蹴上から信号機を渡り、レンガ作りのトンネル入り口に着いた。
このトンネルの名前は、「ねじりまんぽ」という。何だか変な名前でどういう意味なのだろうと不思議に思って説明看板を見てみる。
トンネルの中に入ってみると壁が螺旋状にねじれている。まるで奥へ渦を巻いているかのように。このねじれは、斜めに積み上げられたレンガによるもので、耐久性を上げるために斜めに積み上げられているのだという。そして、「まんぽ」というのはトンネルを意味する古い言葉だったのだ。
「ねじりまんぽ」を抜けると、右上に登っていく。
上に上がってみると、線路があって観光客がやたらに歩いている。こんな線路の中に入っていいのだろうかと気になったが、ここは廃線となっていて観光スポットとして保存されている場所だった。かつては、蹴上インクラインといって、京都市左京区にあった琵琶湖疏水による舟運ルートの一区間をなす傾斜鉄道がこの地にあったという。南禅寺・蹴上間を1891年(明治24年)から1948年(昭和23年)まで実用に供されていたそうだ。
そして、こちらが琶湖疏水と呼ばれる水路だ。琵琶湖の湖水を西隣の京都市へ流すため、明治時代に作られた。琵琶湖疏水は京都と大津間の船の輸送を用途の一つとしていたが、落差の大きい場所は船が運行できないので、台車に船を載せて上下させるインクラインで運行していたというわけだ。
しばらく進むと2方向に分かれるが、どちらに行っても合流するので、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)経由の道に向かう。
日向大神宮は、第23代顕宗天皇が、日向国(現在の宮崎県)の高千穂峰の神霊を移して創建したのが始まりで、内宮には“天照大神”が祀られていて、三重県の“伊勢神宮”との共通点が多いことから「京のお伊勢さん」の名で親しまれているという。社殿の作りが、長野の仁科神明宮と似ているなと思ったら、やはり同じ神明造りで“天照大神”が祀られていることから同じ系統の神社だという事がわかった。
内宮の前で記念撮影。
そして、日向大神宮には凄いパワースポットがある。それは「天の岩戸」と呼ばれる洞窟だ。全国には「天の岩戸」と呼ばれる場所がいくつもあるが、ここは隠れたパワースポットと言えるかもしれない。内宮の左の坂道を少し上った所に「天の岩戸」があり、岩のトンネルをくぐって「胎内くぐり」をしていく。
中で直角に曲がっていて曲がり角には戸隠神社が祀られている。真っ暗な場所をくぐり抜けると開運や厄除けのご利益があるそうだ。
その後は、険しい山道をグングン上っていく。この辺りも倒木が多く台風の被害が大きかった場所のようだ。
京都一周トレイルのコースから少し外れるが、折角なので大文字山の山頂まで向かう。山頂は、ハイカーで大賑わいだった。
大文字山山頂455mで山頂記念写真を撮る。気が短いメンバーは、山頂記念写真も撮らずに、大文字焼きの火床のある道に先に行ってしまっていた。
残ったメンバーで京都一周トレイルの正規のコースで山を下っていく。途中には、「楼門の滝」もあって自然豊かなコースだ。
その先も急な下りが続いている。
木橋を恐る恐る渡る。
鹿ケ谷山瑞光院(波切不動)の前を通る。
住宅地まで下りてくると、イチョウの葉が沢山落ちていて、葉っぱで遊びたくなる。
13:07。哲学の道入り口に到着する。京都一周トレイルの№51の標柱がある場所だ。2日目のゴールはここまでとした。
参考1.2日目のコースマップ
参考2.2日目の高低図のコースタイム
「2019秋・京都一周トレイル:2日目銀閣寺~南禅寺」に続く。
このトンネルの名前は、「ねじりまんぽ」という。何だか変な名前でどういう意味なのだろうと不思議に思って説明看板を見てみる。
トンネルの中に入ってみると壁が螺旋状にねじれている。まるで奥へ渦を巻いているかのように。このねじれは、斜めに積み上げられたレンガによるもので、耐久性を上げるために斜めに積み上げられているのだという。そして、「まんぽ」というのはトンネルを意味する古い言葉だったのだ。
「ねじりまんぽ」を抜けると、右上に登っていく。
上に上がってみると、線路があって観光客がやたらに歩いている。こんな線路の中に入っていいのだろうかと気になったが、ここは廃線となっていて観光スポットとして保存されている場所だった。かつては、蹴上インクラインといって、京都市左京区にあった琵琶湖疏水による舟運ルートの一区間をなす傾斜鉄道がこの地にあったという。南禅寺・蹴上間を1891年(明治24年)から1948年(昭和23年)まで実用に供されていたそうだ。
そして、こちらが琶湖疏水と呼ばれる水路だ。琵琶湖の湖水を西隣の京都市へ流すため、明治時代に作られた。琵琶湖疏水は京都と大津間の船の輸送を用途の一つとしていたが、落差の大きい場所は船が運行できないので、台車に船を載せて上下させるインクラインで運行していたというわけだ。
しばらく進むと2方向に分かれるが、どちらに行っても合流するので、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)経由の道に向かう。
日向大神宮は、第23代顕宗天皇が、日向国(現在の宮崎県)の高千穂峰の神霊を移して創建したのが始まりで、内宮には“天照大神”が祀られていて、三重県の“伊勢神宮”との共通点が多いことから「京のお伊勢さん」の名で親しまれているという。社殿の作りが、長野の仁科神明宮と似ているなと思ったら、やはり同じ神明造りで“天照大神”が祀られていることから同じ系統の神社だという事がわかった。
内宮の前で記念撮影。
そして、日向大神宮には凄いパワースポットがある。それは「天の岩戸」と呼ばれる洞窟だ。全国には「天の岩戸」と呼ばれる場所がいくつもあるが、ここは隠れたパワースポットと言えるかもしれない。内宮の左の坂道を少し上った所に「天の岩戸」があり、岩のトンネルをくぐって「胎内くぐり」をしていく。
中で直角に曲がっていて曲がり角には戸隠神社が祀られている。真っ暗な場所をくぐり抜けると開運や厄除けのご利益があるそうだ。
その後は、険しい山道をグングン上っていく。この辺りも倒木が多く台風の被害が大きかった場所のようだ。
京都一周トレイルのコースから少し外れるが、折角なので大文字山の山頂まで向かう。山頂は、ハイカーで大賑わいだった。
大文字山山頂455mで山頂記念写真を撮る。気が短いメンバーは、山頂記念写真も撮らずに、大文字焼きの火床のある道に先に行ってしまっていた。
残ったメンバーで京都一周トレイルの正規のコースで山を下っていく。途中には、「楼門の滝」もあって自然豊かなコースだ。
その先も急な下りが続いている。
木橋を恐る恐る渡る。
鹿ケ谷山瑞光院(波切不動)の前を通る。
住宅地まで下りてくると、イチョウの葉が沢山落ちていて、葉っぱで遊びたくなる。
13:07。哲学の道入り口に到着する。京都一周トレイルの№51の標柱がある場所だ。2日目のゴールはここまでとした。
参考1.2日目のコースマップ
参考2.2日目の高低図のコースタイム
「2019秋・京都一周トレイル:2日目銀閣寺~南禅寺」に続く。