々天狗になっている新米が多くて、政権を担う能力や経験がひどく不足している感じが否めないから、えらいドジを踏みかねない。ここは野党第1党として政治の裏表(全体のために折り合いをつける知恵)をしっかり学んで次につなげられればいいと思う。(あんまり期待はできなさそうだけど・・・。)

さて、のんびりの午後もあっという間に過ぎて、晩ご飯の算段をする時間。ちょっと手をかけて焼き豚と松茸ご飯を作ろうと、早めに下ごしらえを開始。豚ロースの塊は1.3キロもあって大きすぎるので、2つに切り分けて半分はフリーザーに直行。松茸ご飯はググって見つけた白ごはん.comというサイトの電気釜で炊くレシピを使って、まず出汁にする昆布を水に浸し、米(カリフォルニア産の日本米)を水に漬けておいて、電気釜の準備。我が家の電気釜は母が「嫁入り道具」に入れてくれた昔懐かしいサンヨー製で、来年は50年になるからレトロもいいところだけど、年に数回しか使わないせいで未だに元気。頃合いを見て豚ローストを鍋に入れて、しょうがをたっぷり、にんにくをたっぷり、ねぎをたっぷり。松茸を手で裂いて、内釜に水切りした米を入れて、昆布だしを入れて、水を足して、松茸を並べて、マティニアワーの直前に電気釜のスイッチをポン。アズナブールの甘いシャンソンを聞きながら気分を盛り上げているうちに、焼き豚は柔らかく仕上がり、ご飯は松茸の香りがいっぱい。薄切りにした大根と鰹節を電子レンジで蒸して付け合わせ・・・。


まだまだ元気

焼き豚と松茸ご飯なら「なんちゃってアジア風」ということで・・・



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