らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ネッスラー/歌劇「ゼッキンゲンのトランペット吹き」日本初演

2006年10月09日 23時05分17秒 | 山形交響楽団
 昨日・今日と2回公演で長井市民文化会館にて日本初演の
ネッスラー
Nessler, Viktor Ernst
歌劇「ゼッキンゲンのトランペット吹き」
Der Trompeter von Sackingen(aはウムラウト)
が上演された。

 全く知らなかった作曲家ネッスラー。19世紀に流行したオペラらしいが、今は全く忘れられている。山形県の長井市が、舞台になっているドイツのゼッキンゲン市と友好都市なので、その友好のため企画されたらしい。

 練習当初、団員の中に譜面の不備が問題になっていたが、バラバラになっていた見つかった譜面を蘇生したもので、楽譜面は演奏するのに困難さが残っていた。

 たくさんの文句が団員さん達から有ったのだが、どんなオペラの楽譜でも見た目は同じ様なものだし、バレエの楽譜に比べたらまだまだ良い方だった。その分、自分たちの方で準備をとれば良いわけだし・・・・・。

 もともとオペラのオケピットが好きな私は、大変楽しんで演奏していた。(演奏の出来不出来は別にして、それはお客様一人一人が判断することだ。)オペラ歌手だった母親の血をここだけは継いでしまったらしい。小さい頃、嫌々オペラに連れて行かれたのが今役に立っているのかも・・・・・・・。

 山形響はオケピットに入るのが少ないので、大変貴重な時間であった。指揮者の佐藤正浩さんを始め、長い間準備を進めていただいた歌手の皆様、スタッフの皆様にも心から感謝したい。
コメント
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