とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012小豆島・寒霞渓100キロウルトラ遠足ツアー「2日目後半」

2012-03-13 22:23:35 | マラソン
寒霞渓ロープウェイ乗り場を横目に、脇にある遊歩道に入るとコンクリート舗装された道が始まった。ここから、標高差400mほど上ることになる。


ロープウェイ駅が右手に見える。


巨岩が立ち並び樹木が生い茂る遊歩道は、ジグザグに続いている。こんな道はとても走って上る気になれない。


遊歩道の周りには、名前がついた巨岩が至るところにある。紅葉の時期は、さぞかし見事な眺めだろうと想像した。




だいぶ頂上近くになってきた。展望がいい場所からは、内浦湾が良く見えた。


40キロ地点を通過。寒霞渓山頂まであと僅かとなった。


荷物を預けてある中間地点に到着する。ロープウェイだったら、簡単に到着していた場所だ。この場所が、今コースの最高地点である。前日は、この辺り一帯真っ白だったがさすがに雪は溶けていた。それでも、山頂は寒い。温かいソーメンを頂いてから、体が冷える前に先を急いだ。


路肩には、まだ少し雪が残っている。


45キロ地点を通過。


内浦湾が、大きく見えてきた。


50キロ地点を通過。


32.7キロ地点にあったエイドに再び戻る。戻ってくると57キロ地点となる。そこからは、二十四の瞳映画村への往復コースとなる。この区間では、早いランナーたちとすれ違う。しばらく行くと、バレリーナの仮装をしたランナーに出会う。寒い中、肩をむき出しにして寒そうだが、この時点のこの場所で会うだけにかなり早い。笑顔を見せて、元気に走って行った。


他にも、何人か仮装ランナーを見かけた。忍者、幼稚園児、きぐるみ集団など100キロでも仮装して平気で走ってしまう実力者ばかりだ。中でも、坊ちゃんに扮し下駄で走っていた男性は凄かった。足がどうなっていたか気になったが、無事完走したそうだ。

さて、先を急ぐと醤油工場が見えてきた。有名な丸金醤油の工場前を通過する。あたりは醤油の香ばしい匂いが立ち込めていた。


醤油樽のモニュメントもある。


海岸線沿いを走る。


折り返して戻ってくるランナーが増えてきた。


二十四の瞳発祥の地を通過。


岬の分教場前を通過。


二十四の瞳映画村に到着する。ここで66.6キロとなり全行程の約2/3まで来た勘定だ。


すれ違うランナーたちとエールを交わしながら走る。76.2キロのエイドを過ぎると初めての道となり80キロ地点を通過する。


80キロまで来ると、ほぼ完走を意識し始めた。海岸線沿いの道は、おだやかな瀬戸内海を眺めながら走ることのできる素晴らしいロケーションだ。




90キロ地点を通過。ここからは残り10キロを切り気持ちが軽くなる。


91キロ地点では、土砂崩れがあったらしく工事現場の間を通っていく。この場所は、その後日が沈みだした頃から通行止になったそうだ。明かりがまったくなく、暗い中を通過するのは危険という事で大会事務局がコース変更したらしい。コース変更後のランナーは、少しショートカットとなってしまったそうだ。まあ、私は明るいうちに通過できて良かった。


その後も、幾つかのアップダウンを繰り返しながら海岸線の道を走った。




やっと、残り1キロの看板が見えてきた。


あと僅かというのに、最後の最後にも上りがある。上りきってからゴールのふるさと村へ下る道が見えてきた。最後の力を振り絞ってゴールを目指すランナーの姿が下に見えていた。


ふるさと村の駐車場が見えてきた。残り数百メートルだ。


そして、無事ゴールだ。


ゴールタイムは、12時間37分前後だった。12時間を切ったうっちゃんや数分前にゴールしたよっぴーさんに出迎えられ記念写真を撮ってもらう。ここ何年も、100キロでは13時間を切ったことがなかったが、久しぶりの12時間台で自分としては満足した結果だった。この最近の走りこみの成果が出たのかもしれない。


大いに疲れたが、それほど酷い筋肉痛はなくバスで宿舎に帰る。お風呂に入りベットに横たわるとすぐに眠くなってしまった。明日になれば、小豆島とはお別れだ。

2012小豆島・寒霞渓100キロウルトラ遠足ツアー「3日目」に続く