たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

九鬼山(山梨県)

2011年11月22日 | 登山

当初、予定していた浅松山は昨夜、雪が降った為スタットレスタイヤに履き替えていない車では心もとなく

それではと我がスクラップブックの中から幾つかピックアップし山梨の九鬼山を選びました

未だ日の出前の関越道から中央自動車道をひた走り甲府へと向かう途中

目の前に秀麗な富士が、そして相模湖辺りでは陽が登り水温が上がったのか大量の霧が発生し

一服の日本画を見て居る様な光景に出くわしました






登山口周辺に駐車場は有りません

近くの工場に人影が見えたので尋ねると「R139工事で廃道になった所が有るのでそこへ置けば良いでしょう」と

わざわざ案内して下さいました



信玄の時代から山梨は用水路に掛ける精神が息づいているのでしょうか

灌漑事業はお手のもののようで

100年以上も経つと言うのに如何なる水害をも物ともしない強固さが感じられました




レンガ造りの落合橋を潜り8時40分イヨイヨ登山開始です

970mという低山なので紅葉は中腹辺りまで目を楽しませてくれましたが

一服の場所も無いダラダラ登りはけっこう足にきました







ん?山中に柿が・・・



リニア展望台で九鬼の里を俯瞰し



カラマツの尾根道を辿ると



ようやく出ました、見晴らし台です



山頂は見晴らし台から5分ほど先

今一物足りなさを感じるのはそこに富士山が見えないからなのでしょう

ここは記念の写真だけに留め先ほどの見晴らし台でお弁当にすることにしました





秀麗富嶽十三景の十番、掛かる雲はご愛嬌、堂々としたものです


やはり富士の見えない山頂より見晴らし台へと登山者は集まります

みな単独の男性ばかりでしたが一人は物静かに話をされる50代

2000山くらい登ったと自慢する60代

盛んに独り言をいう40代

人それぞれでしたが思いは一つ「あの雲・・・」

しかし一時間以上、粘りましたが とうとう雲は・・・



帰りは愛宕神社を経由するルートを取ると登ってきた時よりも遥かに急な下り道

再び富士が顔を出す分岐点まで下り取り敢えず休憩を。周囲は黄葉の只中でした



これより急坂、要注意という看板が

こちらを登りに取らなくて良かった・・・










体まで黄色く染まってしまう様な黄葉が終わり杉林へと変わって一下り

愛宕神社で幕は閉じました



「無事下山、ありがとうございました」





再びレンガの橋を潜りその先に見えた九鬼山にも

「十分楽しめました、本当にありがとう」と





そして駐車出来る場所を案内して下さった奥さんに挨拶をし帰る道すがら

車窓には以前登った岩殿山がお見送りです
コメント (6)
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