とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019年の山を振り返る

2019-12-31 09:39:00 | 山登り
 今年は、百名山を目指している人と一緒に二巡目となる百名山を数多く登る。その合間に、初めてとなる二百名山や三百名山の山もいくつか登り、思ったより数多くの山に登っていた。しかし、夏場以降は、大型台風の来襲でいくつも計画が流れてしまい、楽しみにしていた縦走登山ができず一座のみピストンで下山というケースがいくつもあった。地球温暖化の影響は登山にも大きく影を落としてきているようだ。また、8月、9月は予定外の山行ができた。南アルプスの山小屋点検という仕事ができた友人のIさんのサポートとして、南アルプスの名山をいくつも縦走できたのはいい経験だった。9月後半に行った栗駒山の紅葉は、神の絨毯と言われ、今まで見た事もないほどの素晴らしい紅葉だった。

1.1月 白水山811m(山梨県)
 年の初めに、富士山が良く見える手軽な山に行こうと計画した。残念ながら曇り空で富士山は見えず、おまけに雪もちらほらと降って寒かった。
2.1月 開聞岳924m(鹿児島県)
 指宿菜の花マラソンの翌日、登る。二度目だったが、快晴の空のもと、山頂からは素晴らしい展望が楽しめた。
3.1月 綿向山1110m(滋賀県)
 近畿や東海では樹氷が美しいことで有名な山である。寒い時ほど登山者が多いという一味違う山でもあり、期待通り美しい樹氷群を見ることが出来た。
4.2月 伊勢湾の離島:神島の灯明山171m、菅島の大山237m(三重県)
 伊勢湾の離島の山をひだまりハイキングしようというNさんの呼びかけで参加した。神島は、三島由紀夫の「潮騒」の舞台となった島で三島文学の聖地を歩いた気分になった。また、菅島の大山の山腹には珍しい紅ツゲの群生地があった。
5.2月 雲仙岳:普賢岳1359m、国見岳1347m、妙見岳1333m(長崎県)
 熊本城マラソンの翌日、フェリーで島原半島に渡り、雲仙岳登山を楽しむ。雲仙岳の平成新山は、現在も火山活動が続いており登山は禁止されているが、禁止区域以外の周りの山々を巡り、荒々しい火山群の山歩きを楽しんだ。
6.2月 岩岳スノーフィールド・ねずこの森 スノーシュートレッキング(長野県)
 雪遊びツアーと称して岩岳スノーフィールドのねずこの森をスノーシューで楽しむ。現地のガイドさんの案内の元、雪原に残る動物の足跡を見たりして雪山を歩く。
7.3月 筑波山:女体山877m、男体山871m(茨城県)
 筑波山は、日本百名山の中では最も標高の低い山だが、山頂からの眺望は関東平野を見渡すことのできる抜群の景色の山である。今回は、期待して行ったのだが、小雨模様で展望は期待どうりにならなかった。
8.3月 七洞山778m(三重県)
 Nさんの呼びかけで、奥伊勢方面の静かな低山の陽だまりトレッキングに出かけた。夜は漁師宿で海の幸を満喫する。山頂からは、奥伊勢周辺の山々の展望を楽しめた。2日目には、姫越山に行く予定だったが、本降りの天気になってしまったので中止となった。
9.4月 兜岳920m、鎧岳294m(奈良県)
 奈良県の曽爾村にある兜岳と鎧岳は、里から見るとその異様な姿に登山意欲を掻き立てられる。前から何度も企画していたが、なかなか登れなかった山。今回やっと念願かなって山頂に立つことができた。
10.5月 武甲山1304m(埼玉県)
 ゴールデン・ウィークの後半、込むことを覚悟して出かけた。秩父の羊山公園と武甲山をセットで行く。秩父の芝桜の名所である羊山公園で芝桜をみてから武甲山に登る。武甲山からも芝桜のピンクが良く見えた。
11.5月 赤城山:黒桧山1828m、駒ヶ岳1686m(群馬県)
 赤城山は、日本百名山の一つであり、榛名山、妙義山と並び、上毛三山の一つにも数えられている。山頂からは、大沼などの火口湖が良く見える。ただ、登山口に向かう道路は、カーブが多く、深夜の時間帯は、走り屋みたいな車が何台も集結し、騒がしかった。
12.6月 榛名山:榛名富士1390m、烏帽子ヶ岳1363m、鬢櫛山1350m、掃部ヶ岳1449m(群馬県)
 赤城山に続いて上毛三山の一つである榛名山に登る。榛名山は、中央にカルデラ湖があり、周囲を多数の外輪山で囲まれているところが赤城山と似ていて、いずれも那須火山帯に属している。
13.6月 経ヶ岳2296m(長野県)
 中央アルプスの最北端に位置する経ヶ岳は、日本二百名山の一つだが、知名度は低く、登山客も少なくて静かな山歩きができる。山頂までの標高差が1200m以上もあり、累積標高差は1400m以上もあった。思っていたよりも登りがいある山だった。
14.6月 志賀高原:笠ヶ岳2076m、横手山2307m(長野県)
 志賀高原の笠ヶ岳は、熊の湯の後ろでむっくりと盛り上がった形の山だ。溶岩円頂丘で、どこから見てもすぐにわかる特異な形状は、まさに志賀高原のシンボルである。横手山は、標高2152mの国道としては日本最高所の峠である渋峠から登る。山頂にある「日本一高所にあるパン屋」が有名だ。
15.7月 大峰山:八経ヶ岳1915m(奈良県)
 八経ヶ岳は、大峰山脈の主峰であり、奈良県および近畿地方の最高峰である。山頂直下では、幻の花“天女花”と呼ばれるオオヤマレンゲの群落を見ることが出来た。
16.7月 北アルプス:七倉山2509m(長野県)
 北アルプスの七倉山荘から七倉岳、船窪岳、烏帽子岳等をぐるっと周回する縦走登山を計画していたが、後半天気が悪くなるとの予報で、七倉岳ピストンのみで下山する。どうしても泊まりたかった船窪小屋に泊まれただけでも良かった。
17.8月 巻機山1967m(群馬県)
 巻機山の山名の由来は、頂上一帯が御機屋と呼ばれ、美女が機を織っていたという伝説によるものだ。暑い日となり、避難小屋近くの雪渓からの冷気が気持ちよかった。下山後は、みなかみ町でキャニオニングを楽しむ。
18.8月 北アルプス:薬師岳2926m(富山県)
 北アルプスの立山室堂から五色ヶ原、薬師岳、太郎兵衛平、折立へと縦走登山を2泊3日で計画していたのだが、台風10号の影響がまだ残っていて室堂からの入山は危険だと判断して日程を1日ずらし、1泊2日の折立から薬師岳へのピストン登山へ変更。薬師岳は無事登頂できて百名山を目指している人たちの希望を叶えることが出来た。
19.8月 南アルプス:茶臼岳2604m(静岡県)
 南アルプスの山小屋を点検するという仕事のサポートで急遽行くことになった。光岳、聖岳直下の山小屋には行けたのだが、天気がずっと良くなく、山頂を踏めたのは茶臼岳だけだった。
20.9月 北アルプス:餓鬼岳2647m(長野県)
 二百名山のマイナーな山も少しずつ登ろうかと思い、餓鬼岳に1泊2日で登る。今回は、白沢登山口からのピストンコースとした。白沢の渓谷美が醍醐味のルートである。餓鬼岳小屋の宿泊記念の餓鬼のスタンプは貴重だ。
21.9月 南アルプス:千枚岳2880m、丸山3032m、悪沢岳3141m、荒川中岳2084m、赤石岳3121m(静岡県)
 8月の山小屋点検業務の2回目。今回は、悪沢岳、赤石岳など南アルプスの名峰を無事登頂する。赤石避難小屋では、小屋番夫婦や登山者たちとの語らいが楽しかった。
22.9月 栗駒山1627m(宮城県・岩手県)
 東北の名峰、栗駒山は、紅葉の時期は多くの登山者で賑わう。山頂周辺の紅葉は、“神の絨毯”と呼ばれるほど美しく、これほどの紅葉を見た事がない。一生に一度は見ておきたい風景だ。
23.10月 入道ヶ岳906m(三重県)
 入道ヶ岳は、鈴鹿セブンマウンテンおよび近畿百名山の1つに数えられている。その中では最も登りやすい山だとされている。当初は、雨乞岳に行くつもりだったが、台風で登山口まで行けなくなっていたので、急遽変更した。鈴鹿セブンマウンテンとしては、4座目となる。
24.11月 竜ヶ岳1099m(三重県)
 鈴鹿セブンマウンテンの5座目の山。たくさんのコースがあるが、行きは金山尾根とし、帰りは、石榑峠経由の表道で下る。歩きでがあり、変化があって楽しいコースだった。
25.12月 六甲山931m(兵庫県)
 新神戸駅からロープウェイを使って六甲全山縦走路に入り、山中で一泊して六甲山に登る。要所要所にケーブルやロープウェイがあり、アクセスは便利な山だ。神戸市内の景色も素晴らしく、夜景は1000万ドルの価値があるといわれる。最後は、有馬温泉に下山して温泉に入り帰る。
26.12月 朝鮮岩320m、満観峰470m、花沢山450m(静岡県)
 ランのカテゴリーにも入れたのだが、登山でもある。年の瀬の最後に、ラン友たちとトレイルランとして丸子・焼津アルプスの山々を縦走した。