小樽にある絵本児童文学研究センター主宰の児童文学ファンタジー大賞の今年の
結果 が発表されました。奨励賞の方、おめでとうございました。
残念ながら、今年も大賞はなしでした。
第1回大賞が梨木香歩さんの『裏庭』(理論社)、第3回大賞が伊藤遊さんの『鬼の橋』(福音館書店)。その後今年の21回にいたるまで大賞が出ていません。厳しいです。この2作のレベルのものがこない限り、大賞は出さないのでしょう。
なので、第15回において、佳作をいただけたことは、改めて光栄だと思います。
受賞後、(出版しましょう)とも言っていただき今に至ってしまいましたが、ようやく形になりそうです。今年の授賞式のあたりかな。
こちらで、これまでのこの賞の受賞作などを見るできます。http://www.ehon-ej.com/info/?c=7 (ずーっと下の方へスクロールして)各回の詳細もドーンを開くと読むことができます。選考委員の先生たちのコメントは、そのまま第一級のファンタジー論として読むことができるほどのもの。前半では亡き河合隼雄さんのコメントがあります。
それにしても、そろそろ「大賞が出た!」というニュースが聞きたいものです。というより、大賞となった作品を読みたい!
ほうき草
ただ、ファンタジーを楽しめる世の中というのは、平和であってこそ。今、どうなのでしょうか。(このことについて、宮崎駿さんが述べていたことがあったのだけど、はっきりと言葉を思い出せません。見つけたらそのときに、また)