題:無人駅
永世名人掲載ボツ ◆村上健志(フルーツポンチ)
青き踏む影の少なき無人駅
添削 青き踏む影のみ増ゆる無人駅
永世名人お見事! ◆梅沢富美男
まくなぎのただ中にあり無人駅
蠛蠓(まくなぎ)
夏、人の顔などにまつわりつく小さな羽虫。
風のない日の夕暮れどきに野道や河原、林などに出てくる。
人の目の中へも入り込むので「めまとい」ともいわれる。
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無人駅は俳句にとっては格好の題材で、類想類句がたくさんある
umeさん句会では、無人駅の句をよく作る人がいて、
名乗りを上げる前に、大体誰が作ったか分かるくらいだ。
例え良い句であっても、個性が無くて普通以上にはならない
今回、永世名人の二人は、類想をさけている
二人の句を並べてみるとよく分かるが、
梅沢名人の句は、まくなぎを持ってきたことで、無人駅が生きている
これも、経験したことが無いと思いつかない良い句だ
村上の句は、ちょっと分かりづらいかナ
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次回のプレバト俳句は5/月11日、3時間スペシャル。
俳句コーナーはタイトル戦「浜田杯」となり、兼題は「浜田雅功」
故人の俳句は忌日俳句と言ってよくつくられるが、
浜田さんが兼題とは前代未聞だ、どんな句が出てくるか楽しみである