密やかに鉛筆登るてんと虫 千原ジュニア
題:文房具
才能アリ1位71点 山本里菜
迎え梅雨紙端に滲む友の文字
添削 迎え梅雨借りたノートに滲む文字
才能アリ2位70点 内藤剛志
虹の下クレヨンの箱踊り出す
凡人3位55点 雲丹うに(Mirror,Mirror)
天王山黒ずむ袖に薄暑光
添削 鉛筆に黒ずむ袖や夏休み
凡人4位50点 河野純喜(JO1)
薫風や隣の君と教科書を
添削 教科書を忘れた君と風薫る
才能ナシ5位5点 ゆりやんレトリィバァ
消しゴムが白き水面にボウフラを
添削 消しかすはボウフラみたい子どもの日
永世名人掲載決定 ◆千原ジュニア
密やかに鉛筆登るてんと虫
特別永世名人ガッカリ… ◆梅沢富美男
初夏の光のインク硝子ペン
添削 初夏のひかりのインク硝子ペン
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プレバト俳句を見ていて一番勉強になるのが、夏井先生の添削だ
初心者は、俳句らしくしようとして、かえって分りづらい句となってしまう
今回の添削前と添削後の句を比べてみると、一目瞭然だ
だが、夏井先生の添削後のような俳句は実は簡単な様でなかなか作れない
17音で自分の言いたいことを誰でもわかるように作るのには、
いっぱい作り、いっぱい捨てることが必要なのだ
又、良い俳句とは、個性や発見が必要だ
千原ジュニアの句は発見がある
常に周りを見る観察力、例え小さなことでも感動する感性
これが発見であり、その人の個性である
それにしても千原ジュニアにはいつも感心させられる
恐るべしだ