とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016穂高連峰縦走:2日目

2016-09-28 06:55:28 | 山登り
涸沢小屋の朝食を済ませ、テラスに出ると日の出の時間になってきた。東の空が黄金色に輝いている。


5:40。山の上部がオレンジ色に染まってきた。


左端の常念岳山頂付近は赤くなっており、日の出になっているようだ。手前の屏風の頭の後ろから日がのぼってきているはずだ。


涸沢より日の出は見えないが、奥穂高岳・涸沢岳に朝陽が当たるモルゲンロートがはっきり見えていた。数分の間で微妙に色が変化していくのが神々しいくらいだ。


モルゲンロートを見ることができて、今日はいい天気になりそうだと期待が膨らんだ。5:50。涸沢小屋を出発する。

北穂に向かう登山道も、いい具合に紅葉が始まっている。


30分ほど歩くと、涸沢ヒュッテとテント村が小さく見えている。


そして、本格的な岩場歩きが始まってきた。


岩稜帯を四つん這いになって登っていく。


6:55。北穂南陵にある長い鎖場の直登が始まる。


鎖が終わると長い鉄梯子が控えている。


難所を乗り越えて一休みすると、涸沢岳と奥穂高岳がよく見えた。


東側には、常念岳、蝶ヶ岳なども良く見えている。


その後も、いくつかの鎖場や岩稜帯を進む。


8:10。北穂高岳山頂3106mに登頂だ。


北穂高岳山頂からは、笠ヶ岳もよく見える。


北穂高岳から涸沢岳へ向かうルートも荒々しい岩稜が続いている。


山頂から少し下ると北穂高小屋があり、テラスでコーヒーブレイクだ。20分ほど休憩したあと、涸沢岳に向けて出発する。涸沢岳までは2時間半ほどのルートだが、気が抜けない場所が延々と続く。






ザイルとハーネスを装着したパーティも慎重に岩場を登っていた。


10:30。難所を乗り越えやっと涸沢槍に到着する。前方には、巨大なジャンダルムの壁が聳えていた。


涸沢岳山頂は、間近だ。


10:45。涸沢岳山頂3110mに到着する。


前方の奥穂高岳山頂には、多くの人影が見える。


そして、真下には今夜泊まる穂高岳山荘の屋根が見える。


穂高岳山荘までは15分くらいで下山し、11時には着いてしまった。時間があるので、奥穂高岳山頂往復もできたが、思いのほか天気が悪化して辺りはガスで真っ白となり、登っても楽しくもないので山小屋で時間を持て余すしかなかった。

参考1.2日目のコースマップ


参考2.2日目の高低図


「2016穂高連峰縦走:3日目」に続く。

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