今日も強い寒気が上空に居座っています
こんな日はどんなにか山が美しい事でしょう

東には裾野は富士山に次ぐ長さを誇る赤城山
赤城と言えば先ず国定忠治を思い浮かべますが
その人物像は弱い者の味方、渡世人・・
しかし何故かロマンを感じさせる人物が想像できませんか?
そして日本人として初めて大回転で銀メダルを獲得した猪谷千春
(その時の金メダリストはトニーザイラー)
忘れてならないのが志賀直哉、氏はここで「たき火」を執筆しました


北には、まるで我家の屏風の様に連なる榛名山
子供の頃から慣れ親しんできたこの山は上毛三山の中でも
何故か心の安らぎを覚える山です
もちろん、この稜線は総て歩きました
絵は竹久夢二が榛名に滞在していた頃の物で背景に榛名富士が描かれています

そして上毛三山の、もう一つの山 妙義山
思い出すのは母が話してくれた、あの言葉
「嵐の海に一隻の船(左の荒船山)が漂っている様でしょう」
私は子供達に言いました
「あの山にはムーミン谷という谷が有って
其処にはムーミンやスナフキン達が住んでいるの」と

W・ウエストンはこの地で生まれた根本清蔵の案内で峨々とした山稜に足を踏み入れました


武尊山や谷川岳の雄姿は何時みても貫録十分です
しかし夏はハイキング気分で登れるこれらの山はこの時期、人を寄せ付けません


西に目を向けると八ヶ岳や浅間山も今日は殊の外、美しく輝いています
シャッターを押す手は言う事を利かなくなりつつも
山に囲まれて生活できる幸せを噛みしめる一日でした