fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事および画像の無断転用はお断りいたします

Information

『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

十日の菊(とおかのきく)

2015年09月10日 | 日記
 昨日ついでのように、「重陽の節句」だと書きましたが9月9日は、一年に5つある節句のしめくくりでした。菊の節句ともいい、菊を愛で、菊を食べ、菊酒にしたりと菊を楽しみます。3月3日は桃の節句、5月5日は菖蒲の節句。

 十日は小重陽ともいうようです。

 金龍のゆつたり舞うて小重陽   小林タロー(『いちばんわかりやすい俳句歳時記』)

 でも、ことわざとして、その翌日になって出しても間に合わないもの、手遅れということとして、

 六日の菖蒲(あやめ)十日の菊

 という言い方をします。こんなことも、俳句をやって初めて知ったことでした。十日菊も季語。この季語をつかった句でいいのがあったのだけど、見つけられずにいます。

  無花果