報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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 実際のものとは異なります。

久しぶりの地震

2013-05-19 00:52:56 | 日記
宮城で震度5強 運動会終了直後に揺れ…「津波が来なくてよかった」(産経新聞) - goo ニュース

 久しぶりに震度5を超える地震が来た。震源地と起きた時間帯からして、やはり東日本大震災の余震であるようだ。
 まだまだ余震は続くのだろう。私はただ、来るべき次なる災害への備えをしておくまでだ。

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 今度は“新人魔王の奮闘記”から。

「なるほど。閣下はO型でありますね」
「ああ」
 安倍春明は、魔王城内にある医務室で“献血”をしていた。
「O型の血が1番甘くて美味いんだとさ」
「さようで……」
 因みに医師も人間である。
「はい、200mlです。お疲れ様でした」
「これで、どのくらいのストックになったかな?」
「10回分です」
「まだもう少し、ストックがあった方がいいな」
「閣下、城下で募集を掛けるというのはいかがでしょう?」
「人間界の献血ルームみたいに?まあ、それについては後で検討するさ。同じ血液型でも献血者の年齢、性別、体質によって個人差があるからね。もしお口に合わなかったりしたら、機嫌を損ねてしまう。そうなったら大変だ」
「そうですね」

 医務室をあとにして、ルーシーの元へ行く。
「また美味しそうな血が取れたようね?」
 ルーシーは八重歯のような牙を覗かせて言った。
「その度に思い出すよ。キミが吸血鬼だってこと」
「さすがローラね。目が高いわ」
「人間界にいた時はどうしてたの?」
「どうって……。フツーに噛み付いてたけど」
(ローラもそんなことやってたのか???)
「それに……モンスターの中には、一気に吸い尽くして殺すヤツらがいるでしょう?」
「いるねぇ……」
「わたしは、春明の血だけでいいから。週一200mlでいいからね」
「お気に召されて、何よりです」
「もし何なら、パック詰めじゃなくて直接吸ってあげてもいいよ?」
「首相から一気に奴隷まで落ちそうなので結構です」
「あ、そう。退廃的な生活が送れるのに……」
 ルーシーは残念そうな顔をした。
コメント (3)
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