とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016穂高連峰縦走:1日目

2016-09-27 18:21:31 | 山登り
先週末、上高地から穂高連峰の四座を縦走する山旅に出かけてきた。何度か登っている穂高だが、一気に四座を縦走するのは初めてだ。予定の一週間前から天気予報とにらめっこで毎日一喜一憂しながら登山の日がくるのを待っていた。折しも、秋雨前線の停滞と台風の接近もあり、決行、コース変更、日程変更などいろいろ悩んでいたが、最終的に23日~25日の3日間で行く事にした。

まずは前日の夜、家を出て上高地の手前にある沢渡の駐車場まで向かう。上高地は、マイカー規制が有り、マイカーで行けるのは沢渡までだ。駐車場で仮眠後、朝6:20のシャトルバスで上高地に向かった。沢渡では薄曇りであったが、上高地に着くと雨に変わっていた。初日は、しばらく雨模様ということは分かっていたので、バスを降りると上下とも雨具を着る。

7:00。雨の中、上高地のバスターミナルを出発する。


数分歩くと、河童橋が見えてきた。橋を渡る人も少なく梓川は激しい水の流れだ。


河童橋を通り過ぎ、梓川沿いの散策道を1時間ほど歩くと明神館だ。


ここまで来たら、やはり明神池には寄って行きたい。明神橋を渡って右岸(上流に向かって左側)にある明神池を見に行く。明神池は穂高神社奥宮内にあるため、入るには拝観料が必要だ。白い霧が立ち上り透明な水をたたえ、神秘的な静けさをただよわせる池である。まさに“神が降りる地”=上高地と言われるのが当然だと言えそうな場所だ。




池を見てから、入口の社で登山の安全と天気が悪化しないことを祈る。


9:20。徳沢園に到着する。この頃から雨は止んできており、しばらくベンチで休憩する。


10:40。横尾大橋前に到着する。ここまでで散策道は終わり本格的な登山道へと入っていく。横尾大橋を渡ると涸沢、穂高方面、渡らず真っ直ぐ行くと槍ヶ岳方面だ。腹ごしらえをしてこれからの登山に備える。


10:50。横尾大橋を渡り、涸沢方面に向かう。


屏風岩の周りは白い雲がかかり、ロッククライミングをやっている人もいないようだ。


11:45。本谷橋を通過する。


数日前までは、このあたりで土砂崩落があり、沢の水量もかなり多かったらしいが、既に復旧して無事通過する事ができた。後ろからも続々と登山者が橋を渡ってきている。


本谷橋から次第に斜度が増し、さらに1時間以上歩くと大きな樹木がなくなり、赤い実をつけたナナカマドが見られるようになってきた。


横尾谷の上部にある涸沢の流れの脇を進む。


ダケカンバの葉が既に黄色く色づいてきていた。


やはり涸沢の紅葉は早い。緑の中に赤や黄色がだいぶ増えてきている。


登るに従って、赤が目立ってきた。




曇り空の下とは言え、緑、黄色、オレンジ、朱色、赤色と微妙に変化している様が素晴らしい。


真っ赤に色づいたナナカマドの横を通り過ぎると、もうすぐ涸沢カールだ。


13:50。涸沢小屋に到着する。


涸沢小屋のテラスからは、涸沢カールのテント村が一望できる。奥にあるのは、涸沢ヒュッテだ。


カールの上部は、白いガスに包まれ穂高連峰の全容は見えない。翌日以降は晴れ間が出るとの天気予報なので、大雨にならずにここまで来られただけでも満足だ。


小屋に戻って、とりあえず生ビールを飲む。


17時からの夕食は、ポークソテーがまるごと出てガッツリしたメニューだ。


翌日は、北穂高岳、涸沢岳を経由して穂高岳山荘に向かう予定だ。晴れることを期待して、午後8時、眠りについた。

参考1.1日目のコースマップ


参考2.1日目の高低図


「2016穂高連峰縦走:2日目」に続く。

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