たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

五郎山(2131,7m)スリルと苦痛と達成感の山

2011年11月10日 | 登山

五郎山は体力が勝負の山でした

9時40分入山、先ず登山口の標識を見落とし(わかりずらい)慌てて沢から尾根に軌道修正

ここで体力の4分の1を消耗し

1時間半に及ぶ半端でない急登に11時20分、東肩に着いた時には大半のエネルギーを使い果たしてしまいました

これからイヨイヨ核心部に迫ろうとする段階で残り僅かな体力は心元ないが・・・



先ずは小さな流れを渡渉



この標識がクセモノ、ちょっと奥まった所に有るので見落とす人が多い様です

この写真は下山した時に見つけたもの



と、いう事でこんな事に



何とか本来の登山道に登り上げると待ち構えていたのは何処までも続く急登



でも周囲はカラマツの黄が取り囲む世界です



忍の一字で頑張るしかないこの急登、一体何処まで続くのよ





此処まで1時間40分、ようやく東の肩に到着

甲斐駒の眺めが荒い息を沈めてくれます







久し振りに岩の感触、自然にテンションが上がります

先ず第一の難関をクリアして登りあげた峰がまきよせの頭

石積みの小ケルンは確認するに留めここは通過


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行く手に厳つい岩峰が・・・私に登れるのかなァ

しかし案ずる事は有りませんでした。左の巻き道から岩の上部に



ワオーP2の岩峰の奥に五郎山が



この辺りサルオガセがイッパイです



P2の腹部を巻き一端大きく下ると目の前に



いよいよ五郎山が全容を現しました

基部からどのくらい有るのでしょう

堂々と立ち上がる姿はここもまた岩の殿堂と呼ぶにふさわしい山容でした



下に目を向けるとカラマツの海

思わずダイブしたくなる様なオレンジ色が広がっています



12時10分、困難を乗り切って終に山頂到着


  


ウ~ン、なかなかの絶景です

過去に登った山々(総て)を眺め思い出に浸る至福の一時

でも・・秋の日はつるべ落とし余りユックリしていられないのが残念至極

45分の滞頂で後ろ髪引かれながら山頂を辞しました



五郎山の下りから見たP2の雄姿です



下りは登りよりも慎重に、直ぐ左は切れ落ちた断崖絶壁です



でも対象的に・・・目の下の美しさは何に例えたら良いのでしょう



両神山、この山も長く厳しい山でした



未だ緊張は続きますが それを解きほぐしてくれるのがこんな時。

真っ赤なナナカマドの実が宝石の様に輝いていました



岩が終わり長い長い急斜面の下り道、西日に照らされたカラマツが黄金の世界を繰り広げます





3時25分、下山

登山口から5分ほど入った幻の滝は目視で落差50mを勢いよく流れ落ちておりました



帰り立ち寄った滝見の湯(350円)

露天風呂からその名の通り犬ころの滝が眺められる癒しの温泉でした



テープが頼りの五郎山山中で道迷いは致命的です

確認を怠らず慎重に






















コメント (8)
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