とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

高速道路では、二酸化窒素が環境基準を超えている

2012-01-11 23:00:28 | ニュース
毎日新聞の今朝の記事によると、高速道路上では高速道路上では、ぜんそくなど呼吸器疾患の原因となる二酸化窒素(NO2)濃度が環境基準(1日平均で0.06ppm以下)を超えることが多いことが、東大のチーム等の調査で分かったそうだ。車の空調を外気導入モードにすると、濃度の高いNO2が車内に流入しており、長いトンネル内では特に高濃度になっているという。

チームは、車内外のNO2濃度を計測できる機器を乗用車に積み、昨年4~7月に計5回、中央高速・調布インターチェンジ(IC)から東京都心を経由し、東名高速・御殿場ICまで測定した。その結果、車外ではほとんどの区間で大気環境基準を超え、渋滞や上り坂では約0.2ppmが計測された。また、総延長約10キロの交通量の多いトンネル内では、車外で2ppm以上、車内でも約1.4ppmの非常に高い濃度が確認されたそうだ。

私も週末などは、東名高速道路を走る事が多い。特に長いトンネルを通る時は、排ガスが車内に入るのが嫌で、いつも内気循環モードにしている。この調査結果は、今までの習慣が良かったことを裏付けるものだった。それにしても、高速道路のトンネル内では2ppm以上もの二酸化窒素が発生しているとは思わなかった。どうりで、外気を導入すると息苦しい感じがするわけである。内気循環モードにすると環境基準にまでには下がっているようなので、今後も空気の導入には気をつけないといけない。

外気循環モードにするのは、やはり空気がきれいな山道や田園地帯などを走るときに限る。爽やかな季節なら、むしろ窓を開けて走るのが一番いい。

バンジージャンプでロープ切れ、ワニの居る川へ転落

2012-01-10 21:54:33 | ニュース
昨日、ビックリするニュースがあった。
多分、みんなテレビや新聞で知っているかと思うが、動画があったので紹介する。

アフリカ南部のジンバブエとザンビア国境のザンベジ川で先月31日、
観光客のオーストラリア人女性(22)が高さ110メートルの橋からバンジージャンプをしたところ、
ロープが切れて川に落ちたが一命を取り留めたというニュースだ。

川にはワニが生息しているといい、女性は両足をロープで縛られたまま自力でジンバブエ側の川岸まで泳ぎ着いた。
水面で全身を打ち、鎖骨を折るなどしたが命に別条はないという。
女性はオーストラリアのテレビ局に「死ななかったのは奇跡だ」と話している。
現場は世界三大滝に数えられるビクトリアの滝に近く、日本人にも人気の観光地という。



バンジージャンプすることすら、怖くてとても出来ないが、
命綱であるロープが切れるなんて事を想像しただけでも恐ろしい。
まさに、奇跡の生還だ。世の中には想像がつかない出来事が、一杯あるものである。

それにしても、この女性も大したものである。
ワニが生息する川の中を足をしばられたままで、骨折しながらも岸に泳ぎ着いたのだ。
本人の生きたいという気持ちが、奇跡を呼んだに違いない。

クラウドコンピューティングをうまく使う

2012-01-09 20:54:38 | インターネット
しばらく前から、クラウドコンピューティングという言葉を良く聞く。クラウドコンピューティングのクラウドとは、英語で「雲」を意味する言葉である。ただ、大した意味があるようではなく、インターネットを図にした場合、よく雲のイメージで使われることからきた言葉らしい。

さて、実際どんなことを指しているかというと、インターネットを用いた新しいスタイルのパソコン利用形態のことだ。通常個人でパソコンを使う場合は、自分の機器だけでデータやソフトウェアの利用を完結するのだが、クラウドコンピューティングの場合は、インターネットを用いることで、自分でデータやソフトなどを用意しなくても、サービスとしてそれを利用するという形態のことである。

私の場合では、パソコンの故障やウィルスの感染などでデータが破壊されないよう外付けのHDDを接続している。HDDには写真のデータを大量に放り込んであるので1TBの容量だが、すでに半分近く使っている。いちおう本体のパソコンには保存してないので、ある程度の安全は確保できている。しかし、あくまでも1台のパソコンだけで完結してしまっている。クラウドコンピューティングを利用すると、データをクラウドサービスプロバイダーにアップしておく事によって、インターネットに接続したパソコンやスマホから何時でもアクセスして取り込むことが出来る。スマホが普及してきた最近では、クラウドを上手く使うことによって、アカウントとパスワードがあれば、いつでも何処でも気軽にデータの取り込みが出来るというわけだ。

ただ、問題点もある。そのサービスが永遠に継続される保証はないということだ。また、サーバーの障害などで一時的に利用ができないときもあり、ハッキングなどによる個人情報の流出という危険性もある。結局は、自分で判断するしかないのだが、グーグルやヤフー、マイクロソフト、アップルなども、このクラウドコンピューティングを用いたサービスを提供しており、これらのサービスなら安全性が高いのではないだろうか。

既に、多くの人たちが利用しているGmail やPicasaウェブアルバム等もそのサービスの一つである。Gmailは7GB以上もあり、容量を使い切る心配がないほどのメールが保存可能である。私の場合は、通常のアドレスに来たメールをGmailに全て転送しているので、間違って削除したメールもGmailから探し出すことが出来る。また、Picasaウェブアルバムでは、デジカメの写真を1GBまで保存できる。友人にもデータを共有させることが可能である。しかも、利用料金は無料である。ただ、写真データは、すぐ1GBに達してしまいそうだ。それ以上のデータを保存するなら有料で容量を増やすことが可能で、20(5ドル)/80(20ドル)/200(50ドル)/400Gバイト(100ドル)、そして1(256ドル)/2(512ドル)/4(1024ドル)/8(2048ドル)/16Tバイト(4096ドル)と最大16Tバイトまで増やすことができる(カッコ内は年間料金)。

また、最近よく利用しているのは、Windows Live SkyDrive だ。こちらは、25GB の大容量が無料で使える。写真やドキュメントをオンラインで保存し、相手を選んで共有し、Web ブラウザーからアクセスできる。またもう一ついい点は、無料の Office Web Apps が利用できることだ。Office がインストールされていない外出先の共用のパソコンなどからも、Word、Excel、PowerPoint等のドキュメントをオンラインで作成して作業できるという。

つまり、クラウドコンピューティングをうまく使えば、パソコンにいろんなソフトを詰め込む必要がなくなるという事だ。これからは、OSと最低限のソフトがあれば、いろんなソフトがプリインストールされているパソコンは必要ない。必要に応じて、ソフトを購入するか、フリーソフトをネットでダウンロードするだけで用が足りてしまうはずだ。パソコンを購入するに当っては、ネット環境が充実できているなら、安いパソコンで充分である。ただ、この前提はインターネット網が問題なく接続できていることが条件だ。サイバーテロ等でネット網が破壊されてしまうと、今までの便利なインターネット社会はもろくも崩れてしまうだろう。

2012湖西連峰トレイルラン

2012-01-08 21:49:05 | マラソン
今年も、年明け最初の大会という事で、「湖西連峰トレイルラン」に参加してきた。第1回から数えて4回目であり、この大会は4回連続出場している。

今回は、80数名の参加となり過去最大の人数になった。最近のトレイルランブームなのか、若い初参加のランナーが多くてビックリした。全参加者のうち、48名が初参加ということで知らない人が多かったが、新しい人が入ってくるのはいいことである。

スタートは9時半だが、開会式ということでコース説明や注意事項の説明があった。そして、初参加の選手の中には、トライアスロン選手/プロフェッショナルトライアスリートである谷新吾(たにしんご)さんも参加していた。トライアスロンを目指す人たちの中では、神様のような人である。谷さんの話も聞いてスタート前から盛り上がっていた。


そして、クラッカーを打ち上げ9時半にスタートする。前のほうの若手ランナーたちは走る気満々である。


しばらく車道を走ると、すぐに登山道に入り本格的なトレイルコースになる。アップダウンがいくつも連続するが、最初のほうなのでまだまだ余裕はある。


展望がいいところでは、初参加らしいランナーたちが浜名湖の景色を眺めていた。なかなかいい景色である。因みにランナーたちの背中を見てみると左から2012謹賀新年と書いてある。新年最初という事で、趣向を凝らし参加してくれたようだ。


NHKの中継鉄塔付近からも、浜名湖や豊橋市内の景色がよく見える。




更に進んだところで岩があり、なにやら文字が書かれていた。よく見ると「潜り岩」と書いてあり、潜ってみようと書いてある。面白そうなのでみんなで岩の隙間を潜りぬけてみる。昔からあった岩場だが、こんな風に潜れるとは思っても見なかった。わざわざ、説明書きをつけてくれた人には、感謝だ。コース上のこんな遊び心にホッとする。




神石山から15分ほどで雨宿り岩に出る。


雨宿り岩の上から見る景色も素晴らしい。




いくつものアップダウンを繰り返しながら、最初の多米峠のエイドに到着する。ここは、いつもお世話になるよっぴーさんのカレーエイドだ。山盛りのごはんにたくさんのカレールーをかけてもらいしばし休憩する。カレーもビールも美味しく、長居をしてしまう。




大知波峠廃寺跡に到着する。ここから本坂峠のエイドまで行って、ふたたび戻ってくる場所だ。




このあたりから、かなり坂がきつくなってきた。それでも、展望がいい場所から眺める景色は素晴らしい。はるか彼方には、南アルプスの雪山や、富士山らしき三角の白い山影も見える。




30分ほどで、本坂峠第2エイドに到着する。ここでは、小豆と餅を山盛りに煮込んだ美味しいお汁粉が出る。今回は、人数が多いという事でかなりの量を用意してくれたようだ。おかげで後方の私でも、腹いっぱい食べることが出来た。




本坂峠第2エイドから、再び大知波峠廃寺跡に戻る。あとは、石巻神社まで下っていくだけだ。30分弱で、無事石巻神社前にゴールする。過去の大会の中では、自分としては早い時間にゴールできた。これも、全体的に参加者のペースが速かったので、引っ張られたせいかも知れない。


制限時間までには、40分ほど余裕があったので、神社から20分ほどで行ける石巻山山頂まで登る。今まで、いつもギリギリだったので、石巻山に上るのは初めてだ。山頂からも浜名湖や三河湾などの展望が素晴らしかった。


山頂をおりると、民宿がありお風呂と宴会場がある。風呂を出て、楽しみのビールを飲み宴会が始まった。宴会場も、大勢の参加者でほぼ満杯である。


そして、今回も歌や踊りが入り大いに盛り上がる。




宴会場の窓越しに眺める夕焼けと夜景も見事だ。


最後は、全員集まって集合写真を撮ってお開きになった。


今年は、幸先良いランが自分ではできた気がする。また、年のはじめの大会としてもいい雰囲気で大いに楽しめた一日だった。

万能鑑定士Qの推理劇 Ⅰ/松岡圭祐著

2012-01-07 22:55:49 | 読書
万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)


脅威のハイペースで刊行されている松岡圭祐のQシリーズの最新刊「万能鑑定士Qの推理劇Ⅰ」が発売された。最近、本といえば図書館で借りてくるのが主流になっているが、このシリーズだけは自腹で買っている。図書館で借りるとなると何時になるわからないし、出たらすぐに続きを読みたいので、本屋で見つけたらすぐに買いである。

以前は、「万能鑑定士Qの事件簿」というタイトルであったが、今回から「推理劇」にタイトルが変わった。ただ、タイトルがかわったとはいえ、内容は以前とそれほど変わってはいない。高校までどん底の成績だった天然少女の凛田莉子だが、沖縄から上京後、感受性を学習に役立てるすべを知り、わずか5年で驚異の頭脳派に成長する。そして、次々に難事件を解決していくという設定はそのままで、事件簿シリーズの続きと言っていい。今回は、絢爛豪華な宝石鑑定イベントに潜む巧妙なトリックを解き明かすという内容である。

相変わらず『面白くて知恵がつく人の死なないミステリ』という路線は崩さず、読みやすくあっという間に読み終わってしまう。物語中には、実在する商品や社名がそのまま出てくるので、会社の裏側を覗くような面白さがある。まあ、かなり作り話も多いと思うが、どこまでが本当で、どこからが架空のことなのかが判らないのがいい。また、作品中に出てくる物についての作者の呆れるほどの専門的な知識には感心する。

ただ、これで13冊目になるが、読み終わったあとの読後感は、さらっとしすぎて物足らなさを感じるようになってきた。千里眼シリーズから、松岡圭祐の世界に嵌った者としては、荒唐無稽な世界観が懐かしい。莉子にそんなキャラを望むのは無理だろう。この先、このシリーズがどのように続いていくかは気になるところだ。

「推理劇Ⅰ」の中で、浅倉絢奈(あさくら あやな)という新キャラがちょこっとだけ登場する。華奢だが背丈と年齢は莉子と同じくらいで、明るく染めたショートヘアにばっちり見開いた瞳と通った鼻筋にアヒル口という容姿の持ち主という設定だ。巻末には、『特等添乗員αの難事件』シリーズのヒロインとして、姉妹編が刊行されることが発表されていた。莉子は、ロジカル・シンキング(理路整然とした論理的な思考)の持ち主とされているが、浅倉絢奈は、ラテラル・シンキング(水平思考と呼ばれるように、思考を水平に移動させる考え方。ロジカル・シンキングのように同じ観点で掘り続けるのではなく、違った観点、違う側面からの思考法)の持ち主とされ、『特等添乗員αの難事件』は、Qシリーズとは一味違う物語が展開しそうである。そちらにも注目したい。

速読トレーニングを行うとマラソンが速くなる?

2012-01-06 23:02:47 | テレビ
たまたま点けたテレビ番組で、「速読トレーニングを行うとマラソンが速くなる」という説は本当か嘘かとやっていた。どうなんだろうと思って、しばらく見てしまった。日本テレビ系の放送で「偉~い先生の学説が本当か?ウソか?アスリートが実験SP」という番組だった。

偉い先生の提唱する学説を、有名なアスリートが実際の試合で実験し、本当か嘘かをはっきりさせるという内容だった。その前にもいろんな説についての実験があったらしいが、もう終り近かったので、見たのは「速読トレーニングを行うとマラソンが速くなる」という説の実験だけだった。

この説を提唱するのは、速読コンサルタントの呉真由美先生だ。この先生によると、人間の体は脳からの指令で動いているので、速読トレーニングをする事によって脳が活性化。どんなスポーツにおいても能力を最大限に発揮できる効果があり、マラソンの場合は速くなるということだった。

そして、この学説を実践したのが、ハンドボールの宮崎選手とマラソン芸人・ノッチだった。実験では、宮崎選手の試合での平均得点が4得点ほどだが、速読トレーニング後は、6得点になった。また、マラソン芸人・ノッチは河口湖マラソンで10分ほど自己新記録更新になったという。

こういうテレビのスペシャル物は、都合がいい映像だけを放送して、さも本当らしくやるのが常なので、100%信頼は出来ないが、興味をそそる内容だ。速読トレーニングといっても、実際に本を読まなくてもいい。いわゆる視点移動トレーニング、すなわち目をすばやく動かす動作を何度も行なえばいいようだ。試しにやってみるのも面白いと思った。

2012伊豆・城山~葛城山~発端丈山(後半)

2012-01-05 19:39:39 | 山登り
葛城山は、観光化された山である。麓からロープウェイで上がってくる観光客でごった返しているかと思って山頂周辺にむかったが、なんと人っ子一人もいなかった。ロープウェイが止まっていたのだ。正月の稼ぎ時に、何で止まっているのか不思議だった(あとで知ったのだが、この日は強風でロープウェイの運行が中止になっていたようだ)。おかげで、誰もいない山頂周辺を我々夫婦で独り占めだった。

まずは山頂直下にある葛城神社にお参りする。


北側には、「富士見の足湯」があった。足湯に浸かって、駿河湾越しに富士の絶景を眺めることが出来るスポットだ。だが、残念ながら足湯にはフタがしてあって入れない。フタをあけるとお湯が入っていたようだが、無人の場所なのでやめておいた。


足湯のあるテラスは、まさに富士山の絶好の展望台である。ところが肝心の富士山の頭には雲がかかってしまい、今一つの展望だ。しかたなく、あの辺りに見えるはずだと心に思い描くことにした。


葛城山山頂周辺を歩き回り、最後に本当の山頂に向かった。標高452mの山頂からも絶景が見えるはずだが、テラスからの展望と同様に富士山がすっきり見えない。それでも海はきれいで、空も青く晴れ上がっている。


葛城山を楽しんだ後、南側から下山する。ちょうど、別の登山者のパーティが上がってきたところだった。彼らは、安全な表登山口から上がってきたようだ。我々も、下山は安全なルートで下りることにした。整備してある登山道だったので、安全かもしれないがこちらもかなり急な坂道で長かった。


舗装された林道に入り発端丈山方向に向かう。しばらくすると林道と別れ、発端丈山への登山道になった。開けた場所につくと、発端丈山と益山寺の分岐である。まだ時間があり、益山寺も有名な寺らしいので、ちょっと寄り道して益山寺まで行くことにした。


10分ほどで益山寺の本堂に到着する。益山寺は、伊豆八十八ヶ所霊場の八番札所であり、山号を養加山といい真言宗のお寺である。本尊の千手観音は弘法大師の制作である、と言われているようだが真偽は不明のようだ。 


そして、このお寺で最も有名なのが、二本の巨木である。境内にある大楓は、根回り5.5メートル目通り4メートル、樹齢は推定860年といわれ、静岡県最大の楓として昭和30年に県天然記念物に指定されている。大楓と並んで樹齢400年程の大銀杏(市指定)もあり、紅葉の時期は圧巻だという。ただ、この日は葉が全て落葉していて楓の赤も銀杏の黄色もまったく見られない。それでも、その大きさには圧倒された。あまりにも大きくてカメラには収まらなかった。(井上靖の小説「欅の木」にも、益山寺の二本の巨木の事が書かれているそうだ)。


益山寺の陽だまりで、おにぎり等を食べてから元の分岐に戻った。すぐに発端丈山への上りになる。整備された登山道だが、かなり急な上り道である。


ロープに捕まって上がる場所もあった。


発端丈山の山頂408mは、平坦でさえぎるものがない気持ちよい広場となっている。ここからの富士山の眺めも素晴らしい。葛城山から見たときよりも、雲が少なくなっていた。


葛城山山頂のアンテナ塔やロープウェイ乗り場が見える。


山頂に一本そそり立つ銀杏の木が絵になる。


発端丈山を後にして、三津長浜方面に下山する。富士山がだんだん間近になってくる。


下山道の中ほどには、立派な展望台が作られていた。


展望台から見た海の色は、ますますきれいになってきた。内浦湾のヨットハーバーや淡島もよく見える。




更に下った場所にも、見晴広場があり、海がどんどん近くなってきた。




ミカン畑の間を通っていくと、住宅地に近くなってきた。


そして、海岸沿いの車道に出た。発端丈山ハイキングコースの看板があり、ここがハイキングの終点だ。時間は午後2時半くらいだった。


車道を北にむかってしばらく歩くとトンネルがある。トンネルを抜けると三津シーパラダイスだ。時間に余裕があったら、見学して行きたかったが、日帰りなので、そうのんびりも出来ない。シーパラダイス前から、伊豆長岡駅行きのバスに乗る。


30分ほどで、伊豆箱根鉄道駿豆線の伊豆長岡駅に到着する。


修善寺行きの下り電車に乗る。ワンマンカーだが、二人掛けのシートでゆったりした広さがある電車だ。


二駅目で大仁駅だ。駅を降りると、目の前に朝車を止めた駐車場があり、一安心する。


あとは、近くにある「百笑の湯」に入浴してから帰路につく。帰り道は、それなりに渋滞があったが、無事帰宅できた。

2012伊豆・城山~葛城山~発端丈山(前半)

2012-01-04 23:31:33 | 山登り
今年第一番目の山登りは、伊豆の山にした。大仁から三つの山を縦走して三津シーパラダイスまで下る。低山ながらも展望がすばらしい山旅である。今回は、我々夫婦だけの登山だ。

早朝5時半に家を出発して、伊豆の大仁駅まで車を走らせた。大仁駅は、伊豆の国市大仁にある伊豆箱根鉄道駿豆線の駅である。大仁駅前に有料駐車場があり、そこに車を止めて歩き始めた。大仁駅を出て、国道に出るところで正面に大きな岩山が見えてきた。これが、今回初めに登る城山(じょうやま)である。


まずは、国道136号に出て、狩野川大橋を渡る。


国道から右に曲がり、城山方向に向かう。ますます大きな岩山が近付いてきた。


城山登山口へ向かう道沿いには、地元集落で祀っている子育地蔵尊が見えてくる。


舗装道路を進むと、「城山登山口これより300m先」の標識に出会う。


大きな案内看板と石碑があり、ここからが城山の登山口だ。


石がゴロゴロした登山道を登り始める。


しばらく進むと、左がハイキングルート、右がロッククライミングルートの案内板が出てくる。城山は、ロッククライミングでは有名な山で、多くのクライマーが岩壁を登りに来ると聞いていた。もちろん我々は、安全なハイキングルートを進む。


岩壁が近付いてきて見上げると、恐ろしいばかりの絶壁が聳え立っている。


何やら人の声が聞こえるなと思って前を見てみると、岩壁に三人ほど人影が見えた。


そのうちの一人が、今まさに岩壁を登り始めたところだった。何処まで登れるのかしばらく見ていたが、なかなか進まない。やはり、垂直の壁はそう簡単ではないようだ。


ロッククライミング見物は、そこそこにして前に進んだ。しばらくして、城山の分岐に出た。


20分ほどで、城山342mの山頂に到着する。


城山山頂からは、天城山の万二郎岳、万三郎岳そして、箱根の山々等が見え、大仁の町並みも一望である。




山頂から、再びもと来た道を引き返す。途中で、藪の中から鹿が二頭飛び出してきたのには驚いた。伊豆でも鹿が増えすぎて困っているという話を聞いていたが、民家から比較的近い低山でも鹿がいるとはビックリだ。あまりに急だったので、写真を撮る暇もなかった。

分岐に戻り、更に先の葛城山方向目指して登山道を進んだ。一見普通の登山道だが、脇に巨岩が並んでいる様は、なかなか珍しい。


木の間から、富士山のような円錐形の山が見えた。標高297mながら「神島小富士」と呼ばれている山だ。




道沿いには、地元山岳会が立てたらしい案内板がいくつもある。これは、「ぶっとりば」と書かれている。西風が強い場所のようで、ふっとばされてしまいそうな場所という意味らしい。


「葛城山 背面登山口」という案内板をみつけた。ここから二番目の山である葛城山に登ることができそうだった。案内板を良く見ると、「急登」とか「やめな危ない」という書き込みが見えた。急という文字を見て、どうせならキツイ場所のほうが面白そうだと思い、危ないという言葉も気にせず、そこから登ることにした。


さすがに「やめな危ない」と書いてあっただけに、両手両足をフルに使わないととても上がっていけないほどの急登だった。倒木も多く、滑りやすい道である。しかも、けっこう長い急登である。脹脛がパンパンになってきた。




やっとこさ登り切ると、開けた尾根道に出た。最初に登った城山がよく見えていた。


尾根道からしばらく登ると、展望台らしき人工物が見えた。上がって見ると「恋人の聖地」という場所だった。鐘を鳴らし、恋人たちで愛を誓い合う場所のようだ。鐘の先には、富士山が見えるはずだが、この時は残念ながら、雲が懸かって富士山が見えない。


「恋人の聖地」から、整備された歩道を歩き葛城山山頂に向かう。


2012伊豆・城山~葛城山~発端丈山(後半)に続く。


岩水寺に安産祈願のお札を返す

2012-01-03 21:54:19 | いろいろ
浜松市浜北区にある岩水寺は、安産祈願や子宝祈願で有名なお寺だ。
昔から”家を護る(まもる)は岩水寺”と言われている。
これは本尊の厄除子安地蔵様が母であり、実際に子供を産んでいる女性が神仏になったという非常に珍しい仏様だからだそうだ。
母であるが故に家を護る事、家内安全、商売繁盛、交通安全、厄除けといった家族の幸せに功徳が高い。
また、女性であるが故に、安産、子授け、お宮参りといった家の繁栄に功徳が高いと言われている。
そんな事から、昨年息子夫婦に子供ができた時、出産前に息子夫婦を連れて安産祈願に行っていた。

岩水寺の安産祈願は、1200年伝わる秘中の秘と云われる祈願だという。
この祈願には、お地蔵様(お比丘尼如来)のお腹を借りて出産するという意味がある。
特に戌の日にお地蔵様に手を合わせるのが良いということだ。
なぜ戌の日かというと、犬は多産でありながらお産が軽い為に安産祈願の守り神とされ、
妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に腹帯を巻くとお産に良いと云われているそうだ。

息子夫婦にしてあげられることといったら、こんな事しか出来ない。
地元の有名なお寺で安産祈願をしてもらうことで、嫁さんの安産を祈った。
そのおかげかどうか判らないが、無事女の子を出産し現在10ヶ月で元気に育ってきた。

岩水寺では、安産祈願のお札は出産後、返すようになっている。
御守護札袋という袋の中に塗木箱が入っており、その中に御衣守護札、子安地蔵符、
安産守り、不浄除守り、お守り袋などが入っている。
これらを全て返し安産の御礼をすることになるのだ。

昨日、息子夫婦が帰ってしまい岩水寺に返しに行く時間がなかったので、
我々夫婦が代わりに今日返しに行ってきた。
初詣客も多かったが、安産祈願に立ち寄った若い夫婦連れも多かった。
安産祈願のお札を返したら、代わりに子育て祈願のお札を渡された。
やはり安産だけでなく、これからは子供が健康で幸せに育って欲しいという願いも欠かせない。
おじいちゃん、おばあちゃんになった我々夫婦としても孫が元気に育ってほしい。
岩水寺のご利益に多いにあやかりたいと思った一日であった。

元旦から火災通報が…

2012-01-02 23:06:40 | 呟き
元旦の夜、寝ようかと思っていた頃、突然スマホが鳴り出した。
発信元を見ると、会社からだ。
何事かと思って出てみると、会社の火災通報の連絡だった。
火災報知機が、火災を察知すると自動的に登録した電話番号に連絡が入るようになっている。
これは、やばいことだと一瞬慌てた。
しかも、その前にも何件か電話が入っていた。
スマホを別の部屋に置きっぱなしだったので、まったく気付かなかったのだ。

火災通報の電話の前に、会社の人間から電話があったので夜中であったが先ず電話してみた。
結局、私がすぐ電話に出なかったので次の人間に電話が回ったようで、その人が会社に確認に行ってくれていたらしい。
結果は、誤報だったということで一安心して寝る事が出来た。

しかし、火災通報はそれで終りでなかった。
今日の昼間も同じような電話が入った。
先ず誤報だと思っていたが、それでもほっておく訳に行かない。
仕方ないので、こんどは自分が会社まで確認に行った。
結果は、やはり誤報だった。

操作盤をチェックしてみると、ベルの電源ヒューズが切れているのが原因だと判った。
ただ、ヒューズが何処にあってどうやって交換していいか判らない。
とりあえず、警報を止めて帰った。

その後も、火災通報の電話が数時間後に入ってきた。
これは、自分たちには手が負えない。
正月中でどうなることかと思ったが、業者と連絡が取れ明日修理に来てくれる事になった。
これで、安心して正月休みを過ごすことができる。
助かった。