滋賀県長浜市にある余呉湖を周回する「天女の羽衣伝説ウルトラマラソン」に参加してきた。参加者は100数十名規模とこじんまりした大会だが、市民ランナー有志による手作りという事もあって、ランナー目線で運営され、楽しく温かいおもてなしが感じられるいい大会だ。一昨年から参加しているが、大いに気にいって今回で3回目の参加になった。
琵琶湖の北にある余呉湖は、周囲が7キロほどあり、この大会では10周して70キロを走る。制限時間は10時間なので、ウルトラ初心者にはちょうどいい距離であり制限時間にも余裕がある。しかも、開催時期が4月第2週前後なので、桜の開花時期に合う事が多く、お花見マラソンになる可能性がありロケーションもばっちりだ。
早朝受付を済ませ、午前7時前に、国民宿舎「余呉湖荘」前の道路に集合する。天気は、花曇りで少し肌寒いが、走るうえではちょうどいい気温だった。
幟旗の下で、スタート前の集合写真を撮る。
午前7時に全員スタートする。ちょっと前のほうに並んだせいか、先頭の速い人たちのペースに巻き込まれ、結構いいペースで走り出した。まず1周目を42分で通過する。ほぼ1キロ6分ペースだ。おかしいなあと思いながらも、意外と調子よく走れていた。2周、3周目もほとんどペースが変わらず調子良かった。その後少しペースが落ちたが、6周目で4時間半を切っていた。6周目というとほぼフルマラソンの距離である。最近、フルは5時間も切れなくなっていたので、こんなに早く走れたのかと我ながら驚いてしまった。しかし、調子よかったのはそのくらいまでで、急にペースが落ちてしまう。その後、8周、9周目あたりは1周1時間かかってしまう。やはりウルトラマラソンは、そんなに甘くはない。後半は、依然痛めた右膝に違和感が生じてきたことや、体力消耗によりきつくなっていた。
9周目が終わり、赤い襷を貰い10周に入ってからは見どころを撮影しながらのんびり走る。制限時間までには余裕があり、襷をかけると気持ちに余裕ができるものだ。
まずは、エイドのお汁粉などで腹ごしらえして、気持ちを切り替えて最後の周回コースに入っていく。
幟旗の隣には、満開になった桜並木が見えてくる。日は高く、雲もなくなり快晴となっていた。
すぐ先の湖岸の桜も満開である。
数十メートル程の唯一の折り返しコースに入る。
折り返し、余呉川沿いに進む。
余呉川沿いの桜と菜の花がいい。この辺りは、絶好の撮影スポットで、多くのカメラマンが写真を撮りに来ていた。
余呉湖の北側には、天女の羽衣伝説の舞台となった「天女の衣掛柳」がある。この柳はマルバヤナギで、滋賀県では最大のヤナギの巨木である。「天女の衣掛柳」の説明板には「往古、天の八乙女が白鳥となって此の所に舞い降り、柳の木に羽衣をかけて水浴中、伊香刀美という人が白犬を使って天女の羽衣をかくした。天女は羽衣が無くては天に帰れず仕方なく伊香刀美の妻となって二男二女を生んだ。その子孫が伊香地方を開発した祖と伝えられる。」とある。
こちらが、伝説の天女の像だ。衣掛柳より、道路を隔てた反対側の空き地に設置されている。
残り2.5キロくらいに来ると枝垂れ桜の木が見える。
残り1キロほどになった。
ゴールが見えてきた。
ゴールテープとカメラマンが待ち構えている。
前半の貯金があったおかげで、8時間31分でのゴールだった。主催者のN部さんより完走賞をいただき、ホッとした。後は宿に戻ってゆっくりお風呂に浸かる。ゴール後のお風呂は、本当に気持ちがいいものだ。
さて、この大会は宿泊付きなので、ゴール後の懇親会が楽しい。バイキング形式の食事をしたあと、お待ちかねのイベントがいろいろある。私が一番楽しみにしていたのが、3回出場者だけにもらえるというTシャツである。今回は該当者が20数名ということで、ぞろぞろとステージ前に呼ばれる。早速頂いたTシャツを着て集合写真を撮る。今回の色は、パープルでなかなかいい色目だ。他の大会で着たら結構目立ちそうである。
その後、もう一つのお楽しみ抽選会が始まる。高額な賞品があり、みんなの期待が高まっていた。もう3回になるが、我々のグループはいつもいいものが当たっている。今回も、お米やスポーツソックス、地酒などが当たっていた。特にヒロボーさんは、毎回籤運が強い。もう終わりかと思われたころ、ランナーの羨望の的であるワコールのCW-Xの男性用タイツを引き当てた。まことに羨ましい限りだ。そして、最後の最後に今回の超目玉「デジカメ」を引き当てたY子さんも、素晴らしく運の引きが強い。
さて、私の方もそれなりに今回も賞品を引き当てた。こちらでは有名なお店のバームクーヘンだ。そして、参加賞の鮎の佃煮とエビ豆。どちらも我が家の土産にちょうどいい。
翌朝、桜の前で記念写真を撮って解散。地元では、桜に因んだマラソン大会の桜が予定より早く散ってしまい、時期がずれてしまったのが多かったのだが、滋賀県の余呉では、ちょうどいい時期に当たり、マラソンとお花見の両方を楽しむ事ができて大満足だった。
その後、琵琶湖方面に寄り道をして帰る。
「余呉湖の朝&海津大崎桜」に続く。
琵琶湖の北にある余呉湖は、周囲が7キロほどあり、この大会では10周して70キロを走る。制限時間は10時間なので、ウルトラ初心者にはちょうどいい距離であり制限時間にも余裕がある。しかも、開催時期が4月第2週前後なので、桜の開花時期に合う事が多く、お花見マラソンになる可能性がありロケーションもばっちりだ。
早朝受付を済ませ、午前7時前に、国民宿舎「余呉湖荘」前の道路に集合する。天気は、花曇りで少し肌寒いが、走るうえではちょうどいい気温だった。
幟旗の下で、スタート前の集合写真を撮る。
午前7時に全員スタートする。ちょっと前のほうに並んだせいか、先頭の速い人たちのペースに巻き込まれ、結構いいペースで走り出した。まず1周目を42分で通過する。ほぼ1キロ6分ペースだ。おかしいなあと思いながらも、意外と調子よく走れていた。2周、3周目もほとんどペースが変わらず調子良かった。その後少しペースが落ちたが、6周目で4時間半を切っていた。6周目というとほぼフルマラソンの距離である。最近、フルは5時間も切れなくなっていたので、こんなに早く走れたのかと我ながら驚いてしまった。しかし、調子よかったのはそのくらいまでで、急にペースが落ちてしまう。その後、8周、9周目あたりは1周1時間かかってしまう。やはりウルトラマラソンは、そんなに甘くはない。後半は、依然痛めた右膝に違和感が生じてきたことや、体力消耗によりきつくなっていた。
9周目が終わり、赤い襷を貰い10周に入ってからは見どころを撮影しながらのんびり走る。制限時間までには余裕があり、襷をかけると気持ちに余裕ができるものだ。
まずは、エイドのお汁粉などで腹ごしらえして、気持ちを切り替えて最後の周回コースに入っていく。
幟旗の隣には、満開になった桜並木が見えてくる。日は高く、雲もなくなり快晴となっていた。
すぐ先の湖岸の桜も満開である。
数十メートル程の唯一の折り返しコースに入る。
折り返し、余呉川沿いに進む。
余呉川沿いの桜と菜の花がいい。この辺りは、絶好の撮影スポットで、多くのカメラマンが写真を撮りに来ていた。
余呉湖の北側には、天女の羽衣伝説の舞台となった「天女の衣掛柳」がある。この柳はマルバヤナギで、滋賀県では最大のヤナギの巨木である。「天女の衣掛柳」の説明板には「往古、天の八乙女が白鳥となって此の所に舞い降り、柳の木に羽衣をかけて水浴中、伊香刀美という人が白犬を使って天女の羽衣をかくした。天女は羽衣が無くては天に帰れず仕方なく伊香刀美の妻となって二男二女を生んだ。その子孫が伊香地方を開発した祖と伝えられる。」とある。
こちらが、伝説の天女の像だ。衣掛柳より、道路を隔てた反対側の空き地に設置されている。
残り2.5キロくらいに来ると枝垂れ桜の木が見える。
残り1キロほどになった。
ゴールが見えてきた。
ゴールテープとカメラマンが待ち構えている。
前半の貯金があったおかげで、8時間31分でのゴールだった。主催者のN部さんより完走賞をいただき、ホッとした。後は宿に戻ってゆっくりお風呂に浸かる。ゴール後のお風呂は、本当に気持ちがいいものだ。
さて、この大会は宿泊付きなので、ゴール後の懇親会が楽しい。バイキング形式の食事をしたあと、お待ちかねのイベントがいろいろある。私が一番楽しみにしていたのが、3回出場者だけにもらえるというTシャツである。今回は該当者が20数名ということで、ぞろぞろとステージ前に呼ばれる。早速頂いたTシャツを着て集合写真を撮る。今回の色は、パープルでなかなかいい色目だ。他の大会で着たら結構目立ちそうである。
その後、もう一つのお楽しみ抽選会が始まる。高額な賞品があり、みんなの期待が高まっていた。もう3回になるが、我々のグループはいつもいいものが当たっている。今回も、お米やスポーツソックス、地酒などが当たっていた。特にヒロボーさんは、毎回籤運が強い。もう終わりかと思われたころ、ランナーの羨望の的であるワコールのCW-Xの男性用タイツを引き当てた。まことに羨ましい限りだ。そして、最後の最後に今回の超目玉「デジカメ」を引き当てたY子さんも、素晴らしく運の引きが強い。
さて、私の方もそれなりに今回も賞品を引き当てた。こちらでは有名なお店のバームクーヘンだ。そして、参加賞の鮎の佃煮とエビ豆。どちらも我が家の土産にちょうどいい。
翌朝、桜の前で記念写真を撮って解散。地元では、桜に因んだマラソン大会の桜が予定より早く散ってしまい、時期がずれてしまったのが多かったのだが、滋賀県の余呉では、ちょうどいい時期に当たり、マラソンとお花見の両方を楽しむ事ができて大満足だった。
その後、琵琶湖方面に寄り道をして帰る。
「余呉湖の朝&海津大崎桜」に続く。