梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

プレバト俳句~時計

2022-05-14 14:05:46 | プレバト俳句


題:時計
1位  YOU
   蝉時雨時もかき消すアスファルト
添削 蝉時雨時をかき消すアスファルト
2位  ZAZY
   蝦蛄の山拓きし祖母の指の反り
添削 蝦蛄の山剥く祖母の指反り歪(ゆが)む
3位  郷ひろみ
   初夏や白球と母の握り飯
添削 初夏の白球母の握り飯
4位  貴島明日香
   夏の灯に子を眺めいる時計台
添削 夏の灯や子ら帰りゆく時計台
~~~
1ランク降格  ◆犬山紙子
   午後も片乳出したまま窓は初夏
添削 窓は初夏寝ぬ子と授乳の片乳と

現状維持  ◆北山宏光(Kis-My-Ft2)
   夏蒲団軸足のミサンガの跡
添削 夕涼や軸足のミサンガの跡

永世名人掲載ボツ  ◆梅沢富美男
   公園の夕焼煮詰まれば帰る
添削 夕焼が煮詰まるまではまだ遊ぶ


本日の句の中で衝撃を受けた一句、今日はこの句について書いて見よう
   午後も片乳出したまま窓は初夏  ◆犬山紙子
時間の経過を片乳を出したままと言っているのだ
赤子はお腹がいっぱいになると眠る、だから眠らせようと授乳するのだが、
なかなか寝ないので、乳を出したままになってしまう…という句だ
よく分かる…だが、句を見た限りそうは理解できない
ということで、厳しい評価が下り降格となった

犬山紙子は小説家である。今回もあっと驚くような発想の句が出てきた
まだ直接的な表現で、ど素人のド直球のような句だが、意欲作で好感が持てる
又、澱んだ池に一石を投じたという感じだ
umeさんは、注目度№1である

こんな有名な句がある
 短夜や乳ぜり泣く子を須可捨焉乎
(みじかよや/ちぜりなくこを/すてちまおか) 竹下しづの女
竹下しづの女(俳誌「ホトトギス」を代表する女流俳人の一人。)

夏の短い夜、あやしても泣きわめく子どもを抱きながら、
自分も泣きたくなってしまう母親。
乳を欲しがって泣くこの子を、捨ててしまおうか」という衝撃的な句。
赤ちゃんを育てた経験がある人はこのような思いを一度は感じたことがあるだろう

犬山に期待したい!!


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