梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

”山梨県のダンスの歴史”

2014-05-12 18:10:48 | 梅本ダンスチーム

2014_kdc_r週末に開催されたこのダンスパーティーの主催者は、山梨県の最高齢者でありアマチュアダンス界の第一人者です。
そして、そのパートナーを務めたのがアプリコットの会員で、祖父と孫という年齢差ですが、さすが素晴らしい踊りでした。
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5/7に、大正のダンスについて書きましたが、
社交ダンスが一般に広く踊られるようになったのは、昭和に入ってからです。1929年ごろにダンス大ブームが訪れますが、第二次世界大戦により禁止。
そして、戦後1947年頃に「職場ダンス」が流行し、農村や漁村にもダンスが入ってきます。
学生によるダンス競技会(学連)が始まったのもこの頃からです。

現在アマチュア界のトップにいるこの方は、その頃からダンスを始めていて、山梨県のダンスを牽引してきました。昔、地域地域ごとに青年団というものがあり、若い男女はみんなそれに入り、ダンスも青年団から広がっていったというような話を聞きます。それが1947年頃というわけですね。
そこらへんのことは、来年JDSF山梨の30周年記念事業として、編集委員に携わることになっていますので、今しばらくお待ちください。


”今の心で片歌問答~今野寿美”

2014-05-11 01:58:19 | 俳句&短歌

Photo_3 近道を知っているからこそ走り出す

もうおそいいやおそくない八十三歳

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連歌とは、問いの片歌五七七に対し、同じく五七七で答えの片歌をつくるという”歌あそび”です。この連歌の発祥の地が、甲府市酒折であることから、山学大が16年前より創設したのが「酒折連歌賞」。
すでに今年で16回を数えます。

この賞の選者である今野寿美さんの講演会に行ってきました。今野さんは日本を代表する歌人で、山梨県立文学館の館長である三枝昻之氏の奥さんです。

umeさんはこの連歌賞には応募をしたことはありませんが、今野寿美さんの解説でようやく連歌というものが分かったきがします。
先に書いた、”もうおそいいやおそくない八十三歳” は、過去15回の中から、今野寿美さんが選んできた、一番心に残った作品だそうで、実際に八十三歳の方が作ったものです。本当にこの歌には感動します。八十三歳の人がこう言っているのですから、なんだか可能性が広がっていくようで励まされます。こんな歌が作れた最高ですね。


”考える脳”

2014-05-09 16:30:46 | 本と雑誌

東日本大震災で圧倒的な存在感を放った コミュニケーションツールの 1 つであるTwitter。以前このブログでも書きましたが、詩人の和合亮一さんが、あの大震災の最中に、現場の生々しい状況を必死に140文字に込めて送り続けたのは有名な話です。

ツイッターは、こういった緊急性のあるときに威力を発揮するということを知らしめた出来事でした。
その後、大勢の人があちこちから面白おかしく話題を垂れ流し、有名、無名に関わらず個人のプライバシーを脅かす事態も起きています。
しかし、使い方を間違わなければこれほど、迅速に人々にアピールできるものはありません。

umeさんもTwitterをやっています。自身の管理するHPやブログの情報、イベントの告知、報告等に使っていますが、リツートしてくれる人がいれば結構情報は広がります。
政治家や芸能人等、日々動向が注目される人には欠かせないコミュニケーションツールです。

Photo umeさんは、以前より脳科学者の茂木健一郎さんのフォロワーですが、茂木さんのツイートは凄いですよ。今現在ツイート数57500回。考えておいてそれを書くのでなく、その場で頭に浮かぶことを次から次へツイートするのですから、新鮮です。

そのツイートから「座右の銘」というのを拾ってみました。(2010/10/24)

他人を笑うな。
泥の中から星を見上げろ。
他者を鏡として自分を磨け。
自分のため、と思うと一人分の力しか出ない。他人のためと思えば無限の力が出る。他人は無尽蔵。
自分の最大の欠点のすぐ近くに最大の長所がある。だからこそ欠点をみつめよ。
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"大正時代のダンス”

2014-05-07 18:17:24 | 梅本ダンスチーム

ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいましたね。フルーツ王国山梨はいよいよ繁忙期となります。
さて、今日はダンスの話題ですが、世の中のこういった動きに関係なく日本全国で一年中競技会は開催されます。そしてダンスパーティーも開かれます。仕事は仕事、趣味は趣味として皆さんストレス解消や息抜きにダンスを楽しんでいるんですね。今週末のパーティーには梅本ダンスチームの一員もフォーメーションに参加することになっているのでumeさんも行ってきます。

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_1 左の写真は、大正時代のダンスの風景です。先日タイムスクープハンターという番組を見ていたら大正時代の社交ダンスブームを追っていました。

この衣装なんだか変ですね。
日本で最初にダンスが踊られたのは鹿鳴館だと言われています。その時の衣装は、西洋から入って来た裾の膨らんだきらびやかなドレスです。(下の写真)

その後、明治後期から大正時代にかけて庶民の間にダンスブームが起きますが、その当時のダンス風景がこれです。阿波踊りを踊るような格好で、履物は草履です。踊りも今のものとは違いフォークダンスのようなものでした。これをどう見たらいいのか?空想の世界なのか…

Rokumeikan 社交ダンスは男女が組んで踊るということで、その当時はダンスを毛嫌いする人も多く、その流れで風営法という規制で縛られていました。
しかし、どの時代にあっても、今の若者がEXILEの踊りに夢中になるように、西洋から入ってきたこのダンスに夢中になったのです。
そして事件は起きるのです。大正天皇崩御の号外がでた日、大阪の舞踏場はクリスマスパーティの真っ最中。混雑していたためこれに気づかずに踊ったため、一斉禁止となり、大阪では第二次大戦終結までそれが続いたのです。
ダンスが今のように子供から高齢者まで広がり、スポーツとして踊れるようになるまでにはこの後、紆余曲折あるのですが、以前のブログが消えてしまいましたので又、おいおいと書いていくことにしましょう。


”赤毛のアンに学ぶ~茂木健一郎”

2014-05-06 19:39:48 | 花子とアン

村岡恵理さんに続く、~赤毛のアン~関連講演会、第二弾に行ってきました。
今日の講師はあの脳科学者「茂木健一郎」さんです。
何故、茂木さんなのか…ちょっと不思議ですよね。
実は茂木さんと「赤毛のアン」は、深い因縁と長~い長~い付き合いがあったのです。一年間で200冊読むほどの本好きだった茂木さんが小学5年生の時「赤毛のアン」に出会います。それは、図書館のたくさんあるの蔵書の中でその背表紙だけが光っていたというのですね。導かれるままに手にして読みだしたら、夢中になり次から次にシリーズを読破していきます。 

Photo  _2

皆さんもご存知のように、どう見てもアンは真っ先に少女が夢中になるような本です。だから、茂木さんは恥ずかしいのでそのことはずっと隠していました。
小学生から高校、そして大学の時は、懸賞文に応募してカナダまで行ってしまうくらいアン好きの茂木さんですが、しばらくアンから離れます。そして6年前に再びアンと関わりをもつことになったのが「赤毛のアンに学ぶ幸福になる方法」という本の出版です。

 まぁ、エンジン01の時も茂木さんの教室は大盛況でしたが、茂木さんの話は本当に楽しいです。身振り手振りを入れて、90分間休むことなく舞台の上を端から端まで行ったり来たり…
さて、今日の主題であるアンに学ぶ幸福のキーワードとは「行動」「気づき」「受容」です。このキーワードが何処に隠されているのかもう一度開いてみることとしましょう。


”ワイン祭り”

2014-05-04 22:09:26 | 山梨の食べ歩き

_2この時期、毎年行われるワイン祭りに行って来ました。

この写真は、地下のワイン蔵です。今日は、テントの下でないととても暑くてワインなど優雅に飲んでいられませんでしたが、この地下はひんやりとして一定の温度が保たれています。ここでワインセミナーが開かれます。又、この先には、にごりワインの試飲ができるコーナーがあります。にごりワインは、まだ熟成前の赤ちゃんワインで、ここでしか飲めません。とても美味しいですよ。ワイン愛好家には物足りないかもしれませんが…

ここは、サントリーや宝酒造と同じくらい有名な蔵元で、今日は県外からも大勢来ていましたね。
朝ドラ「花子とアン」では、花子が飲みすぎて騒動を起こしていましたが、山梨には欠かせないアイテムです。


"俳句を査定"

2014-05-01 23:49:04 | プレバト俳句

Photo_2今日、とても 面白いテレビ番組を発見しました。
芸能人が俳句を作って、それをプロの俳人が査定するというものです。
出演者は、俳句のど素人ですから、およそ俳句らしかぬ作品のオンパレード。それを天才だ~とか凡人だ~とか査定するのです。感心するのは、散々こきおろした後の添削です。作者の意図するところを読み取り、ちゃんとした俳句に甦らせるんですね。俳句をなめているとかぼろくそに言われてもこれにはみんなが納得。最後には先生に脱帽です。

夏井いつき先生は、俳句界ではとても有名で、俳句集団「いつき組」を組織し、「組長」として、全国の小中学高校生を対象とした俳句教室をおこなってます。
この番組では、俳句の素人を相手にそこまでやるかと思うのですが、どんな大物でも容赦なく一刀両断、ばっさばっさ切っていきます。それがまた小気味いい…
多少俳句をやったものでも勉強になるから、真剣に見入ってしまいます。

写真上の句は、「新緑の大蛇現れ逃げ惑う」とおよそ俳句らしからぬ句ですが、元の句を生かしながら「新緑は大蛇のごとく荒々し」と添削しましたね。新緑は清々しいというイメージですが、大蛇という発想の面白さを生かして作っているのです。
説明が分かりやすく、とても勉強になります。こんな先生に教わったらさぞやうまくなるでしょう。