おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の138ページ「第 2-2-12 図 高収益、低収益別に見た IT 投資実施企業の今後 IT 投資を行う上での課題」をみましたが、今日は139ページ「第 2-2-13 図 高収益、低収益別に見た IT 投資の効果」をみます。
下図から、「業務効率化のための基幹系システム」と「付加価値向上のための業務支援系システム」の二つのIT投資を行ったことによる効果を高収益企業と低収益企業で比較して見ると、業務効率化のための基幹系システムの効果について、高収益企業は「業務プロセス合理化・意思決定の迅速化」の割合が最も高く、低収益企業に比べて効果を実感している企業が多いことが分かります。
また、付加価値向上のための業務支援系システムの効果についても、高収益企業は「業務プロセスの合理化・意思決定の迅速化」を筆頭に、「売上の拡大」、「利益率・生産性の向上」、「営業力・販売力の強化」の効果について、低収益企業に比べて効果を実感している企業が多いことが分かります。
以上の結果を踏まえ白書は、IT投資により得られる効果について、高収益企業の方がよりプラスの効果を実感していることが分かった。
同じIT投資を行えば同じ効果を実感できるのであれば、高収益企業と低収益企業とで顕著な差は見られないはずである。
ここからも、高収益企業は、IT投資の効果を実感し業績を更に向上させるための取組を行っていることが考えられる、とあります。
儲かっている企業ほど投資の効果が高いというのはITに限ったことではないのでしょうが、それでも意思決定が好循環を招き入れるというのは羨ましい状況と言えますね!
昨日は中小企業白書(2016年版)の138ページ「第 2-2-12 図 高収益、低収益別に見た IT 投資実施企業の今後 IT 投資を行う上での課題」をみましたが、今日は139ページ「第 2-2-13 図 高収益、低収益別に見た IT 投資の効果」をみます。
下図から、「業務効率化のための基幹系システム」と「付加価値向上のための業務支援系システム」の二つのIT投資を行ったことによる効果を高収益企業と低収益企業で比較して見ると、業務効率化のための基幹系システムの効果について、高収益企業は「業務プロセス合理化・意思決定の迅速化」の割合が最も高く、低収益企業に比べて効果を実感している企業が多いことが分かります。
また、付加価値向上のための業務支援系システムの効果についても、高収益企業は「業務プロセスの合理化・意思決定の迅速化」を筆頭に、「売上の拡大」、「利益率・生産性の向上」、「営業力・販売力の強化」の効果について、低収益企業に比べて効果を実感している企業が多いことが分かります。
以上の結果を踏まえ白書は、IT投資により得られる効果について、高収益企業の方がよりプラスの効果を実感していることが分かった。
同じIT投資を行えば同じ効果を実感できるのであれば、高収益企業と低収益企業とで顕著な差は見られないはずである。
ここからも、高収益企業は、IT投資の効果を実感し業績を更に向上させるための取組を行っていることが考えられる、とあります。
儲かっている企業ほど投資の効果が高いというのはITに限ったことではないのでしょうが、それでも意思決定が好循環を招き入れるというのは羨ましい状況と言えますね!