7月に続いて2度目の北海道遠征だ。今回は、北海道の南西部にある樽前山と後方羊蹄山を登る計画である。まず1日目は、新千歳空港からレンタカーで、支笏湖の南側に位置する樽前山(たるまえさん)の7合目登山口を目指す。
昼を少し回った頃、登山口の駐車場に到着する。天候は曇りで、雨の心配はなさそうなので支度を整え、6人のメンバーで登り始める。
しばらくは整備された階段状の道を進んで行く。
広い道となっているところもあり、登山初心者やファミリーでも気軽に登ることができそうな道だ。
森林限界を過ぎて、しばらくすると外輪山の取り付きに到着する。
火口内部は、白い霧に包まれ、展望が悪い。
霧の中を、最高峰の東山目指して進む。
結構キツイ登りだ。
登山口から50分弱で樽前山の東山1022mに登頂する。樽前山は日本二百名山の一つで、最高地点は火口中央部に突き出た樽前溶岩ドーム1041mだが、火口周辺は立ち入ることが出来ないので、現在行けるピークの最高点は東山だ。
火口の樽前溶岩ドームは霧の中で全く見えなかったが、東山から支笏湖方面の霧が晴れてきて展望が良くなってきた。
次第に霧が晴れて、風不死岳方面も見えてきたので、火口淵を回り、樽前山一周コースを歩くことにした。
眼下には、樽前山の裾野と支笏湖が広がる。
火口淵をほぼ半周したところで一休み。
火口中央部には、巨大な溶岩ドームがくっきり姿を現していた。樽前山も活火山の一つで、噴火と陥没を繰り返し三重式活火山という珍しいカルデラを形成している。この溶岩ドームは北海道の天然記念物に選定されているそうだ。
少し位置が変わると、蟹か鬼が地面から顔を出しているように見えるのが面白い。
もう一つのピークである西山を目指して登り返す。
樽前山の西山994mに到着する。
西山の山頂には、ソーラーパネルで覆われた観測機器のようなものが設置されている。
溶岩ドームをさらに回り込んで行くと、今もなお活発に火山性ガスが噴出している様子がよく見える。
樽前山神社奥宮に到着する。
ここは、苫小牧市内にある樽前山神社の奥宮で、神社本庁が「特別な扱いをすること」と定めている北海道で6社しかない別表神社の1つだという。樽前山神社奥宮略記には、樽前山は住古より秀麗なる尊容から山そのものを神山・神体と仰ぎ、域いは山嶺を神おわします崇高なる霊域と仰ぎ祭祀を厳修などと記載されている。
樽前山神社奥宮から外輪山取り付きに向かって進む。
活発に火山性ガスを噴出している溶岩ドームを眺めながら進む。
外輪山取り付きの分岐から下山して行く登山者の姿が見える。
上り始めた時よりもグッと霧が晴れ、支笏湖の色が鮮やかなブルーになって見えてきた。
支笏湖をバックに記念写真。
3時間ほどで外輪山を一周して、7合目登山口に無事到着する。午後から天気が良くなってきたせいか駐車している車の台数がかなり増えていた。
その後、ニセコの宿に向かう。翌日は後方羊蹄山に登る予定だ。
参考1.樽前山の高低図&コースタイム
参考2.樽前山のコースマップ
「2022北海道・樽前山&後方羊蹄山登山ツアー:2日目後方羊蹄山」に続く
昼を少し回った頃、登山口の駐車場に到着する。天候は曇りで、雨の心配はなさそうなので支度を整え、6人のメンバーで登り始める。
しばらくは整備された階段状の道を進んで行く。
広い道となっているところもあり、登山初心者やファミリーでも気軽に登ることができそうな道だ。
森林限界を過ぎて、しばらくすると外輪山の取り付きに到着する。
火口内部は、白い霧に包まれ、展望が悪い。
霧の中を、最高峰の東山目指して進む。
結構キツイ登りだ。
登山口から50分弱で樽前山の東山1022mに登頂する。樽前山は日本二百名山の一つで、最高地点は火口中央部に突き出た樽前溶岩ドーム1041mだが、火口周辺は立ち入ることが出来ないので、現在行けるピークの最高点は東山だ。
火口の樽前溶岩ドームは霧の中で全く見えなかったが、東山から支笏湖方面の霧が晴れてきて展望が良くなってきた。
次第に霧が晴れて、風不死岳方面も見えてきたので、火口淵を回り、樽前山一周コースを歩くことにした。
眼下には、樽前山の裾野と支笏湖が広がる。
火口淵をほぼ半周したところで一休み。
火口中央部には、巨大な溶岩ドームがくっきり姿を現していた。樽前山も活火山の一つで、噴火と陥没を繰り返し三重式活火山という珍しいカルデラを形成している。この溶岩ドームは北海道の天然記念物に選定されているそうだ。
少し位置が変わると、蟹か鬼が地面から顔を出しているように見えるのが面白い。
もう一つのピークである西山を目指して登り返す。
樽前山の西山994mに到着する。
西山の山頂には、ソーラーパネルで覆われた観測機器のようなものが設置されている。
溶岩ドームをさらに回り込んで行くと、今もなお活発に火山性ガスが噴出している様子がよく見える。
樽前山神社奥宮に到着する。
ここは、苫小牧市内にある樽前山神社の奥宮で、神社本庁が「特別な扱いをすること」と定めている北海道で6社しかない別表神社の1つだという。樽前山神社奥宮略記には、樽前山は住古より秀麗なる尊容から山そのものを神山・神体と仰ぎ、域いは山嶺を神おわします崇高なる霊域と仰ぎ祭祀を厳修などと記載されている。
樽前山神社奥宮から外輪山取り付きに向かって進む。
活発に火山性ガスを噴出している溶岩ドームを眺めながら進む。
外輪山取り付きの分岐から下山して行く登山者の姿が見える。
上り始めた時よりもグッと霧が晴れ、支笏湖の色が鮮やかなブルーになって見えてきた。
支笏湖をバックに記念写真。
3時間ほどで外輪山を一周して、7合目登山口に無事到着する。午後から天気が良くなってきたせいか駐車している車の台数がかなり増えていた。
その後、ニセコの宿に向かう。翌日は後方羊蹄山に登る予定だ。
参考1.樽前山の高低図&コースタイム
参考2.樽前山のコースマップ
「2022北海道・樽前山&後方羊蹄山登山ツアー:2日目後方羊蹄山」に続く