たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

鍋割山はもう初秋の趣き

2011年08月19日 | 登山
もう何度、鍋割に登っただろうか。
ウォーミングアップには丁度よい山、と言うより稜線の解放感に加え四季折々の表情が多彩でなんど足を運んでも楽しい山である。
今日は一度も利用していない荒山への稜線上に有る見晴の丘経由(幾つかのアップダウンと急登有り)で登ってみた。
下界の今日の暑さとは比較できない程の温度差だが、それでも道半ばで体中から汗がふき出た。
時々吹く風は冷気を運んでくれるが歩けばまた汗をかく。

見晴らし台と言っても名ばかりの小広場から荒山高原へ下る途中、キンモンガミスジチョウを見つけた。

 



                                         
                   足元にはクワガタの仲間だろうか1センチに満たない薄紫の花とたった一輪ヤマジのホトトギスが咲いていた。

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荒山高原にて(クリックして頂けば画像が大きくなります)

                                                 
                                                   (シラヤマギク・ノギラン・アザミ・ギボウシ) 

土止めの丸太を黙々とノコギリで切っていた男性にご苦労様ですと声をかけ、いよいよ稜線に登ると元々有った山名なのか鍋割山にちなんで命名されたのか定かでは無いが昨年は無かった火起山と竃山の真新しい標識が設置されていた。
この辺りツツジの咲く頃には燃える様な赤に包まれる一体である。
今は秋を感じさせるハギが風に揺れていた。

                                                 



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稜線で見かけた花

                  
                                                (ソバナ・?・キオン・ホタルブクロ・シモツケ・?

  


                  
                                                      (ワレモコウ・?・ススキ

広い山頂に何時もの賑わいはない。
一組の登山者と青年の家の登山口から登って来た単独の男性だけだ。
そして、その人達も下山するといよいよ山頂は静けさに包まれた。
日差しは強いが木陰の気持ち良さは時の経つのを忘れさせる。
シートの上に寝転び空を見上げていると宙をクマタカが舞い直ぐ上の枝にトンボが羽を休めにやってきた。
蝶もこの広い空間を我がもの顔に乱舞している。
残念だったのは青緑の羽を持つカラスアゲハ。
動きが激しく終にカメラに収める事が出来なかった事かな

                                                  


                                                         クマタカ

                                                 


                                    ウ~・この塩ウンメェとキマダラヒョウモンそしてウラギンヒョウモン




                                               キアゲハとクロヒカゲ





                  荒山風穴を見ればこの山歩きも終わり9月の北アルプス焼岳登山のウォーミングアップの第一段階は先ず先ず。


                           花の名前や蝶の名前に自信が有りません。間違いが有りましたら教えて下さい