[12月23日22時00分 天候:雨 千葉県成田市取香 東横イン成田空港新館]
私とリサはツインルームに入った。
愛原「もう深夜帯だ。早く風呂に入って寝ろ」
リサ「まずはバスタブにお湯を溜めなきゃ」
愛原「ああ、そうだな。リサが先に入っていいぞ」
リサ「え?一緒に入るんじゃないの?」
愛原「何でだよw」
リサ「『夫婦が一緒に入るのは当然だっちゃ』って、あるアニメのキャラが言ってたよ」
愛原「やめなさい、そういうネタ!後でクレーム来るから!とにかく、先に入っていいから!」
リサ「はーい」
リサは窓側のベッドの脇に荷物を置くと、バスルームに向かった。
そして、バスタブにお湯を溜める音が聞こえる。
愛原「風呂に入る前に、お茶でも入れるか」
リサ「あっ、わたしが入れてあげる」
愛原「そうか?」
このホテルの客室には、電気ケトルがある。
リサは一旦、風呂の水道を止めると、水に切り替えて電気ケトルに水を入れた。
そして、それを持ってきて電源を入れる。
再びお湯を入れ始めて、また戻って来た。
愛原「それで……どうだった?斉藤早苗は?」
リサ「間違いなくBOW。他のリサ・トレヴァーと同じ臭いがした」
愛原「そうか」
リサ「エレンと一緒の部屋にして大丈夫なの?」
愛原「もし絵恋さんが襲われるんだったたら、沖縄にいる間に襲っているだろう。だから、絵恋さんに関しては何を今さらだと思うんだ」
リサ「なるほど。先生はどうする?」
愛原「善場主任に報告するさ。オマエが風呂に入ってる間に」
リサ「どうしてわたしがお風呂に入ってる時に?」
愛原「オマエは俺と善場主任がどんな話をしたのか、全く知らない方がいい。後で、斉藤早苗に聞かれた時にな」
リサ「なるほど」
愛原「それと、ついでに見張り」
リサ「見張り?」
愛原「お前のような奴は、天井のダクトを使って侵入てかできるんだろ?もしかしたら、早苗もそんなことができるかもしれない」
リサ「なるほど。わたしなら、そんな奴らが近づいてくればすぐ分かるから……」
愛原「そういうことだよ」
リサ「そういうことなら……」
愛原「頼んだぞ」
リサ「任せて。……あ」
愛原「どうした?」
リサ「お風呂上がりのジュース、買ってない」
愛原「任せろ。俺にいい考えがある」
私は自分のスマホを取り出した。
そして、高橋にLINEする。
愛原「高橋に買ってきてもらう」
リサ「なるほど」
愛原「リサは何がいい?」
リサ「オレンジジュース」
愛原「分かった。高橋に買いに行かせよう」
私は高橋にLINEした。
これには1つ理由がある。
高橋をここに呼ぶ口実を作る為だ。
そして、高橋にも斉藤早苗のことは伝えておくわけである。
リサ「はい、お茶」
愛原「ありがとう」
リサは私に煎茶を入れてくれた。
リサ「着替え、着替え」
リサは自分の荷物の所に行き、そこから黒いスポブラとショーツを取り出す。
リサは寝る時、上にはスポブラを着ける習慣がある。
他には体育がある時とか。
リサ「わたしの着替え、見る?」
愛原「バスルームで着替えろよw そろそろお湯が溜まる頃なんじゃないのか?」
リサ「ちょっと見て来る」
リサはバスルームに向かった。
リサ「もうちょっとみたい」
愛原「そうか」
それから少しして……。
絵恋「ぎゃっ!何すんのよ!?」
部屋の外から、絵恋の叫び声が聞こえた。
リサ「エレン!?」
そして、部屋のドアがノックされる。
愛原「リサ、気をつけて開けろよ?」
リサ「分かってる」
リサは右手の爪を長く鋭く伸ばした。
それだけでなく、パチッと火花を散らして放電の準備を始めた。
そして、ドアを開けた。
高橋「何か、不審者がドアスコープ覗いてたんで、ボコしときましたが?」
絵恋「ううう……」
リサ「お兄ちゃんだったの……」
高橋「頼まれた飲み物、買ってきましたよ」
愛原「ああ、ありがとう」
リサ「エレン!先生が早く寝ろって言ってたでしょ!」
絵恋「だってぇ……」
愛原「もう夜も遅いから、明日にしなさい」
高橋「そうだそうだ。ガキは寝る時間だぞー」
リサ「エレン。先生の命令は絶対」
絵恋「はーい……」
リサは絵恋を部屋から出した。
リサ「ちょうど、お風呂のお湯が溜まった」
愛原「よし、入ってこい。ゆっくり入っていいからな?」
リサ「はーい」
高橋「先生を差し置いて1番風呂とは……」
愛原「俺が先に入れって命令したんだ。文句あるか?」
高橋「い、いえ……。先生の御命令は絶対ですから」
愛原「だろ?」
私は飲み物を部屋の冷蔵庫に入れた。
愛原「せっかくだ。オマエも茶、飲んでけ」
高橋「ありがとうございます!」
愛原「ちょっと、話がある」
私は高橋にも、斉藤早苗のことを話した。
高橋「……なるほど。そういうことですか」
愛原「今のところ、彼女は何もする気はないようだが、しかし俺達が怪しんでることに気づいたら、何かしてくるかもしれん」
高橋「ですが、明日はウィルス検査っスよね?それでバレるんじゃないスか?」
愛原「それについて、彼女が何を思っているのかは分からん。とにかく明日、検査が始まるまでは、何も起こらないようにしたい」
高橋「分かりました。要は、俺も何もするなってことですね?」
愛原「まあ、そうだな。もし仮に彼女と話をする機会があったとしても、オマエは普通の女子高生と話している感じで接してほしいんだ」
高橋「分かりました。お任せください」
愛原「頼んだぞ」
高橋「向こうが正体を現して襲ってきたら、マグナム撃ち込んでいいんスね?」
愛原「それは……正当防衛だからな。それでいいと思う」
高橋「了解っス」
その後、私は善場主任にメールを送った。
高橋「姉ちゃん、このホテルにいるんスかね?」
愛原「分からんな……」
取りあえず善場主任からは、了解の旨の返信が来た。
ホテル内には既にBSAAが潜り込んでいるらしい。
私達は何食わぬ顔で、過ごしてほしいとのことだった。
私とリサはツインルームに入った。
愛原「もう深夜帯だ。早く風呂に入って寝ろ」
リサ「まずはバスタブにお湯を溜めなきゃ」
愛原「ああ、そうだな。リサが先に入っていいぞ」
リサ「え?一緒に入るんじゃないの?」
愛原「何でだよw」
リサ「『夫婦が一緒に入るのは当然だっちゃ』って、あるアニメのキャラが言ってたよ」
愛原「やめなさい、そういうネタ!後でクレーム来るから!とにかく、先に入っていいから!」
リサ「はーい」
リサは窓側のベッドの脇に荷物を置くと、バスルームに向かった。
そして、バスタブにお湯を溜める音が聞こえる。
愛原「風呂に入る前に、お茶でも入れるか」
リサ「あっ、わたしが入れてあげる」
愛原「そうか?」
このホテルの客室には、電気ケトルがある。
リサは一旦、風呂の水道を止めると、水に切り替えて電気ケトルに水を入れた。
そして、それを持ってきて電源を入れる。
再びお湯を入れ始めて、また戻って来た。
愛原「それで……どうだった?斉藤早苗は?」
リサ「間違いなくBOW。他のリサ・トレヴァーと同じ臭いがした」
愛原「そうか」
リサ「エレンと一緒の部屋にして大丈夫なの?」
愛原「もし絵恋さんが襲われるんだったたら、沖縄にいる間に襲っているだろう。だから、絵恋さんに関しては何を今さらだと思うんだ」
リサ「なるほど。先生はどうする?」
愛原「善場主任に報告するさ。オマエが風呂に入ってる間に」
リサ「どうしてわたしがお風呂に入ってる時に?」
愛原「オマエは俺と善場主任がどんな話をしたのか、全く知らない方がいい。後で、斉藤早苗に聞かれた時にな」
リサ「なるほど」
愛原「それと、ついでに見張り」
リサ「見張り?」
愛原「お前のような奴は、天井のダクトを使って侵入てかできるんだろ?もしかしたら、早苗もそんなことができるかもしれない」
リサ「なるほど。わたしなら、そんな奴らが近づいてくればすぐ分かるから……」
愛原「そういうことだよ」
リサ「そういうことなら……」
愛原「頼んだぞ」
リサ「任せて。……あ」
愛原「どうした?」
リサ「お風呂上がりのジュース、買ってない」
愛原「任せろ。俺にいい考えがある」
私は自分のスマホを取り出した。
そして、高橋にLINEする。
愛原「高橋に買ってきてもらう」
リサ「なるほど」
愛原「リサは何がいい?」
リサ「オレンジジュース」
愛原「分かった。高橋に買いに行かせよう」
私は高橋にLINEした。
これには1つ理由がある。
高橋をここに呼ぶ口実を作る為だ。
そして、高橋にも斉藤早苗のことは伝えておくわけである。
リサ「はい、お茶」
愛原「ありがとう」
リサは私に煎茶を入れてくれた。
リサ「着替え、着替え」
リサは自分の荷物の所に行き、そこから黒いスポブラとショーツを取り出す。
リサは寝る時、上にはスポブラを着ける習慣がある。
他には体育がある時とか。
リサ「わたしの着替え、見る?」
愛原「バスルームで着替えろよw そろそろお湯が溜まる頃なんじゃないのか?」
リサ「ちょっと見て来る」
リサはバスルームに向かった。
リサ「もうちょっとみたい」
愛原「そうか」
それから少しして……。
絵恋「ぎゃっ!何すんのよ!?」
部屋の外から、絵恋の叫び声が聞こえた。
リサ「エレン!?」
そして、部屋のドアがノックされる。
愛原「リサ、気をつけて開けろよ?」
リサ「分かってる」
リサは右手の爪を長く鋭く伸ばした。
それだけでなく、パチッと火花を散らして放電の準備を始めた。
そして、ドアを開けた。
高橋「何か、不審者がドアスコープ覗いてたんで、ボコしときましたが?」
絵恋「ううう……」
リサ「お兄ちゃんだったの……」
高橋「頼まれた飲み物、買ってきましたよ」
愛原「ああ、ありがとう」
リサ「エレン!先生が早く寝ろって言ってたでしょ!」
絵恋「だってぇ……」
愛原「もう夜も遅いから、明日にしなさい」
高橋「そうだそうだ。ガキは寝る時間だぞー」
リサ「エレン。先生の命令は絶対」
絵恋「はーい……」
リサは絵恋を部屋から出した。
リサ「ちょうど、お風呂のお湯が溜まった」
愛原「よし、入ってこい。ゆっくり入っていいからな?」
リサ「はーい」
高橋「先生を差し置いて1番風呂とは……」
愛原「俺が先に入れって命令したんだ。文句あるか?」
高橋「い、いえ……。先生の御命令は絶対ですから」
愛原「だろ?」
私は飲み物を部屋の冷蔵庫に入れた。
愛原「せっかくだ。オマエも茶、飲んでけ」
高橋「ありがとうございます!」
愛原「ちょっと、話がある」
私は高橋にも、斉藤早苗のことを話した。
高橋「……なるほど。そういうことですか」
愛原「今のところ、彼女は何もする気はないようだが、しかし俺達が怪しんでることに気づいたら、何かしてくるかもしれん」
高橋「ですが、明日はウィルス検査っスよね?それでバレるんじゃないスか?」
愛原「それについて、彼女が何を思っているのかは分からん。とにかく明日、検査が始まるまでは、何も起こらないようにしたい」
高橋「分かりました。要は、俺も何もするなってことですね?」
愛原「まあ、そうだな。もし仮に彼女と話をする機会があったとしても、オマエは普通の女子高生と話している感じで接してほしいんだ」
高橋「分かりました。お任せください」
愛原「頼んだぞ」
高橋「向こうが正体を現して襲ってきたら、マグナム撃ち込んでいいんスね?」
愛原「それは……正当防衛だからな。それでいいと思う」
高橋「了解っス」
その後、私は善場主任にメールを送った。
高橋「姉ちゃん、このホテルにいるんスかね?」
愛原「分からんな……」
取りあえず善場主任からは、了解の旨の返信が来た。
ホテル内には既にBSAAが潜り込んでいるらしい。
私達は何食わぬ顔で、過ごしてほしいとのことだった。