とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016吉野山お花見マラニック:後半

2016-04-19 19:07:27 | マラソン
奥千本桜を眺め、先へと進む。手前の山肌は、伐採され木がなくなっているが、あらたに桜の苗が植樹され、10年も経てば見事な桜に育つはずだ。


苔清水の先にある広場にも、背の高い古木の桜が植わっている。太陽の日差しを受けてキラキラと花が光っているようだ。


西行法師や芭蕉のお気に入りだったという静かな森の間を行く。


さらに進んでいくと、「従是女人結界」という石標が出てくる。ここより先は、山上ヶ岳などに続く修験道の大峯奥駆道である。女性はこの先には進んではいけないことになっているのだ。


我々は、分岐から青根ケ峰を目指す。11:36。ほどなく、吉野山の最高峰青根ケ峰858mに到着する。展望のない山頂だが、大勢のハイカーで賑わっていた。


下山すると、青根ケ峰を回るように静寂の道を行く。しばらくすると、「源義経隠塔」があった。源義経が身を隠していたとされる伝説の場所で、現在は修験者の修行場として利用されているという。「吉野なる深山の奥のかくれ塔 本来空のすみかなりけり」。


12:10。金峯神社入口の修行門まで戻ってきた。ちょうど入口には売店が出ていて、お腹も減っていたことだし、ちょっと鮎の塩焼きとビールを頂いていく。


帰り道は、高城山展望台を通っていく。緑の若葉が美しい。


高城山展望台からは、近畿のマッターホルンともいわれる秀麗な山容を誇る高見山が見えた。登山意欲をそそられる山だ。


桜並木の向こう側には、『金剛山~大和葛城山~二上山』と続くダイヤモンドトレイルの山々が見渡せる。


風が吹くと、桜吹雪が舞っていく。


高城山展望台から下っていくと、シロヤマザクラがまさに満開だ。


このあたりは、今回のハイライトかも知れない。奥千本の最後の見所だった。




花矢倉の分岐から、細い山道を下っていく。観光客は少なく、静かなハイキングコースだ。


13:20。如意輪寺に到着する。




お昼をまわりお腹が大分すいてきたので、境内にある食事処で一休みだ。こちらは、Uさんが頼んだ桜もちとお茶のセット。


まずは、吉野特産桜天然酵母ビールで乾杯。


その後、焼きたてのピザを5人で分け合う。


如意輪寺の裏山には、後醍醐天皇御陵がある。後醍醐天皇の意思により、京都に対する願いを表すために、天皇家の墓陵としては唯一北向きとなっており、「北面の御陵」として有名だという。


如意輪寺の山門を抜け、シャガの咲く道をどんどん下っていく。


散り始めた桜も、このあたりが見納めだ。


15時すぎ、無事駐車場に到着する。15キロほどのコースだったが、見所いっぱいで十分楽しむことができた。吉野駅で、日帰りのMさんと別れ、飛鳥駅でK子さんと別れる。飛鳥駅では、ちょうど吉野山がラッピングされた電車が通り抜けていった。


吉野千本桜の見頃としては、4月2週目~3週目の間だろう。今度は、下千本、中千本、上千本が満開の時をぜひ見てみたいものだ。

参考1:今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:今回の高低図(YAMAPで記録)


明日香村に移動後、飛鳥駅近くのペンション「飛鳥」に泊まる。駅から歩いて3分くらいの場所にあり、明日香村観光には最適の場所にある。


こちらは、ペンションの夕食風景。ピアノの自動演奏が有り、おしゃれな雰囲気の宿だった。


この日のメニューだ。前菜のサラダと、スープ
 

ステーキ、ライスとデザートのケーキ、コーヒー。
 

「2016明日香村古代遺跡巡りマラニック:前半」に続く。