報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

明るいニュースではあるが……

2013-05-28 20:20:30 | 日記
小6遭難 「発見」一報、拍手と涙 校長「元気な姿うれしい」(産経新聞) - goo ニュース

 小学生高学年の男女1組のペアが山で行方不明になったということで、私はつい“地獄先生ぬ~べ~”を連想してしまった。この漫画のメインキャラクター達も小学校高学年だが、山で行方不明になるシーンがいくつかあるからである。無論この漫画では妖怪絡みなのだが、今回はまあ……好き勝手な想像で留め置くことにしよう。いずれにせよ、無事だったのだから。
 物書きなんかやってるとね、何か変なネタが思い浮かんでしまうのだよ。上記の事件を元に、1つの短編が思いついたくらいだ。
 ま、それは後々、事故のほとぼりが冷めた頃にでも……。

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 “ボカロマスター”より。ミュージカル編が思いのほか盛り上がったので、もう少し公開。

 結局謎が解けないまま、仙台公演が始まった。
 仙台公演は特別公演ということで、たった3日間だけの開催であった。
 敷島は言わば出演者を提供したプロダクション側の人間であるのだが、何故か舞台袖には入れてもらえず、代わりに観客席を用意してもらっていた。

 シーンは第1部のクライマックス、リリアンヌ(リン)の王宮が革命軍によって攻め込まれているところに差し掛かる。
「もうすぐこの国は終わるだろう♪怒れる国民たちの手で♪これが報いだというのならば♪僕はあえて♪それに逆らおう♪」
 生き別れた双子が再会した時、姉リリアンヌは悪逆非道の王国の頂点に君臨する王女であり、弟アレン(レン)は雇われた直属の召使であった。
 それだけでも哀しさが漂うが、2人は互いが実は幼い頃に生き別れた双子の姉弟だということを知らないフリして過ごしていた(最初は知らなかったが、後に薄々気づき始めた)。
 そして、シーンは双子が互いに衣装を交換するところに差し掛かる。
「ほら僕の服を貸してあげる♪これを着て、すぐにお逃げなさい♪大丈夫♪僕らは双子だよ♪きっと、誰にも分からないさ♪」

 そろそろすすり泣く観客が出始めた頃、敷島は冷静に台本と役者達の台詞、立ち回りを見比べていた。
「『各々方、革命にて候!』」
 ついに王宮に革命軍が乗り込んでくる。そのリーダー役を演じているのはMEIKO。
「『狙うは悪の娘リリアンヌのみ!良いか!けして殺してはならぬ!必ずや生け捕りにし、民衆の前で裁きに掛けるのだ!』」
(MEIKO演じるジェルメイヌ将軍が、革命軍を率いて、城の中に突入するよな?)
 やっぱり台本通りだ。どこもおかしい所は無い。
「『近衛兵団など、この人数を持ってすれば恐れるに足らん!突っ込め!』」
「…………」

 そしてリリアンヌがついに、革命軍に捕らえられる。しかしそれは、双子の弟が成り済ましたものである。しかし、革命軍は誰一人それに気づかない。
「『……よって、リリアンヌ・ルシフェン・ドートゥリシュを翌日午後3時の鐘を持ち、ギロチンの刑に処す!それまでは逃亡の防止と反省を促すため、北の塔への幽閉を命ず!』」
(確か台本だと、弟の処刑を見届けた後、国外逃亡しようとして、ミクが演じる革命軍の兵士に見つかるんだっけ)
 ここまで見てきたが、何もおかしな所は無い。

 3時の鐘が鳴る。
〔「ついにその時はやってきて♪終わりを告げる鐘が鳴る♪民衆などには目もくれず♪君は私の口癖を言う♪」(リンの歌声)〕
「『あら、おやつの時間だわ』」
「『執行!』」
 ザシュッ!
〔「君は王女♪僕は召使♪運命分かつ♪哀れな双子♪君を守る♪その為ならば♪僕は悪にだってなってやる♪」(レンの歌声)〕
 大歓声を上げる民衆。しかしその中に1人、泣きじゃくる者がいる。入れ替わって生き延びたリリアンヌだった。
〔「もしも生まれ変われるならば♪その時はまた遊んでね♪」〕
 涙を誘われた観客達も、ハンカチが手放せない。
「『そこの者!待て!』」
 しかし、それを打ち消すかのようにミク演じる革命軍の一兵士が、リリアンヌを呼び止める。
「『何をフードで顔を隠している?怪しいヤツめ!こっちへ来い!』」
 一兵士はリリアンヌの腕を掴んで、引き立てた。
 民衆から離れたところで、一兵士の尋問が始まる。
「『フードを取れ!何者だ!?』」
 リリアンヌが震える。だが、兵士はフードの隙間からその正体に気づく。
「『キサマ、もしや……!?』」
「『おい、そこで何をしている?』」
 そこへ赤い鎧を身にまとい、立派な馬に乗った騎士が現れた。革命軍のジェルメイヌ将軍に他ならなかった。
 すぐに兵士は片膝をついて畏まる。
「『これは閣下!実は先ほど刑場前にて、怪しい者を捕らえました!こやつにございます!』」
「『これはもしや、リリアンヌ王女の召使の1人ではないか?』」
「『そのようでありますが、どうもこやつ……』」
「『良い。召使になど、用は無い。我らの目的はただ1つ。元王女リリアンヌの粛正と、混乱した王国の建て直しにある。我らにはやるべきことが沢山あるのだ。放っておけ』」
 タタタッとリリアンヌは小走りに立ち去る。ここまでは台本通りだった。ここまでは!
「!!!」
 次の瞬間、ミクが台本に無いことをやり始める!
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冨士参詣臨時便 6

2013-05-28 13:33:19 | 日記
 寸借詐欺に注意。前記事のつぶやきにも書いた通りである。意外と治安の良さそうな場所でそれは発生するようである(治安の悪い場所だと、もっと悪いヤツに狙われるからか)。この前は大手町でも遭遇した。1番いいのは、全く相手にしないことである。少しでも関心を見せると、食らいついて来るのでご注意のほどを。
 私もまた神出鬼没。どうして日本橋浜町にいたのかは【お察しください】。
 そうそう。手口だが、電車に乗るのに金が無いから電車賃貸してくれというのがデフォのようである。
 あいにくと、施しをすることがイコール功徳を積むことにはならない。私はクリスチャンではないのでね。功徳にならないことはしない。それだけだ。

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 “ボカロマスター”より。

 ズシャッ!とギロチンの刃が落ち、“悪ノ娘”と呼ばれた王女リリアンヌの首は跳ね飛ばされた。
 悪政からの解放を見届けた民衆が大歓声を挙げる。

(おかしいな。ここまでは台本通りだけど……)
 実はこれはDVDの映像。通常のストーリーで行われた東京公演の時のもの。
 敷島はリンとレンが主役と準主役を務めるミュージカルの内容をチェックしていた。
(何が問題なんだ?)
 平賀が指摘したストーリーの違い。赤月が持ってきた仙台公演用の台本と見比べていた。
 実はギロチンで首を刎ねられたのは王女とは生き別れた双子の弟で、直前に入れ替わっていたのだ。そこが、観衆の涙を誘う所である。
 その役作りの為に、わざわざ赤月はレンの首と胴体が離れても機能停止しないように改造するほどの力の入れようだった。
(リン……リリアンヌは確か、入れ替わった召使に成り済まして1人、城を抜け出すはずだ……)
 そこから第二部が始まる。
(何でリンが壊れるんだ?ストーリー上、そんな危険な箇所は無いはずだが……)
 敷島は分からなかった。
「あの、たかおさん……」
 そこへミクがやってきた。
「何だ?」
「このミュージカルではわたし、一人二役をやるんです」
「知ってる。“緑の王国”の王女ミカエラだけじゃなく、革命軍の名も無き兵士の役をやるんだろ?確か、召使に化けて逃げ出す王女を見つけて、追い掛けようとするんだろ?」
「はい」
「だけど革命軍のリーダーに、『召使に用は無い』と言われて、追跡をやめるはずだ」
「そうですね」
「…………」
 そこで敷島は違和感を覚える。
「だけどさ、確かにミクは主役じゃないけど、ストーリーに絡む重要人物の役はやるわけだ」
「はい」
「そんな役を与えられておきながら、どうして名も無い兵士の役も割り当てられたんだろ?別に、そんなのエキストラでもいいだろうに……」
「それは分かりません」
「演出家に会ってみる必要があるな」
 敷島は席を立った。
「演出家さんは今、人間の役者さん達の指導で忙しいですよ」
「リン本人に聞いても的を得ないんなら、中核に聞くしかないだろ」
「わ、わたしも行きます」
 敷島とミクは研究所を飛び出した。
(このミュージカル。仙台公演自体がワナなんじゃないか?)
 車を発進させながら、敷島はふとそんなことを考えていた。
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趣味:鉄道、二次小説制作

2013-05-28 02:43:59 | 日記
初音ミクだけじゃない! MEIKO、重音テトほか「ボーカロイド」&派生キャラクターまとめ(ウレぴあ総研) - goo ニュース

 少し古い期日の記事で恐縮だが、他にネタが無かったのでご容赦願いたい。たまにこちらでボツネタを紹介しているボーカロイドの二次小説であるが、私が登場させているのはほんの僅か一部である事がお分かり頂けるかと思う。さすがに派生キャラまで全て面倒見切れないので、クリプトン製のメインキャラだけにしている。但し、私の作品に登場するボーカロイド達は公式設定を踏襲しつつも、それ以外はほぼオリジナルなので悪しからず。
 二次創作にガンガン使ってもらうことを想定している為か、営利目的使用以外であれば、わざわざ本家本元に許可を取る必要は無いとのこと。それもあってか、それだけボーカロイドは有名な存在となった。素晴らしいことである。
 ん?東方Project?あれは私も全て知り尽くしているわけではない。元々は同人系シューティングゲームのブランド(シリーズではないらしい)であるが、私はZUN氏作曲の音楽に惚れたのであって、ゲームの方には手を出していない。が、霧雨魔理沙を始めとするキャラクター達は美人揃いである。無論、私が手を出している“ZUN’s music collection”の方も同様である。だからだろう。“薄い本”では、もしも可決・成立したらの話だが、新しい児童ポルノ法に真っ先に引っかかりそうな内容にされているのは……。単純所持や二次元まで規制するのは反対である。いい加減にしろよ、創価・公明党。……い、いや、私は持ってないよ。私はね。

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 今手がけている作品の中には、サークル内で気に入った人が『スピンオフ』と称して、三次創作をすることがある。
 “ボーカロイドマスター”の場合、別のメンバーが、メインキャラクターの平賀太一にスポットを当てた“渚のメイドロボット”なるもの(大学生だった頃の平賀と完成したばかりの七海との交流を描いている)を作ってくれた。因みに“新人魔王の奮闘記”は、別のメンバーがルーシーの高校生時代を描いた“ヴァンパイア・ガール・ルーシー”を、私が後日談として書いたものだったが、実質的な第二弾となっている。
 別に全く構わないのだが、ただ、別のメンバーが描いたスピンオフの方が好評になってしまうと、何だか複雑である。
コメント (1)
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