リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

めでたく75歳になったら老齢年金10%引き上げ

2023年04月26日 | 日々の風の吹くまま
4月25日(火曜日)。⛅☀。お、ワタシの誕生日。今日で75歳で、70代のど真ん中。日本では、今日から「後期高齢者」ってことになるんだね。つまり、65歳から74歳の最後の日までの10年は「前期高齢者」で、75歳になったとたんに後期高齢者。じゃあ、今日から10年生きて85歳になったら何て呼ぶんだろうな。もしかして「超高齢者」とか?でも、その時にまだピンピンしていて、さらに95歳まで生きたらどうするのかな。あはは、What’s in the name(名前が何だっての)ってこと。



妹から来たバースディカードは、大海原でクジラの潮に吹き上げられた筏の上で、ZZZと眠りこけているねずみ。あはは、スヌーズボタン、いいねえ。ピッと押して、後は帆柱の上でカモメの水兵さんに見張りをお任せして、クジラの潮吹きに乗って、波の間を風の吹くまま。はあ、何とも気持が良さそうなこと。どんな夢を見ているんだろうな。過ぎた日のこと?ヤシの木が茂る島影?筏に飛び込んで来るグルメの魚?氷山の崖っぷちに群れるペンギン?秋の地中海クルーズがこんな風に行くとといいね。遠い水平線を眺めて、Where the ocean meets the sky I’ll be sailing(ロッド・ステュアート『Rhythm of My Heart』 )と口ずさみながら、ひたすらリラックス。やっぱり、クルーズは海だなあ。

ウォーキングから帰って来て、郵便箱をチェックしたら、ひと目で政府からとわかる茶色い封筒。ひとつは州政府からの固定資産税繰延べの現在の残高明細。一定以上の年齢になって(あるいは特別な条件を満たしていて)申請すれば、持ち家の固定資産税を州政府が市町村に立替払いしてくれる制度で、高齢になって固定資産税が払えなくなってマイホームを追われるのを防ぐのが狙い。所有者であれば、戸建てでもマンションでも立て替えてもらえる。死んだときか売ったときにそれまで立て替えてもらった額をまとめて返済するしくみだけど、低金利でしかも単利。旧居を売ったときにいったん精算して、新居について新たに登録したので、今年3月末日現在の累積残高はざっと250万円、現行の金利は年1.7%。その分を家計費に充てることもできるし、あるいは定期や投資に回せば少なくとも利子の分を相殺できるから、なかなか乙な制度だと思うな。

茶色いお役所の封筒のもうひとつは連邦政府から。「カナダ政府はolder seniorsの生活資金を保障することをコミットしており、75歳以上の受給者には老齢年金(OAS)の支払額を恒久的に10%増額しています。ついては、あなたがこの基準を満たしましたので、2023年5月の受給分より10%の増額になります」というご丁寧なお知らせ。去年新しい措置が実施されてすぐにカレシのOASが10%増えたので、ワタシのも75歳になると同時に増えることは知っていたけど、なるほど、older seniorって、まさに後期高齢者で、お役所の考えることってどこでも同じなんだな。まあ、税金を納めている政府がくれるんだから、文句を言わずにもらっとくけど、世帯所得が上がって所得税が増えることになりそうだから、手放しで喜ぶのも何だかなあ。税額控除を増やすのに、Arts Clubへの寄付を増やそうかな。それにしても、手紙の最後に「もしこの決定に同意しない場合」はどうするかという(税務署の手紙には必ずある)一節があって、払った税金からくれるってものを「要りません」なんて言う人がいるわきゃないだろ、とカレシと大笑い。いないよねえ。後期高齢者なんて言われても、まだまだボケてないんだから。



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