富弘美術館はとても自然豊かな所にある。
そして、とても遠い。
バスでくねくねと曲がりくねった山間の道を延々と走る。
しかし、その道と並行してトロッコ列車が走っている。
umeさんが乗ったのは、わたらせ渓谷鉄道の「やませみ号」。
両側の窓が開け放たれて、大パノラマだ。
初夏には緑のシャワーを浴び、秋には紅葉を楽しむ事が出来る。
時には葉っぱなどが舞い込んでくるだろう。それくらい、自然すれすれに走る。
ここで、トロッコと弁当など食べて楽しんでいるともうそこは、美術館のあるエリア。
みどり湖畔沿いに美術館は静かに佇んでいる。
自然と調和し、自分を主張しない富弘さんらしい居住まいだ。
ここには富弘さんがいる。そしてここの自然を相手に、草花を描いている。
ここでしか味わえない富弘ワールドが広がっている。