駅前～～！

　NOVAの宣伝ではございません。（ちょい古いか・・学生時代にドイツ語会話で通っていたもので・・・・）。

　奈良と大阪の演奏旅行から帰った次の日～昨日なのですが、山形Q & 川上一道氏（クラリネット）でミニコンサートを行いました。その名も「駅前・街なか音楽会 vol.2」です。主催は、山形県・(株)山形街づくりサポートセンターで共催として山形駅前大通り商店街振興組合になっています。今年度、街に音楽が溢れるようにと山形県が主催し、山形響の事務局に依頼が来た演奏会です。何度か行われるのですが、楽団員の希望をとって、vol.2は我々の登場となりました。

　演奏旅行帰りの次の日と言うことで、希望者もたぶんバッティングせずに我々の登場となったのですが、山形Qは定期演奏会が近いこともあり、川上一道氏のお誘いがなければおそらく今回は参加を見合わせていたかもしれません。川上氏の演奏機会への執念は並のモノではございません。

　さて、川上氏との共演も何度か行ってきているのですが、今回は未演奏のW.A.モーツァルトのクラリネット五重奏曲 イ長調 K.581から第3・4楽章を演奏しました。何度か同じ山形響の郷津氏と演奏していますが、また新しく演奏解釈など練り直して演奏に臨みました。何度演奏しても新しい発見やこう演奏したいという発想も尽きること無いですが、考えすぎてわけ分からなくなることも多々あり、本番を迎えるまでは産みの苦しみを個人的には体験しました。

　良いじゃない！上手なクラリネット奏者の陰に隠れて伴奏に徹せれば！！甘～～い誘惑（疲れているときは特に）が頭の中に浮かびそうになっては、全否定！！クラリネットと対等以上に音楽を作り上げる信念無くしては、長くやっているアンサンブル集団として存在意味がございません。ソリストを加えると、ついその方の音楽性に全面的に乗っかってしまう傾向は、なんとか打破したいのです。我々にも音楽が存在するのですから。ソリストは傲慢な指揮者や指導者ではないですしね。

　前日に奈良で音楽鑑賞教室を行っていた時間にゲネプロ開始。最後の詰めをやっていました。本番二回。本番でしか起こらない数々のアドリヴ的な会話をメンバー間でもう少ししたいところです。練習にこうしましょうという事を本番になぞるくらいなら、生の演奏会ではなくて、発表会です。まだまだ修行は続きます。

　個人的な感想はともかく、2回ともお客様に囲まれて楽しく演奏出来ました。ご来場下さった方々、本当にありがとうございました！！